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伝説の森

(1)

 1日目。


 覚悟をしていたわけではありませんが、成り行き上そうなってしまったので、お話します。今日はそう、伝説の森について。

 王都コウリア国を中心に東西南北に4つの国があります。私の古里は北の王国「アイダル」の最北西にあります。「テナス村」っていうんです。そのアイダル国とを結ぶ橋の一つが壊れて工事中の通行止め。もう一つの橋の先には「伝説の森」と呼ばれる場所があって人は近付きません。だって森には狼や盗賊が出ると恐れられているんですもの。でもここを抜けなければ国には帰れません。

 太陽の出ている明るい内に。それこそ脇目も振らず。そう考えてソシアと進む。


(2)

「助けて。助けて」 

 声が何度も聞こえた。猫だ。私にはそう聞こえる。

「猫だね。なんだろう。何度も鳴いてる」

「ソシア。ちょっと待って」

 先を急ぐソシアを連れ立って、声のする方へと足を運ぶ。―見れば、「ドラゴン・リー」で、罠にかかっていた。みるにみかねて解いた。傷の手当てをしたら、何度か私たちの方に振り向いたかと思うと、そそくさと出口に向かって歩いていった。

 うん。いいことした後は、なんとも気分がすがすがしい!

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