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弥二郎との別れ
李が酒店に戻ると弥二郎が待っていた。
李は弥二郎に簡単な型を教えた。
二人は練習が終わると遅い昼食をとった。
その後、弥二郎は仕事に戻り、李は部屋で手紙を書いた。
李は手紙を主人に渡すと出発した。
李は街を出て行った。
弥二郎は主人から手紙を渡され読んだ。
「弥二郎。私は、もう出発しなければならない。毎日、稽古を怠らないように」といった内容が書かれていた。弥二郎は思った。
「先生お達者で」
武館
「先生、あの男、街を出ました」弟子が駆け込んできて言った。
「唐が来る前に出て行ったか」陳が言った。
李は馬に乗って夕陽の荒野を走る。
暗くなった頃、村に着いた。
李はここで休む事にした。




