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6話 命の危機!?

かなり間が空いてしまって申し訳ありません。

これからもまた頑張りますのでよろしくお願い致します。

〜命の危機!?〜


「あれ〜? 誰その人?」


この発言が俺の心を焦らせる。

その声の主は、初々しく、熊のパジャマを着て栗色の髪を肩の上で踊らせてながら、子猫のような目でこちらを見つめていた。


「大丈夫だ、彼は・・・」


シャルルが俺を庇うように前に立ち、パジャマ姿の女生徒に説明する。


「なーんだ、不審者かと思ったよ。」


ホッと一息つき、優しく微笑むと、パチンと手のひらを合わせ俺に 「ごめん」と謝罪をする。


「そんなことより早く部屋に入れてくれないか?」


シャルルが腕を組みながら栗色の髪の少女に提案する。

ありがたい、こんなところでこんな光景見られたら大変なことになる。

シャルルに誘われ彼女たちの部屋に足を踏み入れる。

その空間は、確実に廊下の雰囲気とは違っていた。

初めて女子部屋に入った・・・

魔王だった頃は、こんなことしてる余裕は無かったしな。


「自分の家のようにくつろいでくれ。」


と、シャルルは少し緊張している俺にそう言葉を掛けてくれた。

俺はその言葉に甘え、近くにあったソファに腰掛けた。

その瞬間、


ガチャン。


俺の下方から何かを起動した時に、聞くことが出来る起動音のような音が俺の耳に入った。

疑問を持つ暇も与えられない程、一瞬のことで、急にソファが二つに割れ、俺は後方へ勢いよく倒れ込んだ。

後頭部から全身に激しい痛みが流れる。

俺としたことがこんなところに罠が・・・


「いたた・・・」


片目を開き二人の様子を見ると、二人共に笑っていた。

訳がわからん、何故俺は部屋の中のソファに座っただけなのに後頭部にたんこぶを作っているのだろう?

犯人は、この中にいたらしい。

一際、この部屋中に笑い声を響き渡らせているある栗色の少女、どうやら彼女が実行犯のようだ。

何故わかったって?

だって彼女の手にこの装置の起動に必要であろうリモコンを手にしていたからだ。

とんだ女子部屋デビューだw

シャルルは笑い転げている栗色の少女を起こし、頭を下げさせ、 「本当にすまない」

と、一言。

だが、俺は気付いていた

頭を下げた者と共に、下げさせた本人も笑いながら謝罪していたことを。

まぁいいや、別に酷い怪我をしているわけでもないしな。

俺は頭を下げている二人を許し、再びソファ(元に戻っている)に腰掛ける。

これから彼女には気をつけないといくつ命があっても足りない気がした。


「ごめんね! つい実験台が欲しくて」


と、言いテヘッのポーズをとる。

大丈夫なのか?と思っていると


「そうだ! 自己紹介してなかったね! 私は、

メアリー・シェード・ブリタリス。

メアリーって呼んでね! もしくは姫さま!」

元気よく自己紹介する彼女に俺は、


「これからよろしく。メアリー。」


と、言い握手を交わした。


称号

「命の危機」「油断大敵」

を獲得しました。

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