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変わらない事
涙とは、儚くてかわいそうな存在。
君がかすれても、何も変わらずにそこにあって、
君が見えなくなっても、変わらずにそこにあって。
どうして、この涙は枯れることを知らないの?
どうして、君は僕の目の前から消えてしまったの?
どれだけ泣いたところで、変わらない人生。
どれだけ時が流れても、枯れることのない涙。
可愛そうな足取りに、僕はさらによろめきを加える。
苦しくても、前に進まなきゃいけない現実。
フラフラになっても、倒れることの許されない人生。
だから、僕はもがくんだ。君のために、必死になって。