表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/18

4話 きっと上手くいく

毎回短くてすみません。


〜きっと上手くいく〜


俺は遂に大金を手に入れたことが出来た。

俺の心はいつも以上にわくわくしている。

そんな俺に一人の不思議な男が話しかけてきた。


「やぁ君、さっきの決闘素晴らしかったよ〜

僕は君に一目惚れしてしまったようだ。」


何故、俺は年上のオカマ?風味のお兄さんに告白されているのだろうか。

俺は体が拒絶するかのように自然と足が数歩下がる。

しかし、男は着実に一歩一歩近づいてくる。

気づけば俺は、壁まで追い詰められていた。

あっ俺、終わる。(色んな意味で)

俺は恐怖の余り瞳を閉じる。

すると男は、


「そんなに怯えないでくれよ。

僕は君をただ仲間に誘いに来ただけなのだから」


と言い、勝手に自己紹介を始める。


「僕の名前は、ベリザリオ・バルドヴィーノだ。気軽にベルと呼んでくれ。」


俺は全力で仲間の誘いを拒否する。

ベルと名乗る男は、


「気が向いたらでいい。

僕らのギルド名は、悪魔達の遊戯(デビルズゲーム) きっと君にとって最高の場になるはずさ。」


と、言い去って行った。

俺はこの世界に来て、初めての恐怖を感じた。

忘れよう・・・

何もなかったと、自分に言い聞かせる。

よし気を取り直して、食事にでも行くか!

今度こそは失敗しないようにしないとな。

そう決心する俺に久しぶりにあの謎の声が問いかけてきた。


《文字解読 を有効にしますか?》


・・・え、今更!?

何故、決闘前に言ってくれなかった!

謎の声に反応はない。

取り敢えず俺は、文字解読を有効にする。

あっ読める、読めてしまう。

俺はため息をしながら食堂に向かうーーー


「いらっしゃいませ〜」


元気な声が疲れ果てた俺を迎え入れてくれた。

俺は席に座り、取り敢えず注文する。

異世界の食べ物なので、何が来るのかわからないが、今の俺ならなんでも食べられる気がする。


数分後ーーー


俺の前に、美味しそうなステーキが置かれた。

俺は一気にその料理を平らげた。

元気を取り戻した俺は、会計を済ませ、再び人が行き交う通りに戻る。

数時間前まで知識なし、文無しだった俺は今では生活に不自由がない程までに・・

人生って案外、上手くいくようになってんだな。

と、俺は空を眺めながら思った。

しかし、まだ問題は多々残っているのだが。


称号

「一人前」「文無し脱却」「運命の出会い?」「解読者」

を獲得しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ