白雪のように
掲載日:2026/05/07
雪のように白い肌に、血液のような赤い唇。
あこがれた、私のお姫様。
あの子になりたかったの。
華麗で可憐。
守ってあげたくなるような純粋。
あの子になりたかった。
優雅で優美。
目が離せないほどの輝き。
それは、私にはまるで無いものだったから。
ねぇ、どうしたらあなたになれる?
雪のように白い肌。真っ赤に染まる唇。
華麗で可憐。優雅で優美。
真っ白な純粋さで、消えてしまいそうな輝き。
あの子の血で描いた、私だけの理想。
それをそっと唇にのせれば、あぁ、ほら。
私だけの、お姫様。
ねぇ、私はあなたに、なれたかしら?




