選択1
「俺は人間に転生して勇者になるよ!みんなもついてきてくれ!」
「智喜についていくぜ!」
「そうだな!魔王なんて智喜が居れば簡単に倒せそうだしな」
イケメン3人が白の所 勇者として転生することにした。
「仕方ないですね。智喜がそっちに行くなら私も」
佐々木舞も勇者側に行った。
「智喜君が行くなら私も!!!」
「智喜がやるって言うならついていくぜ!」
智喜のカリスマに惹かれてクラスのみんな、いや佐藤優以外の者が人として転生する事を選んだ。
「あっ危ないですよ〜私もついていきますからね〜」
先生も人間に行った。
僕は考える。これはチャンスなんじゃないか?
あいつらを殺せるかもしれない。近くに行って殺そうかな?嫌だなそれだと。僕はあいつらと違う。正々堂々と殺すのもいいな。折角敵対できるチャンスだし魔王になって勇者を殺そうかな?
「優おまえもちろんこっちにくるよな?」
智喜がニヤニヤして言ってきた。
あいつ絶対僕をいじめるよな。
「行かない」
僕は小さな声で言い、黒の所へ歩いていった。
「は?おまえ調子乗ってる?俺に殺されたいのか?」
僕は無視する。今は言うべきではない。殺すと。
「ふふふ 人間と魔族の選択が終わったわね!じゃあスキル選択の時間よ!こっから会うことは地上でしかないからね!言いたいことあるなら今言っておきなよ!」
僕は無言だ。あいつらは何か言いたそうだが、みんなの前で言えないのだろうか。すごく睨んできた。
「なんで魔族なんですかー!人でいいじゃないですかー!今なら間に合うのですよー」
先生が言ってきた。
「僕の選択です」
先生は悲しい顔をして言う。
「....そうなのですか」
「別れの挨拶終わったわね!!じゃあスキル選択いってみよー!!転移!!」
セントさんの魔法?で僕は何もない空間へ飛ばされた。