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愛変わらず  作者: 尖角
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空っぽ

君のいない、空っぽの世界。


後に、僕たちは幸せになれるのだろう。


夜空の彼方の君を想って、心の中で、祈りを捧げる。


君との夢を見ては、寂しさに(ひた)り、涙を流す。


せめて、君の小さな心に、


せめて、君の小さな瞳に、傷だけは残さないように。


君の肩は小さいから、


君の手は震えているから、僕が未来を塞ぎ続ける。


それは、君が決して泣かないように。


それは、君が前に進めるように。


僕は、君に気付かれないように、背中をそっと押す存在。

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