夜会を終えて (sideクリスティナ)
遅くなってすみませんm(_ _)m
ティナ視点で書いております。
「はぁー…」
私は自室に入ると同時に深いため息を吐き出した。ドサッと言う音と共にベッドへダイブする。貴族令嬢らしからぬ音を発したベッドへ頭を埋めて今日のことを思い出す。
憂鬱だった夜会。
公爵令嬢として恥を欠かないよういつも通り全神経を使って挑んだ。そのおかげか、最初は完璧に出来ていたはずだ。
狂い始めたのはあの人が現れてから。
今まで感じたことの無いときめき。心が震えると言うのはこういうことなのだと無意識に理解した。王太子なんてお金も地位もましてや顔も良い人に関わればろくなことがないと、そう思っていたから。
でも今日初めてまともに顔を拝見して以降、胸がトクトクと脈打ち、顔に熱が集まっている状態が今もなお続いている。こんなことは今世では初めてのことで、正直戸惑いを隠せない。
こんなに胸が高鳴るのは前世であの人と出会って以来だ。
ーーまた、会えるだろうか。
微かな期待と同時に私の中には一つの不安も渦巻いていた。
嫌な予感が躰中を駆け巡る。
(…会いたいだなんて、こんなこと、思ってはダメだわ。あんな思いをするのは、もうたくさん、だから……)
クッションに顔を埋め、ゆっくりと目を閉じる。
私は芽生えつつあった思いに静かに蓋をしたのであった。
短くて申し訳ないです…




