エンズワーストの、獄楽園の果てへ

これはみんなの願いが渦となり、世界の均衡を歪めてしまったのだ。

野原を歩く少年は、空に流れる光を見つめていた。

その時は誰もこうなるとは、想像しなかっただろう。

地獄の門は開かれた。闇は全ての感情を喰らい浸食し始める。

人々は神に願った。どうか安寧を、無数の勇者を呼び起こし、この世界に平和もたらさんことを…と。

数百の勇者がこの世界に召喚された。

数々の国で彼らは守るべきものを、成すべきことを見つけ、この世界にそれぞれ、足を踏み入れた。

願いと希望、喜怒哀楽が混ざり合い、物語が動き出す。