やっぱり7割!
俺の実技の対戦相手は
ラクト・グレモリー
優秀な槍使いを排出するグレモリー家だ
槍対剣か、少し不利かな。
「相手はグレモリーの者か、剣士が槍使いに対してどのようち立ち回るか見物だな、ライン!」
孫の活躍を確信した上での"剣"に拘りを持つ者として発言だ。
そんな父の言葉をよそに、「頼むから、5割だぞ、ユーリ!」小声でラインが言う。
それでは両者、所定の立ち位置へ!
審判の合図で会場中央にすすむ俺とラクトくん
「相手がアルスタインか、勝てば名を上げられる、ユリウスくん、剣だからって容赦しないよ」
なにこの子!本当に8歳?なんか恐いよ
「あ、うん、よろしくねラクトくん」
つい、萎縮してしまった。
すると、会場からあれが本当に"神聖騎士"さまの血筋の者なのかとざわつく
いかんいかん、家の名は汚せない!
父上やはり7割で行きますよ…
その後、互いに礼をして、開始の合図を待つのだが、すでに戦闘体制のラクトくん
でも、構えがなんというか、隙だらけですよ?
それは僕を油断させるため?
「さすがはグレモリーの者だな」
「8歳であれだけの構えを修得していれば対したものだ」
あ、珍しくお義理父さまとお父様の意見が合った
などとマリアが思っている傍らラインは「あれは、ヤバい…」青ざめていた。
そして、「それでは開始っ!」試験の始まりだ
一瞬の歓声に会場が包まれた後、ユリウスは木剣を鞘に納める、そしてラクトはというと槍を捨てていた。
「なにがあった?」
「グレモリーの棄権か?」
「審判説明を!」
会場からは様々な声が飛ぶ
すると審判は一言、「勝者、ユリウス・アルスタイン!」
審判の合図で俺は隙だらけのラクトくんの槍目掛けて剣を振るう
父上に教えられたように、相手の動きを観察しながら踏み込み、振り抜くそれだけだ。
そして言い付けどうり本気はださない
結果、ラクトくんは何もできないまま槍を落としてしまったのだ。
あの構えは油断させるためではなかったのだ!
審判から俺とラクトくんの試合の詳しい説明があると、会場からは「あれが、アルスタイン家」
「凄すぎ」といった感想が聞こえてきた
そして、アルスタイン家観覧席では、
「ユーリちゃんさすが!」とマリアはしゃぐ一方で、ラインはさらに青ざめていたのだった。




