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その3 バッドエンド

「メル、私が昨日話したことを覚えていますわね?それに関することですのよ」


しっかりと彼の目を見て話す。綺麗に整っている顔だ。白い長髪を束ねたメルヴィンという青年、そう彼もまた攻略対象キャラなのだ。


「あれは真実なのですわ!私、庶民出身の小娘を虐めて処刑されますの」


「虐めなければ良いのでは?」


「私が虐めなくても他が虐める可能性があるんですの!そうしたら責任転嫁されて処刑ルートですわ!」


冗談ではない、こんな世界に来て悪役令嬢として死んでたまるものか!どうせなら推しを遠くから眺めていたい!!


「だからメル、私と一緒に戦ってくださいませ」


「…は?」


いきなり何を言いだすんだと言わんばかりの顔をしているメルを尻目に私は覚悟を決めた

ヒロインを虐めず虐めさせずに生かせば良いのだ!そして彼女の恋路を応援しまくれば良い


「バッドエンドからヒロインを守りますわよメル!」


「私も強制参加なのですか?」


「当たり前ですわ、メルは私の執事なのだから」


ふふんと悪役令嬢ぶって偉そうな事を言ってみたが幼い頃から一緒にいるので彼がいれば安心出来るというのが一番の理由なのだが。


「わかりました、お嬢様の我儘は昔からですからね」


そうと決まれば攻略対象キャラの確認だ、とメルにお願いして実在しているかを調べてもらった


【ウィリアム・テルー】

神の加護を受けた聖騎士として学生ながら活躍している好青年。

弱きもの虐める事を許さない正義感が強くてヒロインを守っている

彼のルートでは確かユーフィリアが嫌がらせをしてヒロインが死んだはすだ


【カミール・オスティン】

侯爵家の長男でユーフィリアの従兄弟で冷徹な青年。

とても頭が良くて乙女心がよくわからないがヒロインを愛しく思っている

彼のルートでは確かユーフィリアの送った使者にヒロインが殺されたはずだ


【エリック・ギルバート】

ギルバート王国第1王子で才色兼備の青年。

完璧を求められる王子故にどこか冷めているが国民想いの優しい人だ

彼のルートではユーフィリアではなく別の悪役令嬢が出てる


【ノア・ネヴィル】

伯爵家の長男でヒロインの兄のような存在の青年。

優しいみんなのお兄さんのようだがどこか少しこわいところがある

彼のルートではユーフィリアあまり登場しないがユーフィリア的には注意がいる人物だ


【メルヴィン・ツィア】

ユーフィリアの執事でクールで何を考えているのかわからない青年。

常に孤独を感じていて優しいヒロインに心開いていくのだ

彼のルートではユーフィリアがめちゃくちゃ彼を虐げている


そしてヒロイン【ノエル・オリヴィエ】

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