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黒きシンデレラに誘われて  作者: 暁月 ねむ(≧ω≦)&穂志上 ケイ
第一夜 昼の学校
3/7

第二章『ケイ先輩とねむ』

『なんかぁおかしいぃねぇ ねむねむぅ』

みちるは、そう呟く。みちるは、いつもこんなテンションだったのか、記憶を失う前の私ってこのテンションについて行っていたの?私がそう考えていると完全に忘れ去られたケイが呟く。


『君 本当に頭脳明晰の暁月ねむなのか? それとも…』


『ケイ先輩ぃ お得意のぉ推理ですかぁ?』


『みちる君は、黙ってくれ どうなんだ……ねむ君』


ケイにまじまじと見られたのだが、やはり 〝私は、女などずっと見ていられない〟とか言って走っていった。私は、自身の腕に巻かれた時計に目をやる。現在の時刻は、“8:32”。みちるに恐る恐る聞く。


『みゃー何時から授業なの···』


みちるは、笑顔でこう答える。


『八時ぃ四十五分ですぅ』


・・・はっ ここから学園までそう遠くないはず。走れば・・・間に合う。そう思い私は、走り出す。みちるは、途中にあるコロッケ屋らしき所に止まってメンチカツや野菜コロッケなど頼んでいた。時間が無いのにのんびりしているなぁと私は、思った。みちるは、それを口に運び入れながら歩いている。・・・好きなのかな?。それは、いいとして 私は、走る。周りの生徒も時間に追われていると気づくとまるで、蜘蛛などの小さな生物が散らされるかのように走り出す。ここっていつもこんな感じなのだろうか·····。

ー御社学園ー


『暁月、彩城 遅刻だ。廊下で立ってなさい』


教室にいたのは、先生や生徒(当たり前だが)。みちる曰く教師の名前は、〝荒嵐こうらん 琉璃るり〟と言うらしい。見た目は、男性そのものだが女性らしさもあり結構人気との事。らしい。私は、呆気なく 廊下に立たされたがみちるはコロッケを食べれてご満腹のようだ。


『彩城・・・廊下に立ったからといってコロッケを食べていいとは言っていないぞ』


いつの間にか外の様子を見に来ていた琉璃先生がそこにいた。少し所じゃないほどとても怒った顔をしていた。私は、口笛を吹いて誤魔化して、みちるはコロッケを頬張った。そして、一時間目が終了した。その時には、私の足はとても痛かった。


『やぁ 君ら何をしているんだい?』


ちょうどよく来たのか?ケイがそこに立っていた。


『やぁ、君らに()()話があってな 来たんだよ』


『へぇー』


『へぇーじゃないよ 私は、君が昨日言ったから話に来たんじゃないか?』


『今じゃそんな事言いませんけど』


『まぁ……確かに・・・ってまたそのテンションに持っていかれそうになった。それでな·····』


()()()()……仕方ないので何をするか教えてください』


『良かろう』


---五分後


『って訳だ』


『そんな事していいんですかぁ?』


みちるが横に割って入る。だが、ケイは続ける。


『大丈夫じゃないさ……だから、みちる君の力も借りるよ』


『仕方ないですねぇ~ねむねむぅが()()なのでぇー頑張って手伝っちゃいますぅ』


ケイは、色々と出して校舎のそこら中に設置していく。二限目はもうとっくに始まっている。


『本当にそんなんで生き残れるの?』


『確証はない!』


·····私の頭の中でこんな言葉が流れた。〝黒きシンデレラは、人を殺さ…ク…ンす……ゾン……だ〟


『あいつは、そんな……あぁぁぁぁ頭が痛い な、何これ?』


ドサッ……私は、気を失った。


『きゃー暁月さんが倒れたわ……』


クラスの生徒が騒ぎ出した。何やら三人で行動していたらしい。それぞれ、探偵系の先輩 ケイ。頭脳明晰のねむ。コロッケなど食べるのが大好きなみちる。私は、どうだっていい。なんせ……


『先生 トイレに行っていいですか?』


『……宮代さんいいですよ』


私は、教室を抜け出すことに成功した。

最後の生徒の正体とは……次回へ続く。

どうもお久しぶりです。暁月 ねむ(≧ω≦)です。私自身が完全にお疲れモードに入っていてすっかり書き忘れていました。今回の見てくださったら嬉しいです。近いうちに三章出しますね!

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