第26回 フェイクニュースについて、今の想いを書いてみた。
まえがきは割愛させていただきます。
本編が短いので、本編のみでお楽しみください。
●'24/1/3(水)
2024年始まるやいなや、元日に石川県能登半島で震度7の地震が発生した。
家屋が火災に見舞われたり、津波によって家屋が倒壊したり、それによって人が亡くなられたりと痛ましいニュースが飛び交っている。
被害に遇われた方が一時でも早く元の生活を取り戻されることを祈っている。
そして、1月2日には羽田空港で海上保安庁の飛行機と旅客機が衝突し、旅客機の火災が発生した。旅客機側は全員避難できたとのことだが、海上保安庁の方々に死傷者が出たとのことだ。
この海上保安庁の飛行機は能登半島の地震に対する支援を行うための飛行機だったらしく、それを思うといたたまれない想いだ。
そんな折りにSNSでは、能登半島の地震について、”人工地震が原因だ!”とか、津波や救助要請のニセ情報を拡散する輩が出てきている。
去年は岸田総理やトランプ元大統領のフェイクニュースも出回った。
2024年は1月13日に台湾の総統選、3月のロシア大統領選、11月にはアメリカ大統領選が開かれる予定で、その他にも2月にインドネシアの大統領選、4月に韓国とインドで総選挙、6月にはメキシコで大統領選が予定されている。
AIの高性能化も相まって、間違いなくAIによるフェイクニュースがバンバン流れて、人がそれに翻弄される1年になるだろう、AIによる選挙の混乱が顕著になる1年になると思う。(今回はデータを都合良く見せて思考誘導する情報操作はフェイクと考えていません。これも厄介ですが、あれは一応リアルデータなので。)
今回の能登半島のフェイクニュースはAIを使ったものではないにしろ、広告収入欲しさ、アクセス数欲しさにこういう卑劣な行為をなぜ人は行ってしまうのだろうかと不思議でしかたがない。結局、金欲しさなのだろうけど。
選挙でのフェイクニュースも同じだろう。自分の都合が良い側が勝利すること=金が舞い込んでくる、ということなのだろう。
ただ、それによって助けられる命が助けられない場合が出てくる。
救助要請の場合、例えば自分が出血多量で死にかけている時に、タクシー代わりに救急車を呼ぶ輩のせいで、自分のところに救急車が来ない。そんなことが起こっても、その出血多量の人は”しかたないよね”と思えるだろうか。
選挙の場合、本当に必要なところに金を送れず、どこかの権益を守るために金が使われる。アメリカの銃規制などはまさにそんな気がする。
では、フェイクニュースにどうやって立ち向かうべきか?何を信じるべきか?ファクトチェックをどのように行うべきか?
これが大事になる1年とも言えると思う。
ニュースであれば、複数の信頼おけるメディアでのチェックで多数がそれを報じていれば、Trueと考えても良いが、救助要請となるとそうもいかない。要請する人はギリギリの状況で通報するので、ソースが1つであることが多いだろう。
もうされているのかもしれないが、通報時の呼吸や音声、周囲の音などからチェックするなどの技術が必要かもしれない。必要なら問いかけに対する通報者の心拍や発汗状況を取る仕組み、ハードも必要かもしれない。
簡単にシステムを騙せないようにハード回路での対応が必要だろう。
これを欺いた時の厳罰化は必須だと思う。
コンピュータウイルスの時もそうであったが、こういったことはイタチごっこなので、いち早くチェックする機能もAI化、深化を行うべきだろう。(これも、もうすでにやられているのはやられているが。)
結局、技術による悪事は技術で対抗するしかないのだと思う。
以前、なぜAIが人を滅ぼすのかを書いたが、今回のフェイクニュースを見ていて、”そういうとこやぞ”と言っているAIが目に浮かんだ。
もちろんそんなアホは一部であるというのは分かっている。
助けようと必死にボランティアをする方もいる。もう頭が下がる思いだ。AIにはそこにも見て欲しいが、結局フェイクを流布するアホがいるとNGと判断するかもしれないとも思う。
核爆弾のボタンはアホ大統領が一人いれば十分で、ポジティブ思考2割、ネガティブ思考2割、多数意見に流される6割を占める人類はその一人のアホ大統領を誕生させてしまう可能性を十分持っているからだ。
まあ、こんな風に騒ぐ私を見て、フェイクニュースを出すアホは喜んでいると思うので、騒がない方が良いのだろうけど。(これを読んでフェイクニュースにアクセスしないようにしてください。)
なんか正月早々、辛いコラムになってしまったが、まずは何とか早く被災者の方々が元の生活に戻れる日が来ることを祈っている。
もし読まれた方で、こういったフェイクニュースへの対抗法をご存じの方は教えてください。
(自分も含めて)皆さんが無事に楽しく1年過ごせますように。
あんまり実がない内容ですみません。思ったことを書くコラムゆえ、お許しください。(笑)
あとがきは割愛させていただきます。
本編が短いので、本編のみでお楽しみください。