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ドール

作者: まさーきー

「殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す」


ふぅ、一息ため息をついた


「いくぞ」


俺は、戦場へと駆けていった。


俺の名前は大島徹

そう、俺は人を殺すためにここにいる。俺らの間では、人種間の戦争が起きている。セリティア族と俺たちミレ二ー族3年ほど続いている。

何が戦争の引きがねになったのかわよくわからないが、気づいたときには、セリティア族は敵だと教えられ戦い続けている。

あいつらは、傲慢で自分たちの意見を力づくで通そうとしてくる。それに嫌気がさして戦争を始めたのだろうと俺は思っている。


俺たちの戦争では、特殊なルールがあった。それは、お互い顔を見せないで戦うというものだった。

そのため仮面をつけながら戦闘しているのである。

それは、倒した後も相手の顔を見てはいけない、見たものは殺されてしまうという謎のルールだった。

どうしてそうなったのか、わからないたぶん倫理上の物だと解釈している。


戦場では、1回につき数百の命が奪われている。仲間も何人もこの世を去った。

今では、チームを組んで4カ月最初にいた人数も29人から7人に減ってしまった。

リーダーの月島楓、女性だがすごく頭が切れる。みんなをうまくまとめ上げている。 切り込み隊長の北山亮太、チーム一の俊足で特攻を担当している。いつも、「俺が、一番先に死ぬかぁー」とぼやいているがなかなかそうはいかないみたいだ。武器、トラップ担当の三輪一志 宗次兄弟が担当している。歩く危険物×2という頼れるような近づきたくない存在である。情報処理担当の瀬名雪菜、彼女はずば抜けた体力と、情報収集能力がたけているが、声がすごく小さい。あと一人いるのだがそいつは後にしておこう。

そして、おれは一撃必中の先行支援と敵攻略を任されている。要はいっぱい敵を殺すことになっている。

おれは、いつものルーティーンを済ませ集中する。

北山が先行して、駆け巡る。その速さは風よりも早く、紙のようにしなやかに進んでいく。

俺は遅れないように、歩を進めていく目の前に広がる草原。ここザスティーア草原は木々が所々に生えており、相手も攻めにくい。そこで、北山が先行して進み 俺が支援をする。相手のほうに勢いがあれば下り、三輪兄弟のトラップや武器を使い応戦していくのがここでの鉄則だった。


「ふぅ」と息を吐きすべて集中する。前からすべての敵を一掃するイメージで攻撃を開始する。

立ち込める土煙、上がる悲鳴、この世の終わりを見ている。いや、人の終わりを見ているのだろう。

薄い青い色の空に吸い込まれていくように、魂が抜けていく。

あと、何人殺せばいいのだろうか? なぜこんなにも、奪わなければならないのだろうか・・・

戦闘が終わった、今回も無事だった。何せあいつがいるんだ。俺たち北西部斟酌部隊第11班殺戮王大和大輔。

俺らは別に何でもないが、ほかの班でこの前を聞くだけ震えが止まらい物が多々いるくらいだ。




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