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ところで、スパイはいったい誰なの?

みなさん。こんにちわ。お久しぶりです。突然ですけど、私、気になる事があるんです。


・・・・・・料理長。



この身がどうなってもいい。私は、料理長を救うんだ。



私は、ダルスの部屋に夕食を配膳する。



「トントントン」

「はい」

「プローリアです。夕食をお持ちしました」

「入れ」



私は、入室する。

奥に正装の王子が立っている。


「そこに置け」

「はい」


私は、言われた通りにした。


「俺はお前に恨みを持っている」


私は、王子を見る。


「お前は、兄さんの花嫁募集パーティーにおいて俺に多大なる恥をかかせてくれた。その恨み・・・忘れはしない」

「そうだったんですか。それで今回の食中毒事件を」

「そうだ。ゲストに招いたおこぼれの女性が風邪をこじらせてな。お互い夜通し 裸だったんだ。無理もない」


そう言って笑って、服を脱ぎ始めた。

私は、驚きもせずに、ただその姿を見つめる。


「朝、起きて風邪をこじらせてる女の苦しむ姿を見て思いついたんだ。これは使えるってな」

「そうだったの」


王子は上半身 裸になった。

次にズボンに手をかけた。


「今週はお前が食事の調理場での、「スープ担当」だと聞いていたんでな。誤算だったのは料理長が、全責任をとる事になってしまった事だ。お前さえ首になれば俺はそれで良かったのによ」



そうだったのか。



・・・?!んっちょっと待てよ。私が「スープ担当」だと、部外者のアンタが何で知ってる?


「あとはお前の知っての通りさ」


ダルスがパンツ1枚になった。



私に近付いてくる。


「お前も脱げよ」


私は、ダルスを、キリッと睨み付ける。


「どうした?嫌ならいいんだぜ。俺は強制はしない」


そう言ってダルスは、席について夕食に手を伸ばす。


「ちょっと待って。わかったわ」


私は、衣服に手をかけた。

それを見て。ダルスが、笑った。















それは端から見てもわかる醜い笑いだった。















※(絶対絶命?!恋のトライアングル 参照)



 そう、私の半裸……じゃなくて、ダルスの言葉。

「今週はお前が食事の調理場での、『スープ担当』だと聞いたんでな。誤算だったのは料理長が、全責任をとる事になってしまった事だ。お前さえ首になれば俺はそれで良かったのによ」

……?!んっちょっと待てよ。私が、「スープ担当」だと、部外者のアンタが何で知ってる?

 気になる。

 あっ、ひょっとして皆さんも気になっていましたか?

 決して私の半裸のお話ではありません。あーそれにしても危なかったーあの時(恥+汗)。

かしこ。

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