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心の糧
君を思い出に、心の糧を探してみる。
そうすると、自分の惨めさに嫌気が差すんだ。
僕は何もできないで、
君を励ませないまま、君を見送った。
悲しすぎる、病気という現状。
「治せない」と言われる心の悔しさ。
僕にはどうすることもできないのだろうか?
君を見舞うことしかできいないのだろうか?
そんなことを考える毎日が嫌になって。
毎日がとても無意味に感じる。
それは僕の隣が空席になってしまったから。
それは生きる気力がなくなってしまったから。
僕は記憶という君に、縛られ続けて。