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かってきままに  作者: 友枝 哲
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第62回 ”インテル、かなりキテる”について、本当にやばそうなのでちょっと書いてみた。(3)

今回が3回中の3回目です。

お楽しみください。


 

●’25/11/16(日)3回目

[インテル、どうすべきなのよ、とインテル潰れたらどうなるのよ?の巻]


 前回インテルが先端ロジック半導体から撤退するかも、を書いた。


 ではインテルは潰れないために何を目指すべきか?である。


 それは次のパラダイムシフトを考える必要がある。


 はっきり言って、もうスマホの流れに食い込むのはかなり難しいように思う。


 例えば先端ロジックメーカーがTSMCだけだった場合、セカンドリソースの必要があり、もう1社求めるのがそれを製品に使う製品メーカーの性である。


 例えばApple。


 Appleは部品の調達を必ず2社以上から行おうとする。


 何か問題が起こった時の保険の意味合いが強い。


 だが、すでに2社がいる。


 この点は本気でラピダスも考えた方が良いと思う。


 では次に何が来るか?ここからは私の勝手な見解であるが、私は空間コンピューティング時代だと思っている。


 私の書いた小説”ガロワのソラの下で”にも出てくるが、目の前の空間に画面が表示されるデバイスである。


 私の小説では直接脳内の視覚神経に情報を投入して見せているが、近い将来で言うと、METAが作っているような現実拡張(AR)デバイス=スマートグラスだと思う。


 申し訳ないが、Appleのゴーグル型ではなく、バイザー型になるのではないかと考えている。


 これはたぶん2、3年後一気に流行ると思っている。


 きっかけはスマホと同じ。


 スマホは、地下鉄などで対面に座った人が何か画面を指でシュッシュとスライドさせているのを見て、人はこう思っただろう。


(なんかスタイリッシュだな。あれ、やってみたい!!)


 ではこれを想像してみてほしい。


 地下鉄に乗った時、前の人が前の空間を指でなぞっていたり、空間にない何かを摘まんだりしている様子を。


 同僚や友達が画面を共有してくれると見えなかった画面が空間に現れる様子を。


 明らかにスタイリッシュではないだろうか。


 これがもう数年後に来ると思う。


 だが、これには携帯のチップではない、もうちょっと高度な計算能力とGPUのような圧倒的な並列計算できる能力が両立したチップが必要となるのではないかと思う。


 現在のCPUとGPUはデータを渡す時に結構な時間がかかる。


 そのためのHBMハイバンドメモリであるが、それでも一体型とはほど遠い。


 この両方の特性を持つチップができないものかと思ったりする。


 そして、実はこの2つの技術を高いレベルで持っているのがインテルだ。


 インテルはここを目指すべきだと思う。


 では次に、もしインテルが潰れた場合、動くのはどこか。


 それは中国だろう。


 インテル自体の技術は、大口顧客が取れない取れないと言うほど、低くはない。


 先端ロジックを辞めるとなると、その技術者が放出される。


 中国は現在配線ルール6nmと言われており、2nmの技術が喉から手が出るほど欲しい。


 すごい勢いで技術者を買い漁ると思われる。


 それが実施されると数年の差が一気に縮まるだろう。


 私は覇権主義はヤバいと思う人なので、誰とは言わないが、反対意見を権力で潰す世界のリーダーたちを見るとちょっとなと思ってしまう。


 なので、はっきり言うと、中国には流れて欲しくないと考えている。


 半導体から一気に政治の話まで来てしまったが、それにしても、ARデバイスにしても、フィジカルAI(AI+ロボット)にしても、明らかに日本立ち後れてるなと感じる。


 政治家だけでなく、日本はリーダーたちが新しい絵を描けなくなっているように思う。


 高市総理も赤澤経産大臣ももうちょっと技術を作る、守るを考えて欲しいところである。


 まあ、海外に出ちゃった私の言うことではないのかもしれないが。。。(笑)


 早く脳神経の解明が進み、私の書いた小説のような世界が来て欲しいなと。


 最後は毎度のように自分の小説の広告で終わりたいと思う。(笑)


これでインテルの回は最後です。

読んでいただきありがとうございました。


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― 新着の感想 ―
 今回も興味深いエッセイありがとうございました。  業界人ではなく、仕事で半導体といえばどちらかと言うとルネサスとかSTが気になる方面ですが、パソコンも好きなので興味深く読めました。  CPUの高速…
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