~九日目~
writer:みそラーメン
昨日は今日で明日も今日。今日は昨日になり昨日は明日になる。それでも今日は今日だ。
「昨日?覚えてないわね」
諸葛亮ちゃんだった。
「そう…」
昨日は今日。
だから、彼女の記憶も無い。
(やっぱり今日も劉備さまは居ない…か)
そんな憂鬱な時。
後ろを振り向くとそこには影が一つ。
(あなたはだあれ?)
(わたしは徐庶)
(あなたは死んだ)
(わたしは死んだ?)
これは夢?
だが、確かにわたしは今立っている。
ここに、学園に。
(頭がおかしくなりそうだわ…)
閃光のような光が辺り一面に光輝いた。
そして、影は語る。
(あなたは既に死んでいなければいけなかった存在。あなたが生きたことで歴史に誤差が生じた。だから歴史は繰り返す)
(それじゃあ…わたしに死ねと?)
(そうだ、一度は死の淵に足を入れ掛けた。だが生き延びた。だからまた歴史に誤差が生まれた、これで二度目だ)
わたしが死ねばこの永遠なる今日が終わりを告げる。わたしが生きてるから明日は今日になる。
(だから死ね)
影はナイフを持った。
(だから死ぬ…?冗談じゃないわよ!)
影は追いかけてくる。
わたしも逃げる。
(応戦しなくちゃ…でも武器が…)
そう、武器が無かった。
(…!あそこなら…!!)
逃げた先は体育館。ここならば運動用具が大量にある、中には武器になるものもあるだろう。
そう思いながら重い扉を引っ張る。
開いた。
(…!誰も居ないの!?)
放課後なのに誰も居ない体育館。
少し不気味だ。
わたしはとある武器を探しに倉庫へ転がり込む。
(あった!)
そこにあったのはテニスラケット。これがあればやつを迎え撃てる。
咄嗟に後ろに振り向き、構える、左手には硬式ボール。
(元女テニの力を舐めるんじゃないわよ!!)
高速の魔球がやつの顔に向かって飛んで行く。右に避ける仕草をするが遅い。軌道を少しずらしたから、当たる。
やつはよろめきかけた。
まだ甘い、あと一発、あと一発だけでも当てる。懐に隠していたもう一つの玉を天に浮かす、狙いを定めてもう一発。
(これで…トドメよ!!)
ラケットの側面にボールが当たる。
一瞬、やつがニヤリと笑った気がした。
そして、やつにボールが飛んでいき、やつの顔に当たる瞬間…
時が止まった気がした
ゾーン?
いや、違う。
これは…
(去らば、運命の娘よ。この永遠に死ね)
犯人はヤス




