名も無く果てなくスチャラカな200字 ささやかな人間模様2【200字】 作者: 腰抜け16丁拳銃/クロモリ440 掲載日:2015/02/11 交際中の彼女は料理好きな優しい女で、結婚も考えているのだが、我慢ができないことがある。 極度の犬好きともう一つ、周りが見えなくなることだ。 この前もこんな事があった。 彼女の実家の老犬が死にそうだと言って、鍵を手にアパートを出ようとしたのだが、俺はあることに気づき、扉と彼女の間に割って入った。 「どういうつもり? 命に関わる事なのに! そんなに犬が嫌い?」 「いいから落ち着いてよく見ろ。それは俺のバイクの鍵だ」