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365個の物語  作者: ひなた
卯月 進級、一月、ぼっちです。
113/365

卯月二十三日

  グループに 取り残されてる 今気付く


 わたくし、気が付いてしまったわけであります。

 どうやら取り残されてしまっていたらしいという、恐ろしい事実に。

 新しいクラスになりまして、新しいグループ、というものも派生致しましょう。

 一年きりの友だちなのかと、薄情な奴らだとは思うけれども、クラスというものが学校での全てにも近いもの。学生なんて所詮は、隣にいた人と、なんとなくじゃれ合って友だちだと笑うだけ。

 一生友だちなんて言っておくところが、お前らの一生は一年で終わるのかと、本当に笑わせる。

 ええ、ええ、わかっておりますよ。

 こんなことを言ったところで、単なる負け惜しみにしかならないことくらい、よくわかっておりますよ。

 でもだからといって、言わずにはいられないではありませんか。

 そうでもしないかぎり、寂しさに押し潰されて、これからの一年を耐え抜けるような気がしないのだから。

 一年。そう、そうだよ。それは、学生にとって、一生ともいえるような時間なんだ。

 所詮はわたくしも奴らと同じ学生でありますから、学校に通っておりますかぎり、一年というのはとても長い時間に感ぜられるのです。

 来年にはまた、新しくグループ編成がなされるのだから、チャンスはいくらだってある。

 特定の人物としか群れない、そんなパターンよりも、使い捨てなそのパターンは入り込みやすいじゃないか。

 そう自分を励ましはしたものの、やはりうまくは行きません。

 わーってる、わーってるんだよ!

 どうせ私なんて、何をどういったって、いくら強がったからといって、可哀想な万年ボッチでしかないんだよ。わかってるんだよ…………!

 恋人がいないからリア充じゃないだ?

 ああ、そうかよ、私にとっちゃ、友だちがいるだけでも羨ましいや。

 リアルの中で、話せる人物がいるということが、羨ましいし充実していると思う。

 このリア充目と惚気馬鹿を楽しげに睨む、糞みたいなリア充が、そうだよ私は羨ましくて堪らないんだよ。

 もう嫌だ。

 今年も失敗して、見事に取り残されてしまった……。

 どうしたら、友だちって出来るのかな?

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