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311話 さらに最強に……


 確認したところ――ライカが人の姿になったことを疑問に思う人がいたが、アイシスとメアがごまかす。魔力で器を創ったと言ったらしく驚いていたとのことです。

 もうごまかせればなんでもいいです……。


 そういえばソウタを見かけていない。どこにいるかメアに聞いてみると。


「むっつりなお兄さんはトリニッチ(オネエさん)と熱い日々を送っていますわ……。気になるのでしたら一緒に見に行きます……?」


 シエルの件でお仕置きされていますね……。

 

「俺は遠慮するよ……」


「そうですか……。面白いのに残念です……ワタクシは見に行きますね……」


 そう言って不気味な笑みをして【隠密】を使い、ソウタの家に行った……。

 面白いのはメアだけですよ……。

 

 ほかに確認したら神獣の加護と大精霊の加護がみんなに付与されたことだ。

 残ってお手伝いをしているヤーワレさん、ミミルカさん、輩3人組(ジェリックたち)にもだ。

 リフィリアは魔力が増えて余裕で加護を与えられるほどになったしいです。

 ……さらに最強種族を最強(チート)にさせてくれますね……。

 もう怖いものなんてないです。


「天使の守り神から加護をもらえたなんて最高じゃないか……」


 ヤーワレさんはライカに認められたと思い、嬉し涙を流したことです。

 面倒みたお礼だと思うけどな……。

 

 その夜に宴が始まった。

 やたらと肉が多いなと思ったら、ここ最近ライカと小人が一緒に狩りを行っているらしい。

 ライカは嗅覚も優れていて、食べられる魔物をすぐに見つけてしまうとのこと。

 肉の在庫もギリギリだったから大助かりだ。


 それを使ってカーリーさんやウルマが調理し、ステーキ、シチューなどを作っていた。

 この2人が中心に料理しているのは珍しいなと思ったら、察しました……。


 ステーキにはニンニクをたっぷり入れたソースに、シチューの肉にはレバーとニラが入っていました……。


 できあがったタイミングでソウタが来たが…………干からびていますね……。

 トリニッチさんも一緒だが、艶肌がいいのは気のせいか……?

 あっ、イスに座ったが手が震えて、うまく口に運べませんね。


「あら~今夜も頑張ってもらわないと困るわ~」


 そう言ってトリニッチさんは無理やりソウタの口に入れました。


「私にはこれくらいしかできません。頑張ってください」

「まったくソウタめ……反省をしろ……」


 カーリーさんは拝み、ウルマは呆れていました。

 

 ソウタ、死ぬなよ……。

 まあ、加護を付与されたからそう簡単には死なないとは思うが。


「明日の献立はこれでお願いしますね……」


「わかりました」

「いつも助かる」


 メアは2人に紙に書いたレシピを渡す。

 そして――。


「オネエさん……ちょっとよろしいでしょうか……?」


「あら~メアちゃんどうしたのかしら~」


 トリニッチさんは席を外してメアの近寄り――。


「先ほど見ましたが、まだまだお兄さんには物足りないと思います……。もう少し刺激を与えてください……」


「あら~そうだったの~。今夜は刺激を強めにするわね~」


「頑張ってください……」


 …………すべてメアの手のうちにありました……。

 気のせいだろうか……メアの魔力が輝いている……。

 ほどほどにしろよ……本当に危なかったら止めるか……。


 食事をしてるところライカは――。


「これ、また口を汚して、ゆっくり食べないか。大人は酒を飲み過ぎるのではないぞ。明日も作業がある二日酔いになったら困る。本当に世話が焼ける子たちだ……」


 そう言いながら尻尾を振って喜んで世話をしている。

 まんざらでもない様子で……。意外に世話好きかもしれない。

 小人たちは前より甘えているような気がする。

 まあ、体調がよろしくなかった時は甘えられなかったし、その分甘えるか。

 

「守り神様だ~いすき~」


「ミツキ飲み過ぎだ。明日は商館に行くのだろう? もう飲むのはよせ」


 珍しくミツキさんが酔ってライカに思いっきり抱きついた。

 一番ミツキさんが我慢していたから抑えきれませんな。

 

『ライカが母性があったなんて意外だ……。これは目をつけなければ……』


 守り神で小人のお母さんみたいなもので母性があるだろう……。 

 いまさら何を言っている……。


 とにかく、みんな大喜びで安心した。

 この笑顔を守るように俺も頑張らないと。

次の更新は12日です。

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