表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学園☆三國  作者: 私立叶慧学園
第一学期 英雄覚醒編
3/37

プロローグ

writer:シュレディンガーの猫刄


私立叶慧学園 生徒会室


「ッ……!ククククククックッケケケケケッケケケケ」

窓を打ち付ける雨音に混じり、その、失意からの狂気に取り憑かれた笑いは部屋中に響いていた。


部屋に居るのはこの学園を仕切る生徒会13名であった。


その内の1人──学園の支配者"生徒会長"はこの嵐に落ちた一筋の雷光と共に全てを察したのだった。


現生徒会長は冷静に物事を判断することで名声を得ていたが、今、全てが狂いだした彼女には全てが無意味に見えて仕方がなかった。


やがて笑いを止めた彼女は、残る12名の生徒会員に‐その白い長髪を翻しながら‐一人一人顔を睨み、やがて口を開いた。

「フッ……ククッ

十常侍ィィィィィィ!!私を殺すか!殺すのか?!

……いや、私自ら死へ向かうと言うのかぁぁぁぁぁぁああああァァァァァァ!?!?!?」

もはや絶叫にも似たソレは、2度目の雷光と共にその手に剣を握り、3度目の雷光と共に自ら首を切り落としたのだった………。




彼女の死は次の日には全生徒の耳に及んだ。

最期に遺した一文と共に……。


『我は霊帝……!!我が死を切っ掛けにやがて全ての魂が目覚めるであろう……!!!

さぁ、狂え狂え狂え!!

己の欲望に従い……他者を喰い潰せ!潰せ!つぶせ!ツブせ!ツブセ!ツブセ!ツブセ!ツブセ!ツブセ!ツブセ!ツブセッッッ!!!!』




程なくして新たな生徒会長-少帝と名乗った-が決まり、他生徒会員-十常侍と名乗った-の傀儡となり、生徒達の自由を縛り付け税を取るようになった。


そして、まるでそれを分かっていたかのように──否、霊帝の狂文を聞いた時にもう察していたのだろう……。

かつての三国時代の英雄の名を名乗る生徒達が徒党を組み、生徒会に反旗を翻し始めた……!!


その目的は……自由……平和……正義…………否!それら全てを手にすることができる"生徒会長の座"ただ1つである!!



挿絵(By みてみん)



今、遥かな時を超えて三國志の英雄達が現代に甦る……!!


学園を舞台に生徒達に眠っていた魂は、かつての無念を背負い火花を散らして燃え上がる……!!


さぁ、運命を引きちぎれ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ