番外編『シンデレラと○○』
コロッケ風味のホット……?が割とメイン
『シンデレラぁ~』
『なんですか?』
『コロッケ風味のホット欲しいですぅ』
『なんですかそれ? コロッケ風味のホット…そもそも何ですか?最後のホットって……』
『知らないんですか?シンデレラぁ~。コロッケ風味のホットぉとはぁそのままの意味ですぅ』
『えっとそんなジュースですかね……何処に売っているんですか?』
『セ○○イ○○ン』
『わかりましたよ……変装して買ってきますよ』
----三分後
『ありましたよ……』
『コロッケ風味のホットだぁ~ありがとうぅシンデレラぁ』
『見た事のないほど中身が不明な飲み物ですね 店員さんに聞いても〝何ですかそれ〟と言われましたし……』
『アレは、裏メニューぅなんですよぉ』
『その後 店長さんが出てきて こちらですよと言ってレジ前に来たら店長さんがコロッケを出して、なんか色々としてそのコロッケ風味のホットが出てきたんですよ』
『コレは、本当にぃ美味しぃんですよぉ』
『私には、分かりませんね』
シンデレラは、二色の瞳で○○○を見る。やはり、彼女はコロッケが好きなんだと分かる。毎朝、買っているだけあるなとシンデレラは思った。
『○○ちゃん……本当にぃありがとうぅ』
『いえいえ……』
時間は、六時四十八分を指していた。私が指定した時間まであと十分だった。二人で少し喋っていると……コンコンッとドアを叩く音が聞こえた。
『シンデレラ……入っていいかな?』
『どうぞ』
獣耳が上に向くように立って、シンデレラと同じ二色の瞳を持つ少女が入ってきた。
『定位置に入ればいいですね』
『そうですよ』
獣耳の少女がそれを言うとシンデレラは、窓側に少し走った。
『今宵は、新月ですね……』
『シンデレラぁ……新月は不気味な日ですねぇ』
『では、あの……』
『私の○○にそんな言いがかりは、許しません あの二人は、傷付けないように』
『はい』
『今宵 この新月の日に……パーティが開ける事が私にとって一番の幸福。』
『そうですねぇ』
『それでは、パーティを開始致しましょう』
シンデレラは、紛うことなき笑顔で笑った