一章 第十六話 「生還」
申し訳ございません!
大変長らくお待たせしてしまいました!
あまり暇がないので放置してしまって...
これからもっと忙しくなるのでせめてちょこちょこ書きつつ投稿していこうと思います。
来年4月からしっかり投稿していこうと思うので途切れ途切れですが見ていただけるとありがたいです!
気がついたのはいつもの宿屋だった。
俺はあの後に、誰かによって運ばれたらしい。
自分の体力を使い果たし、情けなくも意識を失ってしまった。
それにしてもあの声は一体……?
「アキトさん!」
勢いよくドアを開けて入ってきたのはミリアだった。
良かった。彼女は無事だったようだ。
全力を出したかいがあった。
「ああ……ミリアか……」
「アキトさん! 無事でしたか!」
ミリアは今にも泣き出しそうな様子でこちらを覗いてきた。
相当な心配をかけてしまったようだ。
「まだ少し体が痛むかな……」
「そう、ですか。 ゆっくり休んでください。 あんな無茶をしたんですから……」
そう言いながらミリアは思い出してしまったようで泣き出してしまった。
「ミリア、泣かないでくれよ。 非力な俺が悪かったんだ」
「違いますよ!」
泣きながらミリアは叫ぶ。
少し感情的になってしまっているようだ。
「私が……私が悪いんです。 アキトさんに無茶をさせるようなことをしてしまったから……」
うつむいた顔から床に涙が落ちる。
「それは違うよ、ミリア。 俺の……俺の不甲斐なさが原因だ」
歯を噛みしめる。仲間の一人すら守れないで、俺は…。
「くそっ…」
思わず言葉をこぼす。
「なあ、ミリア」
「な、なんでしょう」
泣いていたミリアが顔を上げる。
「強く、なろう。俺達で協力して」
「…はいっ!」
泣いていたミリアも笑顔になり、俺もそれを見て笑う。
それにしても、能力か……。
「俺の力は一体なんだったんだろうな…」
「……」
ミリアが深刻そうに考え込んでいる。
「ミリア、思い当たる節でもあるのか?」
「ふぇっ!?」
いきなり声をかけられたせいか、驚いたようだ。
「いや、その……確証がないのでなんとも言えないんですけど……」
「それでもいい、聞かせてくれ。俺の能力について」
「…実は、その——」
えー、長く待たせた割には短いですね
長くしつつ頑張っていきます
さて、アキトくんの能力とは...?




