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紳士の条件  作者: 織風 羊
12/22

第二章 7 誕生日ケーキ

よろしくお願いします。



「あら、美咲ちゃんじゃないの。いらっしゃい」


「こんばんは、ご主人さんは奥でケーキ作りですか?」


「ううん、もう夜でしょ。旦那はね朝は早いけど、夕方には仕事終わって、そうねぇ、今頃はお風呂にでも入っているんじゃないかしら。そうそう、どれにする?」


「どれにしようかしら?」


「ごめんね、この時間だと選ぶ程残って無いよねぇ」


「あっ、此れ、ください」


「ロールケーキね、珍しいわね、いつもはショートケーキなのに」


「はい、それと、」


ローソクも買おうとしたが、恥ずかしがり屋の弟のことだ、きっと嫌がるに違いない。そう思うとローソクやチョコレートで出来たメッセージプレートなどはやめることにした。


「やっぱりいいです」


「そう、わかった。で、この前の話、考えといてね」


「はい、ありがとうございます」


どう言う訳か、この店の女主人とは気が合う。

いつの間にか、人生相談までしてくれるようになった。

美咲の家庭事情も知っている。

無口な旦那も彼女のことが気になってならない様子だ。

自然とこの店で働くように勧める形になっていた。

そして美咲も自然とこの店で働くようになって行った。


ありがとうございました。

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