初めまして!俺の名前は…なんだっけか?
今回からが物語のスタートになります!
「ふぁ~っ、良く眠れたぁ」
その日、俺はとても気持ち良く目覚めることができた!と思ったのだが…「え?え~っとこれは?」目覚めた俺の視界に入ってきた景色は「なにこの白いの?」あ、思わず口に出してしまった。
とにかく、いま俺がいるこの場所は白い!
床も無ければ天井も無く、上下左右どこまでも白い空間が広がっている。
「目覚めましたか?」後ろから声をかけられた
それに反応し振り返ると女の子が立っていた
歳は17~18だろうか?姿勢が良く身長も高過ぎず低すぎずだ、そして割りと可愛い!
"割りと"と言ってしまうと失礼かもしれないが
例えるなら、学校一の美少女ではないが、学年単位で考えればトップクラスの容姿だ!
などと観察しつつ「ここどこですか?」と尋ねた
すると少女は「う~ん、なんて説明をすればよいのか難しいですが、端的に言うならば神の部屋?私室のようなものですね」
え?この子なんて言ったの?神?神ってGOD?
いやいやいや、んな訳ないっすよね(笑)
あ、これいま夢を見てるのか!よし!納得だ!
「お休みなさーい」変な夢は早く抜け出そう
夢の中だけど、二度寝だ(笑)
「夢じゃないですよ?」少女が言った
「本当に?」
「はい、本当です。自分でも言うのも恥ずかしいですが、私、神様なんです」
「あなたが神様なんですか?」この言葉に悪意があった訳ではない、ただ、単純に聞いてしまっただけだったんだが…
「やはり、そう思いますよね。こんなJK感丸出しな超可愛いくてオシャレで愛想が良い神がいるかって、なに言ってんだこのビッチは?ファック!って思いますよね。申し訳ありません。しかし、本当に神の一人なのです、名前を月夜と申します。」
なにこの神様っ?!いま自分のことを超可愛いとかオシャレとか愛想良いとか言って自画自賛したよ!神にオシャレとかあるの?聞いたことないよ
しかもそのあと、自虐までしたよね?神様って天然なんですか、狙って言ってるんですか?!
あ、でも俺の言い方が悪かったのかな?
そう思い「そんなこと思ってないですよ月夜様!」あ、名前で読んじゃったよ…
「可愛いくて、オシャレで、愛想が良いのは間違いないですけど、そのあとのあれは一切思ってないです!命を掛けても良いですよ!」
「可愛いですか?超可愛いじゃなくて?」
そっちーっ!?いま重要視するのそこじゃないよね!神様って認めたことだよね!なに誉められようとしてるのこの神様っ!
しかし、相手は神様だ面子を潰す訳にもいかない「間違えました!超可愛いくて更にスタイルも良くて優しくて素敵です!」よし、おだてよう、悪いようにはされないはずだ。
「あ、ありがとうございます。なんかこれ程に誉められると恥ずかしいものですね(照)」なんであんたが照れとるんだ!言わせたんだろうが!
「特別にですが、つっきーと読んで頂いて構いませんよ?(照)」なんかめんどくさい神様だな月夜様、いや、つっきーでいいや…
「ぜひ呼ばせて頂きます!つっきー!」
「はい!ぜひ読んでくださいませ!あ、命を掛けても良いと言うことなのですが、それは無理ですよ?」ですよね?神様がそんな物騒じゃ駄目ですよね!よかったよかった
「あなたはすでに亡くなっていますので」
え?つっきーいまなんて言ったの?
「覚えておられませんか?」
「覚えてないです…」マジトーンで聞かないでよ!マジで死んでる展開なのこれ?!
「何か覚えていることはありませんか?お名前とか」
「あ、名前ですか、俺の名前は…なんだっけか?」