第四章『夜の学園 前』
第二夜 夜の学園 スタートです。
はぁはぁ……足に力入らないから 上手く歩けない。ここは、東校舎三階。保健室が東校舎二階だから……あまり進んでいない。私は、本当にゆっくり階段を上がっていたのだか……何度も何度も頭ぶつけるわ……色々とやらかしてひざっこぞうから血が出るわ……頭から少量の流血するわで……散々な状態である。そ、そういえば…桜衣湫先生何処に行ったんだろ?いつもならずっといる桜衣湫先生が何故か保健室にいなかった。多分、急な用事でも出来て私を置いて帰ってしまったのかも……。
『あと、二時間だ……準備はいいな』
はぁはぁ……まっ、
『待ってください……』
私は、フラフラな身体に合わないような声で目の前の人物を止める。目の前の人物……それは、ケイだ。
『どうして、そんな身体できた ねむ君……君は、家にかえっ……』
『私も行きます……だから、お願いします』
『何故……?』
『私の制服の内ポケットに招待状が入っていたからです』
ケイは、頭で考え……一つの答にたどり着いた。
『私が運んだ際には、内ポケットの中に何も入っていなかった……だから、何者かが入れ込んだのか……』
そう言葉にして出したケイだが、それを聞いた私は猛烈に恥ずかしくなった……何故なら。
『ケイ先輩のセクハラ!』
みちるやケイの友達もまでもがあんぐりしていた。
『い、いや そんな意識があった訳じゃない……確認 そ、そう確認で·····』
『ケイ先輩……最低です』
-----
『あらあらぁ 言い争ってますよ……シンデレラぁ』
『本当ですね……ま、でも 所詮は○○ですし 大丈夫でしょう』
『ケイ先輩って·····あんな感じなんですかぁ?』
『狙っていたかいがあるくらいですね。えっとまぁいつもですねあはは』
『まだぁいいですかぁ~』
『まだですよ』
『何時からですかそもそもぉ……』
『今宵は、七時からですよ さぁ頭を使いに使って……悩み、迷って下さってケイ先輩』
約束の時間まで……残り一時間四十一分。
『だ、だから誤解だって。私は、そんな事をする先輩に見えるのか? ねむ君』
『しっかり見えますよ……』
『あ、ぁ……』
『お、おい ケイ。少しの間だけ……コンビニ行ってきていいか?』
『すぐ帰ってこいよ……』
『分かってる……』
---十分後
『はぁ……やっと見つけたよ ねむちゃんは、紅茶で みちるちゃんがコロッケ風味のホット ケイがタピオカな』
『佑真……遅いぞ』
『すまんすまん……タピオカが中々見つからなくてな 探していたらこんな時間に( ・∇・)』
『まぁ、タピオカがあったならそれでいいけど 佑真は、約束の時間 十分前には、指定した場所に行けよあと、みちる君も』
『はいぃ~』
---約束の時間まで残り時間 三十二分。
『シンデレラぁ~喉が乾きましたぁ』
『先程……買ってきたんですがコロッケ風味のホットで本当にいいんですか?』
『これがぁ一番なんですぅ』
『それならいいですけど……』
----約束の時間まで残り時間 九分。
『佑真……そろそろだ。みちる君も移動を始めてくれ』
『ケイ先輩……私は·····』
『君は、ここに居てくれ』
『あ……はい』
ーーーーーーーーーーーーーーーー 一分前
『今宵のパーティを始めましょうね ケイ先輩と私の○○』