魔導師は旅に出る。
きっと、おもしろくかけていると思いますのでお楽しみください。
「アーサー起きなさい!!」
母親の声で目を覚ましたのはアーサー・オールディスト、今日は15歳の誕生日を迎える日だ。
オールディスト家は優秀な魔導師を生み出すことで有名な一族だ。しかしオールディスト家は代々、魔王軍の幹部を務めてるため、評判は良くない。そして、オールディスト家の者は15歳になると旅に出て新たな土地で暮らさねばならない。
「父さん、母さん、俺そろそろ行くから」
俺はもう何も言うことはないので黒いローブを着て立ち上がった。
「待て!アーサー、お前に一つ渡したい物がある」
すると父は真っ黒な杖を持ってきた。その杖は黒山羊の頭をかたどったものだった。
「それは私が若い頃に魔王様に頂いた杖だ。お前が持って行くといい」
「い、いいのか?これ父さんの大切な杖だろ」
「いいんだ。」
「父さん・・・ありがとう」
そして俺は、「最初はどこに行けばいいのか?」と聞いてみると、二人揃って「魔王城」と答えられた。
もう聞くことはないので行くことにした。
「いってきます!!」
二人は笑顔で送り出してくれた。
面白かったですか?たのしんでいただけていたら幸いです。