表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天才(天災)は努力の証?  作者: choro5
29/51

神速を超える神速

ラインは焦っていた。

自分の状況にではない。

王都に残した妻と息子の身を案じてだ。

報告では魔人が戦線を一部突破した、その先にあるのは王都だ…

ここでこいつらと遊んでいる暇はない!

"神速"を発動させ魔人を圧倒する。

周囲には死体の山ができている。

まさに一騎当千である。



時を同じくして正門前では

戦線を突破した魔人たちが狩られていた。

魔人たちが人間をではない。

人間が魔人を狩っていたのだ。

実際に狩りをしている訳ではない、列記とした戦闘である。

しかし、狩るという表現が相応しいほどに戦局は一方的だった。



魔人の一人は絶望していた。

王都が見えたと思ったら光に包まれ、同胞の半数が消えていた。

動揺する暇もなく灼熱の炎が包み込み、凌いだと思ったら音速の矢が飛来しその上に雷魔法の追い撃ちがあった。

初撃を放つ前からこちらは7割を失っていた。

接近すれば二人の剣士が同胞を圧倒し、小さな女が我らを蹂躙している。

あの槍使いにしても隙がない。

また、魔導師らしき小僧は信じられない速度で魔法を展開している。


そしてこの女はなんだ!

意味の分からないことを言ったと思えば

音速の魔法を無音で放つ。

同胞が次々と殺られる。

私は悪夢でも見ているのか…



「ルナ騎士様に守られる続けるのは嫌だな!

ルナを守る騎士は俺だからね!」

恥ずかしいセリフは言いながら俺はクラウドに魔力を纏わせる。

光の魔力をだ。

クラウドが普段より軽い、身体も同様に。

俺の前にいる魔人は15体、よし、行ける。


その光景を観たものは何が起こったか理解できなかった。

いや、見えてはいた。

ユリウスが剣を抜き魔人へ向かってただ歩いて行く、ユリウスは歩いているだけだ、しかし、

そこにいた魔人は全て斬り倒されていた。


神速に光魔法を加えた俺の必殺技

"閃光神速"を使った。

周囲には俺はただ、あるいはいるだけに見えるだろう。

今の俺には神速すらもゆっくり見えるだろう。

それほどの速度領域で俺は動いている。

この閃光神速に力はいらない。

光速を超える超高速での斬撃には力などなくても破壊力は十分なのだ。

超光速からの斬撃事態が圧倒的な破壊力を有している。

魔人を斬っても、素振りをしているように斬っている抵抗がない程に高速なのだ。


はぁ、この感覚は何度目だろうか。

アイツに出会ってからよく抱く感覚だ。

さっきのあの技のせいだろう。

恐らく、ユリウスは神速を上回る速度の技を

使ったのだろう。

私はユリウスが何かしても驚かない。

アイツの非常識には慣れたからだ。

それにアイツの非常識は天性の才能だけではなく

努力の結果ということも知っていからな。

ユリウスといると自分が王族であることを忘れてしまいそうだ。

きっと、ミリアルドあたりも同じ感覚を抱いているのだろうな。

そんな事を思いながら私は魔人を斬っていた。


魔人の数はもう50体ものこっていない、しかし油断はできない。


「くそっ!アイツだけでも殺ってやる!同胞達よアイツに狙いを定めろ」

絶望していた魔人は残りの魔族に指示をだした。

突破を諦め、せめて道連れをと覚悟したのだ。

標的はユリウスだ。

ユリウス目掛け残りの全ての魔人が襲いかかる


閃光神速で対応しようとユリウスが構えた直後、

「私のユーリちゃんに汚い手で触らないで!」

母上だ!

え?母上?えーっ!

何してるんですか!


マリアの放った魔法により、魔族は消滅した。

灰も残らない程に。

「破滅の魔女…」誰かが呟いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ