表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔剣士ですけど賢者に間違われてます  作者: 瑞 雪平


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

956/997

950話 選択肢のある悩み


 昼過ぎになると、ブレンダとルルナは十分に満喫したのか。

 ケイトが稽古している近場で魔法の練習をする。


 教えているのは――。


「ルルナ、もうちょっと魔力を抑えられない……? また暴発するよ……」


「はい、先生!」


 もちろんマイヤである。

 ルルナは「アイスショック」を習得したいようだ。

 去年は「アイスアロー」習得に苦戦していたが、今は使えるようになった。

 だが、相変わらず魔力をコントロールが不安定で過剰に使ってしまうのが難ではある。


「本当に先生だったのか……」


 隣で見ていたヨシマツが驚いていた。

 どうやらマイヤが魔法の先生をしていたことに疑っていたようだ。


 見かけによらないとはこのことだ。


 そのマイヤは、ヨシマツに向けて誇らしげな顔をした。

 少し根に持っていたようだ。


「氷よ、衝撃を与えよ――アイスショック!」


 ブレンダは周辺にある大きな岩を凍らせた。

 マジかよ……。もう完璧に習得したのか……。


「すごいじゃないか、「アイスショック」さえ覚えれば、魔法学校の卒業試験は余裕だな」


「うん……」


 だが、ブレンダは良い顔をしなかった。

 どうした普通なら喜ぶところだが……。


「何か満足しないところでもあったのか?」


「そうじゃないよ……。ちょっと疲れちゃっただけ……」


 疲れているのは嘘だとわかった。なにか不安でもあるのか?


「ブレンダちゃん、レイさんに言ってみたら……?」


「でも……」


「俺に言いづらいことなのか?」


 ブレンダは無口になった。

 これはあまり追及できないな……。


「じゃあ、私が言ってもいい? このままだとブレンダちゃん、ずっと悩んじゃうよ……」


 親友のルルナが心配するほどはかなり悩んでいるようだ。

 だが、ルルナの言葉でゆっくり頷いた。


「実は――」


 ルルナの話によると、魔法が使える人が参加できる校外実習――騎士学校の生徒と王都の外で合同で行っていたときである。

 内容いうと――ゴブリンの下級の魔物を一緒に連携して討伐という実戦だった。


 ブレンダとルルナは参加条件を満たしていて参加して騎士学校の人とゴブリンを討伐していた。

 しかし、予想外のことが起きた――その中にコボルトやオーガ数体がいたことに、教師は生徒を避難させて戦っていたが、オーガは教師を無視をして生徒に襲いかかろうとしていた。


 ブレンダは怯えている生徒たちの前に出て、護身用のミスリルの短剣を出して、攻撃を避けながらオーガの身体を切り刻んで討伐した。

 それを見た騎士学校の教師は、ブレンダの騎士学校の転入を勧めるようだ。

 ローズさんに相談すると、自分の悔いのない道を進みなさいと言われて、余計に悩んでいる。


 これは悩むのも当然か。まさか予想外のときにブレンダの【剣術】を披露されるとは……。

 というかよく1人でオーガを討伐できたな……。

 騎士学校の教師も誘うのも無理もない。


「ブレンダはどうしたい? 本当の気持ちを教えてくれ」


「私は……お兄さんみたいに魔法が使いたい……。だけど……剣の道は諦めてはいない……けど……騎士学校に転入はしたくない……。今が楽しい……」


 ちょっと涙目で身体を震えさせて答える。

 なんだ、結論が出ているじゃないか。


 その全部を解決できることを俺が見せる――。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ