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銀色神妖記  作者: ヒカリショウ
11章:人魚伝説 -恋と不死の物語-
84/150

夏休みの課題

猫柳たちの世界は夏のシーズンになりました。良いですよね夏は!!

リアルは冬に投稿しましたが。

夏休み。

学生の誰もが待ちわびいている長期休暇だ。夏休みをどう楽しく過ごすかは千差万別である。しかし夏休みを楽しく過ごすためには、やらねばならない事がある。学生たちはそのやらねばならない事に毎回苦しこまれて来たのだ。それは、夏休みの課題である。



「うおぉぉぉぉ課題が終わらねえぇぇぇ!!!!」


「もう少しだよ。オレも手伝うから頑張って」


「俺も助けてくれ。この問題が分からない」



猫柳たちは今まさに夏休みの課題と格闘中であった。

夏休みを満喫するために猫柳がさっさと終わらせようと言い出したのが始まりだ。その名も、夏の課題一掃作戦一週間。これは猫柳、蛇津、犬坂、兎姫、馬城、羊島の6人で力を合わせて夏の課題を

終わらせる作戦なのだ。1日ごとに彼等の家に集まり、ノルマとして課題を1つ終わらせるのが目標である。今日は羊島の家にて作戦開始中。

課題は合計で7つ。数学は無駄に分厚いプリント集。英語は英会話のディスク付きの特別問題集。国語は皆の大好き?小論文。科学は物理と化学のプリント集(そこまで分厚くない)。社会は歴史と地理に別れ、それぞれレポートを作成。選択課題として残り2つは美術、音楽、体育、保健体育、特別専門広義などから選択できる。教師によって簡単な内容の課題だ。例えば美術ならとりあえず絵を描く、保健体育ならレポート等が出される。



「区切りの良い所で休憩しませんか?今日のためにクッキーを焼いたんです」



羊島がクッキーと紅茶を持ってきてくれる。1日中課題をするのは疲れる。休憩は必ず必要だ。

猫柳はさっそくクッキーを1枚口に放り込む。



「お、このクッキー美味いな。いくらでも食べられる」


「本当ですか。ありがとう猫柳君。みんなも食べてください」



クッキーは様々な形があり、味の種類も豊富であった。

クッキーの甘さと紅茶の組み合わせが絶妙で素晴らしい。



「あと少しで夏の課題が終わるから頑張らないとね。でも初めてだな。夏の課題をさっさと終わらすなんて。あたしは毎年コツコツとやるタイプだから、こんなに早く終わるとはね」



夏の課題をするにあたって、いくつかタイプがある。

夏休みの前半で終わらせるタイプ。毎日コツコツと終わらすタイプ。そして夏休みの後半で本業出すタイプだ。

蛇津、兎姫、羊島は前半タイプで猫柳と犬坂はコツコツタイプ。最後に馬城は後半タイプである。



「おれだけが後半タイプかよ。猫柳も仲間かと思ったのに」


「ああ、俺も馬城と同じだったかもしれないんだ。爛が昔から口うるさく言うから、コツコツタイプになった」


「爛は通い妻みたいにギンの家に行ってたよね。小学生の時だけど」


「ちょっと、言い方!!」



通い妻、という言葉に反応して一瞬だけ、ムッとした顔をする羊島。



「お前ら昔から仲が良いのな。もう付き合っちまえよ」


「えっ!?」


「あー。それも良いかもな」


「ええっ!? ちょ・・・ギン、それホント!?」


「ね、猫柳君・・・」



犬坂は顔を赤くし、羊島はなぜが焦る。

その様子を興奮しながら見る蛇津たち。しかし、猫柳の次の言葉でガッカリする。



「冗談だ。皆も本気にすんな。さっさと勉強するぞ」


「んぐぐぐ・・・馬鹿ぁ!!」



スパーン!!

頭を叩かれる。良い音が響く。



「悪い悪い。嫌な思いさせちまったな。俺なんかの告白じゃ嫌だよな」


「え!?・・・いや、寧ろ好・・・き。ゴニョゴニョ」


「え、何? 何だって? す・・・」


「わ、わ、わ!! 何でもないわ。後、嫌な思いはしてないからね」


「そうか? なら良かった」



蛇津が小さく、ワザとかい? と聞くと。



「どっちだと思う?」



と猫柳は小さく意味あり気な感じで返答していた。



「猫柳君。もっとクッキーをどうぞ!!」


「お、おう。いただく。・・・むぐむぐ、うん美味い」



美味しいクッキーはすぐに無くなる。

最後に紅茶を口に流し込み、一息がつく。そして、夏休みの課題を再開する。

友達の家で勉強会などにありがちな、脱線からの遊びにならず真面目に夏休みの課題に奮闘している。猫柳たちは学園で勉強するよりも集中している。

そして夏休みの課題と奮戦して2時間後に今日のノルマは達成された。



「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!! 終わった!!」


「今日の分はね。明日も頑張ろう」


「せっかく終わったのに、明日の課題の話は止めようぜ優」


「猫柳の言う通りだ。今日はもう勉強の話はストップだ」


「あたしも賛成~。もう疲れた」



3人共机にふにゃん、と上半身が倒れる。

相当集中力を使ったのが見て分かるようだ。そんな3人に羊島は紅茶をまた淹れた。



「どうぞ。蛇津君とティアさんも。この紅茶を飲めば気が休まりますよ」


「ありがとう羊島。助かるぜ」


「おかわりはまだありますからね」



今日2度目のティータイム。

ゆったりと紅茶を飲みながら談笑する。今日のノルマである夏休みの課題を終えているから気が楽になっている。どこも勉強会が終れば遊びや談笑へと繋がるものだ。

そして、猫柳たちの会話は夏休みにどう遊ぶかの話へと移行する。



「なあ。夏休み皆でどっかに遊びに行こうぜ。ずっと家にいるのは勿体ないだろ?」


「ギンの言う通りね。せっかくだから遊びに行きたい。」



猫柳の意見に皆が賛成する。

やはり夏休みにどこかに遊びに行くという気持ちはどの学生の心に刺激を与えるようだ。



「夏に遊びに行くとしたら、やっぱ海かプールだろ。おれの鍛え上げた逞しい身体を見せ付けてやるぜ!!」


「俺も馬城の意見に賛成だ。海に行こうぜ!!」


「オレは海よりプールかな。様々なプールがあるからね」


「何だと? 優、ここは海だ。悪いが譲れない」


「じゃあオレを納得させたら良いよ。さあ、かかってこい」



自分自身の意見を相手に納得させるには自分と同じ事を理解してもらうに他にない。そして相手にその事が正しいと言わせれば完了である。



「いいか優。海なら釣りが出来る!!」


「そうだね」


「釣りが出来る」


「・・・それってギンがやりたいだけでしょ。最大の目的は楽しむ事だけど、海とプールに行く考えは泳ぐ事がメインだから釣りは関係無いと思うよ」


「タイムだ」


「タイム早えな」



猫柳の素早いタイム宣言にツッコミを入れる馬城。猫柳は意見を軽くあしらわれ、試案顔になる。海で釣りをしたい気持ちがあったが、その意見を言うべきでは無かったと軽く後悔。冗談半分でもなく、割りと本気であった為、少しショック。



(次の納得させる意見を考えなければ・・・!! まずは俺と優が同じ風に楽しむ事を見つけるんだ。海の方が良いと思う事を・・)



今日の夏休みの課題をしている時よりも集中する猫柳。

一方、それを待っている蛇津は暇なので馬城に海かプールのどちらが良いかを聞く。



「おれはどっちも構わないぜ」


「どっちも良いはダメだよ。2つ選択されたら必ず1つ選ぶんだよ」


「けどよ、おれは本当にどっちでも構わないんだが。おれの目的はどっちも果たせるからな。なぜなら・・・」



拳を強く握り締め、立ち上がり、言葉をタメてから堂々と発した。



「なぜなら海だろうがプールだろうが、どっちも女の水着が見れる!!」


「「それには賛同だ(よ)!!」」



猫柳も蛇津もその意見に素早く反応した。

そして、その瞬間に猫柳はある事を思い付いた。蛇津を納得させる意見をだ。



「優、聞いてくれ。海の方が良い意見を」


「ん? ああ」


「海とプール。どっちも魅力溢れる場所だ。しかし、どちらが人間を開放的な気分にさせると思う? 俺は海だと思う。なぜなら」


「まさか・・・」


「優が思った通りだ。俺も楽しみしている。そう、海だと開放的な気分させるから、きっとすごい水着を着ている女がいる!! だから・・・優」



握手を求める猫柳。そしてその手を握り返す蛇津の手があった。



「ギン・・・海にしよう」


「優、お前なら分かってくれると信じていた」



2人は固い握手した。



「良いシーンかどうか分からないが動機は不純だろ。おれも人の事言えねえけど」



3人共に思春期に突入中の男子である。男性なら彼等の気持ちは分かってくれるだろう。

しかし、犬坂たち女子の前でその話はどうかと思われる。それに気付いた蛇津は女子の方を見ると何やらブツブツと考えていた。



(海か、新しい水着を買わないとね。・・・・・陸上部でちゃんと運動してるから大丈夫よね。みっともない身体じゃないはず。そう大丈夫のはず!!・・・一応、食事の量を減らそうかな)


(うう・・水着かあ。正直、犬坂さんとティアさんが羨ましいです。いろいろと負けてますし、ううう・・・)


(アニメキャラの水着って売ってたケ? 無かったらジブンで作るしかないカ。・・・ツクレルカナ?)



彼女たちも海に行くとしても思い思いの何かがあるようだ。

犬坂は自分のくびれを触り、羊島は自分の胸を、そしてティアは試案顔で首を傾ける。

男子には男子の、女子には女子の、海に様々な思いがある。そんな思ってる中、猫柳が更なる提案を出す。



「海に行くのは決定した。後さ、各自で昼飯を作って来ないか? 例えば1人2品を人数分作って分け合う的な。6人もいるんだ。合わせれば面白くなるだろ」


「あ、確かにそれ面白そうね」



猫柳の意見に皆が賛成する。

当日は1人1品か2品用意する事が決まった。皆で自分の作った料理を分け合い食べる。良い事だろう。それに1品か2品を考えて作るのだ。いちいち、何種類のオカズのある弁当を作るよりも簡単である。



「じゃあ、誰が何を作るか考える?」


「いや、それはいいだろ。誰が何を作ってきたかは当日の楽しみって事で。そっちの方が良い」


「デモ、それだと料理がカブるんジャナイ?」


「それもまた、面白いじゃないか。それに同じでも作る人が違うなら、そのカブったオカズも違うようなもんだ」


「なるほどね。まあ、良いと思うよ」



海に行くという予定はその日でスムーズに決定していった。

彼等はとても楽しみにしている。その為に彼等は最後の夏休みの課題を明日の今日までに更なる集中力で終わらせたのだ。

人間何かご褒美的な物があれば通常時よりも力を発揮出来るものだ。

そして、夏休みの課題が終わった彼等がまず最初にしたのは水着を買いに行く事だった。


猫柳side



「どの水着が良いか悩むな」


「どれも似たような物ばかりだろ」


「微妙に違うんだ水着ってのはよ」


「私はどれでも良いがな」



水着を選ぶ猫柳の横には銀陽がおり、銀陽もまた水着を選んでいた。なぜ銀陽も選んでいるのかは、彼もまた海に行くからである。彼だけではない。白羅たちもそうだ。海に行くのを聞いて付いて行く事になったのだ。自分たちも楽しみたいの事。



「私はもうこれで構わん。銀一郎も直感で選んでしまえ」


「そうだな。悩むくらいなら直感で決めるか」



蛇津side



「優君はどっちの水着が好み?」


「白羅さん・・・その水着の布面積が少なくありませんか?」



蛇津の目の前には見るのも恥ずかしいきわどい水着があった。そもそも、そんな水着がよく売っているものだと思ってしまう蛇津。そしてここは女性物の水着売り場。男性は今のところ蛇津ただ1人なので違和感がハンパない。はっきり言うと少し恥ずかしいのだ。



「白羅さん。オレ、自分の新しい水着を探して来ます」


「さっき自分の買ったじゃない」



逃げられない蛇津であった。この状況を打破するには白羅に早く水着を買ってもらうしかない。



「早く水着を買いましょうよ・・」


「じゃあ、どっちの水着が良い?」


「選択肢はその2つしかないんですか?」


「ええ、そうよ」



笑顔で返された。

どちらも中々過激な水着である。片方はほとんど紐であり、もう片方は透けてる。本当に思う、こんな水着が売ってるのかと。



「・・・・・・・じゃあ、こっちで」


「ふむふむ。優君はこっちの水着が趣味なのね」


「勘弁してください白羅さん」



蛇津がどちらを選んだかはご想像にお任せするしかないだろう。



「さてと・・・海用の水着を買わないと」


「え?」


「あら? まさか本当にこの水着を海で着ると思ったの? さすがに人前でこんな過激な水着は着ないわよ」


「そうなんですか」



ホッとしたが、どこかガッカリした蛇津がいた。まあでもこれが正しい事なのだ。普通は。

でも気になる事がある。着ないなら、なぜ買ったのかだ。



「着ないとは言ってないわよ。これは優君の部屋で着る水着だから」


「それはどういう意味ですか」



犬坂side



「ほれ、早く猫柳を悩殺してくる水着を選んで来い」


「何で女性の水着売り場にクロがいるのよ」


「それは犬坂がちゃんとした水着を選ぶか確かめる為だぜ。せっかくの海だし、距離を縮めろ」



クククっと笑うクロ。本当にこの神犬は恋に対して下世話になる。



「だあ、もうクロは!!」


「早くくっ付いて俺様に子供見せろ」


「こ、子供!? ななななな、何言ってんのよ!!」


「それくらいでテンパるな。全く、これからが大変だぜ」


「うるさい、黙ってどっか行ってろ!!」



余計なお世話だと言いながら女性の水着売り場からクロを蹴り追い出す。



「本当にクロは・・・。でも確かにちゃんとした水着を選ばないといけないのよね。ライバルもいるし・・・負けるわけにはいかない!!」



クロの言葉を全て鵜呑みにするわけでは無いが、今回の海で少しでも距離が縮めば良いなと思う所はある。自分の魅力を最大限に出せる水着を選ぶのに犬坂は3時間も掛かった。



兎姫side



「ヤッパリ、アニメキャラの水着はナイナー。デモもっと探せばアルはズ!!」


「まだ探すです?卯月はもう買ったです」


「モウ買ったノ? 早いネ。モット時間が掛カルかと思ったヨ。だって女性ノ水着はたくさんアルかラ」



水着の種類は男性よりも女性の方が多い。だから選ぶのも女性の方が時間が掛かるのだ。パパッと決める女性もいるが、あくまで世間一般的に考えてみるとだ。



「・・・卯月のは子供用の水着ですから案外早く決まりましたです。これでも卯月は大人なはずなのにです・・・」



大人が子供の水着を着るのはある意味落ち込むのがあるようだ。



「ソウナノ? ウヅキってオトナ?」


「ティアまでそんな事を言うです?」


「見た姿はコドモだヨ」


「うう・・・です」



卯月の姿を見て大人の女性と判断できないだろう。誰が見ても子供の姿なのだから。店員からも可愛らしい子供用の水着を勧められ、断る事も出来なかった。というよりも子供用の水着しか着れないのだが。



「卯月もティアみたいにナイスバディになりたいです」


「ウヅキならきっとナイスバディになれるっテ。数年後に期待だヨ!!」


「ここ数年卯月の身体に変化無いです」


「・・・・・・・大丈夫ダイジョーブ!!」


「今の間はなんです?」



世の中には『どうしようもない』と言う言葉がある。


馬城side



「いや~買った買った。これで海でのおれはバッチシだ。あとは当日まで身体を鍛えるまでだ」



それと、と言う感じに目で手に持っている食材を見る。海に行く時はそれぞれ弁当を持って行く。これは皆で約束した事だ。どんな料理を作るか既に思案中である。



「私も勿論作りますよ」


「穀菜も料理作れんのか?」


「前にも言いましたが私は豊穣神です。穀物を使わせた料理なら誰にも負けませんよ」


「ほお、なら当日は楽しみだ。当日が本当に楽しみだぜ。あと水着もな」



馬城の当日での楽しみは水着、弁当、海の3つである。

よく聞く事だが、ピクニックが楽しみで前日からテンションが高い人がいる。今の馬城の心情はそれに近かった。

楽しみというものは我慢出来ない。



「早く当日が来ねえかな!!」


「私も楽しみですよ。怪奇とか関係なく純粋に楽しみたいです」



羊島side



「姫音様ぁ~この水着なんてどぉですかぁ~?」



愛夢は羊島になぜかきわどい水着を勧めて来る。これを見て着るという選択肢は出てこなかった。

そのきわどい水着を海で着たら痴女である。何か着る理由でも無い限り着れないだろう。着る理由があっても困るものだが。



「さすがにその水着が着れません・・・」


「でもぉこの水着を着れば銀一郎様ぁの目は釘付けですよぉ~」


「それは釘付けになるでしょうけど・・・私はこんな水着は着れません!! そもそも何でこんな水着が売ってるんですか!?」


「さぁ~?でも売ってるって事はぁこの水着は売れてるって事ぉですよぉ~」



どんな人が買ってるのか割と気になる羊島。それでも自分は着ようと思えない。目の前の水着を早く元の場所に返すように言う。



「え~これにしましょうよぉ~。これなら絶対に銀一郎様ぁはメロメロですよぉ~」


「嫌です」



ここは絶対に断らないとマズイ。このまま乗せられて着させられては困るからだ。



「でもぉ銀一郎様ぁがこの水着を着てくれって言われたらどうしますぅ~?」


「えっと・・・ううん?」



普通ならすぐに断るのだが、もしの場合を想定されてしまった。これは考え込んでしまう。



「銀一郎様ぁがどうしてもって言われたらぁ~?」


「え・・・と。それはですね」


「どぉしぃまぁすぅ~?」


「着ま・・・ってそんな事はいいですから、他の水着を買いますよ」



愛夢からきわどい水着を奪い取り元の場所へと戻す。これ以上このきわどい水着でも揉めるのは良くない。このまま愛夢揉めていたらきわどい水着を買わされそうだからだ。愛夢が勧めて来る水着を無視して自分に合う水着を探す。



(水着を買ったら今度は食材ですね。料理も作らないといけませんからね。何を用意しましょうか? やっぱり甘い物にしましょうか)


「う~ん。姫音様ぁが着ないなら、わたくしが着ましょうかぁ~?」


「止めて下さい」



身内が海できわどい水着を着るのを止める。水着を買う前に身内の暴走を止めなければならない羊島であった。

それぞれが海に行く準備をしている。猫柳たちは当日を待ちに待っている。早く早くと思う。

でも大丈夫である。必ずその日は来るのだから。夏休みの最初の思い出が作れるのだ。

読んでくれてありがとうございます。

感想などくれると嬉しいです!!


猫柳たちも苦戦した夏の課題。私もある意味良い思い出ですよ

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