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第5話 魔皇になるため

「あなたは、この事件を解決できるのですかね。」

「誰だ……って、君、目が見えないのか?」

「はい、けど今はそれ関係ないです。どうです?少しは手がかりを掴んでいるのですか?」

事件?手がかり……?

「俺の追ってる魔女の事か?なんで君がそれを。」

「それはいずれわかります。あなた方が発見した魔女、それがどこにいるのかわかりますか?」

「そんなの……わからん。」

「そうですか。まだ、その程度なのですね。」

彼女はどこかへと歩き始めてしまった。

一体何者なんだ?あの、盲目の少女は。

これが俺の今日最後の不思議な出来事だった。


×××


俺が目が覚めて、思い出す。

あの円盤、光でうまく見えなかったがあれば間違いなく……。

「あれ……だよな。」

まだ確証はない、今日を過ごせばわかる事だ。

昨日の違和感は間違いなくあの円盤のせいだ。

これが事実だった場合、メイティスは魔女って事になる。

そうだ、あの反応はメイティスが能力を発動する辺りにピンポイント過ぎる。

可能性は高い。

「よし!」

俺は学園へと向かう、全てを確認するために。


×××


ただ大きな問題があるんだ。

わかった所で対策のしようがない。

そう次元の強力な魔力だ。

それと段々メイティスがやつれている。

大量に魔力を消費している、ということだ。

命を落とすのも時間の問題、何とか彼女の命をとどめながらも、彼女の魔力を抑える方法……。

やっぱり難しいよな……。

「はあ……。」

「どうしたのー??カルデー!」

「何でもねぇよ。後、俺は魔女じゃなかった。」

「あ、そうなんだ!よかったね!じゃ、部活でね!」

これで、よりメイティスの魔力の確信が持て始めた。

さて、答え合わせと行こうか。


────俺の【非】日常。


×××


「じゃあ、街散策行ってくるわ。」

「今日はやけに乗り気ですのね。」

「乗り気も何も。今日は俺の日(・・・)だろ?」

「それもそうですわ。」

昨日と同じように、一昨日より10分ほど早い出発。

このまま、真っ直ぐ公園へ行きコレ・コーラを買う、そしてそのまま家へと向かう。

これが今日のスケジュールだ!!!


×××


俺がコレ・コーラを買うとやはり『売り切れ』の表示が出た。

予想通りだ。

俺はコーラを飲みながら歩き出す、事故現場へ。

いいや、もしかしたらこれから事故が起こる(・・・・・・)所かもな。

案の定だった、それがその場に着くと2台の車が衝突し、怪我人が運ばれているところだった。

「やっぱり。」

俺は家へ着くなり冷蔵庫を開ける。

『消費期限4月16日』と書かれたシュークリーム。

「ビンゴ。」

もうみんなもとっくにわかっていただろうが、答え合わせでもしよう。

メイティスの魔力は『時』属性だろう。

それで俺は今日を繰り返していた、って所だろうな。

俺が記憶を持ったままなカラクリは、まだ予想だが一定範囲内の存在の記憶は残るのだろう。

『時』属性、即ち時間の魔女ってところだ。

やつれ具合や、この状況からしてメイティスは『時』属性の魔力を、今現在コントロール出来ないのだろう。

感情の揺れに反応して発動しているようなものだ。

これでわかると思うが、彼女を止める術は彼女に誰も関わらない事になる。

だが、そんなの無理だろう。

仮にもド田舎ではないこの地域で、人との接触をせずに暮らすなんてのは不可能だ。

メイティスが死ねば解決、そう言う奴もいるだろう。

確かに対処出来ないならそれもやむを得ない、が考えてほしい。

彼女の魔力の底がわからない、野放しにすれば混乱が広がる可能性が高い。

それではダメなのだ。

魔女による問題を穏便に済ますのが俺らなのだから、彼女を野放しにはまず出来ない。

それと、メイティスは昨日家の近くにいた。

ようするに、彼女は時戻しの対象外になっている。

そうなると、居場所すらわからないわけだ。

「よし、とりあえずメイティス探しに────」

俺が玄関から出ると、入口の塀ごと何かが粉砕しながら俺を殴る。

これは土属性の攻撃だ……まさかメイティス?昨日もメイティスの前に土の壁が現れた。

って簡単に騙されたりはしないんだな、このレベルの土魔力。

扱える奴は限られてくる、自分の『時』属性すら満足に扱えないメイティスには無理だろうな。

そして、熟練度は魔皇クラスでも魔力の使い方からして間違いなく魔皇ではない。

相手が俺なら一撃で殺せるように魔力を使うだろう。

だが、これは奴が使える魔力で最も殺傷力が高いものだろう。

確かに魔神装をしなかったら、下手すると死んでたな。

ようするに俺を知る人間で土使い、それも魔皇クラスのヤツ……。

「まず、質問だ。……何のつもりだ!!!ゴードン!!!!」

「白々しいな、先輩殿。」

「何の事だ……さっさと答えろ。これは何のつもりだって言ってんだ。」



「私が魔皇になる(・・・・・)ために(・・・)必要な事なのですよ。」

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