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天才(天災)は努力の証?  作者: choro5
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ユリウスの呪い

「なんて数だ…」

「勝つなんて無理だ…」

兵士たちは眼前に広がる魔族の軍勢の数に絶望していた。

魔王4体にその配下の魔人、魔獣が約1500体ずつ

総勢6000体の魔族の軍勢だ。

かつてない大群を前に恐れ怯えるアラムス兵

一般兵だけではなく、騎士団・魔導師団の者も

同じ気持ちであった。

普段ならそのような事はない。

彼らには"神聖騎士""大賢者""神速騎士"がいるからだ。

世界でも最強の力を有する者が三人いる

普段ならこれが兵士達の士気を高めていた

しかし、今回は違った

敵には魔王がいるのだ。4体も

1体でも絶望する相手が4体もいるのだ。

最強戦力ですら敵うか分からない相手が4体も。

それに加えて6000体の軍勢までも相手にしなければならないのだ。


「奴らめアラムスを本気で滅ぼしにきたか」

「皆、怯えている。勝ち目はないとな」

「俺たちの戦いに勝ち目が薄いのは昔からだろ」

「ふっ、そうだな。今回もいつもと同じか…」

「まさか、ハイネお前と最期を共にするとはな」

「友と共にならどうだ?」

「悪くないな!」

カイルとハイネの会話は兵士達の士気を高めた

いや、崩れかけていた覚悟を再び固めたのだ

「愛する者たちを、ユリウス達の還ってくる家を守りましょう…」

ラインの言葉に兵士達は更に覚悟を強める。

「さて、行くか」

「ええ、父さん。総員、突撃っ!」

6年前、魔神復活の時と同じアラムス王国で

再び魔族との戦いが幕をあけた。


~アラムス大陸国境の港~

「アーラームースっ!」

帰って来た喜びだろうか、フミが叫んでいる。

「馬鹿かお前は…」

ミリアルドが呆れている

「いやいや、ついね(笑)」

珍しく喧嘩にならない!

「フミちゃんの気持ちわかります。」

「そうだな、ようやくアラムスに戻ってきたのだ。叫びたい気持ちもわからんではないな」

「フミみたいに実際に叫びはしないけどね…」

「ユリウス君、それ余計な一言だよ?」

「え?ごめん、フミ!」

「いいけどさ~」


あれから6年、ようやくアラムスにたどり着いた。

本来なら2年もかからずに戻ってこられたはずだけど、いろいろあったからね。

ここまでの旅で俺たちは5聖騎士と呼ばれるようになり、俺自身も双極なんて言われるようになった。

自分の事を双極だなんて思ったことはない。

二刀流だから双極と呼ばれているのではない。

剣と魔法の双方を極めし者、双極。

どちらも極めいない…

剣はゼクスと同等だし魔法はミリアルドと同等だ

なのに極めたと称されるのは光魔法のおかげかな

光魔法により身体能力の強化と魔力の底上げがされる。

絶対的な光魔法が実力をより高く見せているのだろうか?

まぁ自分で名乗ってる訳でもないし良いか。

にしても…

「なんか港の人たち慌ててない?」

「様子がおかしいな」

「港自体に異変はないようだが…」

「みなさん怯えているように見えますね」

「なにかあったのか聞いてみようよ!すいませーん」

あーあフミが行っちゃったよ

「まったくクロスロードの自由さときたら」

「ミリアルド言ってやるな、その自由さに助けられてこともあるだろ」

「まぁたしかに…」

「たまにフミちゃんの自由さに憧れます」

「ルナやめて…」

「大丈夫ですよユーリ君、なろうと思ってなれるレベルではないですから」

「「「確かに!」」」


「大変だよ皆!アラムス王国に魔族が侵略して戦いが始まってるみたい!」

「なんだって!急いで王国に行こう」

「なぜ我々の行く先々では問題ばかり起こるのか」

急がなきゃならないのにゼクスがぼやく

「ユリウスの光魔法の影響かもしれないな」

「ミリアルド止めろよ!俺のせいみたいじゃんか」

「あ?すまん」

すまんって…

まぁ魔神復活させたのは俺の光魔法だけどね!

もしかしたら光の魔力が魔族になにかの影響を

与えているのかもしれない…

「ユリウス君の呪いだね(笑)」

「フミちゃんっ!」

「あはは、冗談だよルナー」

「あながち間違いないではないかもしれんな」

「ユリウスの呪いか…名前からして厄介だな」

「ミリアルド、名前からして厄介ってどういう意味だよ!」

「そのままの意味だが?」

「おいっ!」

「私はミリアルドに賛成だな」

「ゼクスまで…」

「私はユリウス君の味方です!」

「る、ルナ~っ」

「アタシはどっちでも良いや(笑)」

「「「「適当かっ!!!!」」」」

「あははっ」

「それより早く王国へ向かわないと!」

「ああ、行こう!」

俺たちはアラムス王国へと急ぎ向かう

どうか間に合ってくれ!

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