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陰の魔王 陽の勇者  作者: 夢見 奏
第一章
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マイホーム

やってみるか


僕は魔力感知を使った。色を付けるイメージでやるといいらしい。とりあえず瘴気といえば白っぽい色をイメージしてみた。

「うわっ」

全身に纏っているようななんかそれっぽいチカラを感じた。見ると白色の魔力だ。範囲は今の所10メートル位。イメージした色になるので後で色々試そう。なんか発見もあるかもしれない。


次に制御だ。スキルが自動的にやってくれていた。スキルが無いと自分でしなくてはならないがこれは便利だ。


制御した魔力で魔法陣を作る。これも簡単にできた。

ヨグ=ソトースの補助で使いたい魔法をイメージすれば魔法陣が構築され発動する。魔法陣は属性の色で変わった。試した所 火は赤 水は青 風は緑 光は黄 闇は黒 と初歩の魔法で分かった。そして身体強化や無属性魔法は透明だとヨグが解析してくれた。


魔法は上手く使えるこれで家を建てよう。イメージとしてはログハウスを作れれば良いと思っている。

地球にいた時に色々と調べたことがあるのだ。

作り方は簡単!魔法があれば加工も楽そう!ということで風魔法で木を切る。

風の刃をイメージして木の根元に撃った。

魔法は根元にしっかり当たった。が木の皮まで切れて魔法の効果がきれた。

「あれ?威力が足りないのか」

ヨグ先生教えて!!!

解:風の魔法では威力不足です。水と風を組み合わせた魔法を推奨します。

組み合わせるか。やってみよう。

イメージとしては水の刃を風で回転させて切断する感じだ。チェンソーみたいだね。

僕はイメージして木に放った。


何ということでしょう!こっちにむかって木が倒れてくるではありませんか。

僕は右に飛び込んで回避した。

「危なかったー」

忘れていた。真っ直ぐ放つと手前に折れるこをね。

「とりあえず成功だ!」

木の直径は40センチくらい。このソフィアの体は140くらい。成長するか分かんないけど160くらいになると仮定して高さ2mくらいで建てるとすると.....

「家具とか合わせて50本、後49本ね」


魔法発動は苦じゃなかった。精度も良くなったし威力も上がった。切り倒すだけなので時間もかからなかったし!


次は加工だ。ログハウスは置く面を平にするのと両サイドを窪ませて木を組む。チェンソーだと時間かかるけど魔法ならバターのようにスパスパ切れる。

木目も関係なしだ。

「魔法ってズルいな」


床や屋根を作るための板の加工も終わった。

さてこの木をどう持ち上げよう?

身体強化で持ち上げるしかないが信じて良いのだろうか。最悪風魔法で持ち上げるしいっか。

身体強化を使ってみた。イメージとしては体内の魔力を操作するとのことだったが僕の体は全て掌握している。体内の魔力を漏らすことなく使用できた。


身体強化は凄っかった。はじめは力加減が分からず全力でやって吹っ飛ばしてしまった。3割くらいの強化で十分だと気づいてからは速く建てることができた。


そして日の沈む直前ログハウスと家具は完成した。

「夢のマイホーム完成!!!ここが第一拠点だ!」


夜が来る。この世界に来てはじめての夜だ。夜になる前に家ができたのは嬉しい。さてこれからの方針を考えようか。


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