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お触書 2

読んでいただきありがとうございます。

「貴女、聞いた?今度開かれるコウリア国の花嫁募集パーティー」

「ええ。聞いたわ。執事たちが、各地で開いたオーディションを勝ち進んだ、選りすぐりの女性たちをお城に招くって話ね」

「そうよ。私 応募するわ」

「そうね。貴女が応募するなら私もしようかしら」



なにやら農村で井戸端会議が繰り広げられている。




コウリア国の 公爵は、イケメンとして はなはだ有名だ。




各地でこのような話が持ち上がるのも無理はないだろう。




コウリア国は王都だ。




世界に国は数知れずあれど、王都は1つ。

その王子の嫁ともなれば、未来永劫 将来は約束される。



食べたいものも、着飾ることも思いのまま。



・・・しかし彼女たちは知らなかった。

このイケメン王子には弟がいて、女性たちを食い物にする、とんでもないケダモノだということを・・・。

続く

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