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愛変わらず  作者: 尖角
19/24

おもちゃ

繰り返される、始まりと終わり。


それは、まるで振り子のように、行っては帰り、行っては帰る。


そして、気持ち悪いうねりと共に。


シーソーみたいな俺の人生。


(うえ)()がって、下に落ちてく。


それは、悲しい子供の遊び。


儚き時代の、夢の真似事。


君の声が聞こえてくるよ。


耳を澄ませば、ギッコンバッタン。


軋み呻く、君の声が。


僕にはどうしようもない、辛い現実。


充実することのない無駄な毎日。



僕は仕掛けの知らない日々(おもちゃ)で飽きずに暮らす。

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