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拠点

ここ、アスリアの町は東西南北から商業・産業・農業が運び込まれ、取引されている。買い手はここであらゆる特産物を手に入れることができる。

 まさしくアイダル国の台所である。盗賊を役人に引き渡すというイザイラと一旦別れる。

 私は料理コンテストに備え、めぼしい材料はないか目を通しておく。農産乾物と調味料に関しては、宅配にして、王都コウリア国の調理場に私の名前で送る。

 宿を取り、イザイラと今後について対策を練る。

「実は盗賊は、この近くの平原に砦を作り、王都襲撃に向け力を蓄えているらしいのです」

「そうなんですか」

「ええ。私はその動向を見守る任務もかねています」

「よくわかりました」

「多分そこにあなたのお仲間も捕らわれていることでしょう」

「ソシア……私のせいで巻き込まれて。辛い思いをさせていることでしょう」

「時期に、王都から討伐隊が到着します。そうなれば盗賊は一網打尽。ソシアさんも救出できます」

「……はい」

 なんとも心強い言葉で、私は安心した。


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