98 登場人物
◇カーマイン・マロット
マロット公爵家の長女。長い赤髪、赤い瞳。
現代日本からの転生者。
前世の年齢はそこそこだったが、精神年齢は今世の体に影響されている。
王立学園の一年生。ヴィンセント王子の婚約者候補。
マロット公爵家には年齢の離れた弟がおり、家を継ぐ予定はない。
世間的には名称不明のギフト持ちであり、教会に足繫く通っていた様子から『曇りの聖女』と呼ばれている。
学園に入学する前、乗っていた馬車を襲撃され、火を放たれたことがある。無傷だった。
夏季休暇を利用し、アイゼンハルト領を訪れている。
ギフト『斉天大聖孫悟空』。
能力は孫悟空の力が使える。
◇ヴィルヘルム・アイゼンハルト
アイゼンハルト小侯爵。二十一歳。銀髪に緑色の瞳。
性格は穏やかで理性的。文武ともに実力がある。
王家から人格面も能力面も評価されていいて、騎士の中の騎士とも言われている。
立場が違えば、ヴィンセント王子の側近となっていたのは彼だった。
ジークヴァルトの兄。
アイゼンハルト家と縁をつなぐ名目でメリッサ・コーデル伯爵令嬢が婚約者候補。
ギフトは持たない。
◇ラグナ・ヴォルテール
ヴォルテール辺境伯令息。逆立ったワイルドな雰囲気の黒髪。体格がいい。
瞳の色は炎を思わせる紅。
性格は豪胆でガサツ。直感で物事を判断し、即決で動くことも。脳筋タイプ。
貴族としての矜持も高く、誇りを持っているため、やや傲慢にも見える。
同性に好かれ、慕われる〝兄貴〟気質。妹がいるらしい。
カーマインと出会い、話したことをきっかけに、現在はギフト関係の調査をしている。
ギフト『聖嬰大王紅孩児』。
能力は紅孩児の力が使える。
【学園関係】
◇セラフィナ・アスティエール
アスティエール子爵令嬢。長い金髪に青い瞳。一人娘。
性格は善良で純粋、天真爛漫、猪突猛進。思い立ったら即行動タイプ。
入学までほとんど領地の田舎育ちだった影響か、淑女らしくない。
王都に来てから改めて洗礼を受け、入学前に『聖女』のギフトを持つと発覚した。
貴重なギフト持ちとして狙われているらしい。
王家と教会から注目されている存在であり、目をかけられている。
夏季休暇を利用し、ヴィンセントたち、通称『G4』と呼ばれるメンバーとともに各領主と交流しながら王国西部の実家に向かっている。
ギフト『聖女』。
能力は、破魔・浄化・治癒・結界など。
◇ヴィンセント・フォン・グラムザルト
グラムザルト王国の第一王子。金髪碧眼。
性格は冷酷、冷静、合理的。国益のためならなんでもするタイプ。
王立学園一年生。カーマインは婚約者候補。
弟妹がおり、第二王子は十四歳、第一王女は十二歳、第二王女は十歳。
現在は『聖女』セラフィナの護衛と交流、視察も兼ねて同行している。
ギフト『太陽の覇道』。
能力は不明。
◇ジークヴァルト・アイゼンハルト
アイゼンハルト侯爵家の次男。近衛騎士候補、騎士。短い銀髪に緑の瞳。
性格は短気で傲慢、プライドが高い。強い相手は認めるタイプ。脳筋系。
兄に対するコンプレックスを抱く。
『聖女』セラフィナには好意を抱いている。カーマインに対しては敵意を向けている。
ギフト『不落の守護者』。
能力は身体能力の向上、体の硬化・防御能力の上昇。
あらゆる攻撃から対象を守り抜く献身と守護の力。
◇ジュリアン・ヴァレンシュタイン
侯爵家の三男。長い青髪、青い目、眼鏡。
頭脳明晰。性格は真面目、疑い深い、寡黙。
長兄の小侯爵は結婚しており、次兄のウィリアムは学園卒業済み。
次兄ウィリアムの婚約者、レティシアに憧れている。
ギフト『真理の探究』。
能力は鑑定・解析。また使い魔として二匹の黒い犬を使役できる。
◇ベネディクト・サンプリエール
王立学園の一年生であり、聖職者。教会関係者。
黒髪に黒い瞳。大人しく、信仰心が強い。
陰のある印象で、セラフィナに対しては執着心があるように見える。
ギフト『深淵の福音』。
能力は〝影〟の操作。
使い魔のように使役することも、穢れを取り込み、浄化することも。
◇レイナ・ブランシー
公爵令嬢。王立学園二年生。現・生徒会長。長い銀髪。
◇セシル・ランバート
伯爵令息。元・生徒会役員。
選管の仕事でカーマイン・セラフィナと交流がある。
一度、カーマインに言い寄ったことがあるが、追い払われた。
元・生徒会ではレイナを慕っていた。
◇メリッサ・コーデル
コーデル伯爵令嬢。王立学園一年生。
ピンクの長髪で腰まで流した髪とは別に、ツインテールを作っている。
髪色の影響か明るく目立ち、印象に残る女性。
ジークヴァルトに好意を寄せているらしい。
コーデル伯爵領は、アイゼンハルト領に程近く、鉱山を所有している。
そのため、アイゼンハルト家と政略結婚の予定。
家を継ぐ弟はいるが、年齢の近い兄などはいない。
◇レティシア・ボルネ
ボルネ伯爵令嬢。三年生。
プラチナブロンドの長髪。
温和そうで気品がある。上品でお淑やかな、お姉さんの雰囲気。
ヴァレンシュタイン家次男、ウィリアムの婚約者で、円満な関係。
卒業ととともに結婚する予定。
ジュリアンが片思いする相手。そのことには気付いておらず、彼を義弟としか見ていない。
◇エミリア・ラウゼン
ラウゼン男爵令嬢。
誘拐されかかっていたところをカーマインに救出された女子生徒。
そのあと、セラフィナに見つかり、保護されている。
髪色を変えたカーマインの姿を見ており、自分が助けられたことを知っている。
ただし、縁がなかったため、カーマインの正体はわかっていない。
◇マレーネ・シトラス
侯爵令嬢。入学後、G4の説明だけしてカーマインに追い払われた。
◇ルチアーナ・ベルゴ
伯爵令嬢。〝香水事件〟の犯人で注意を受けた。
【その他】
◇ゴロッソ・レギデーシュ
レギデーシュ商会長。護衛にルドロフ、マルガルフを雇っていた。
賊と通じており、支援物資の略奪などの行為にも手を染めている。
『白骨夫人』のギフトを宿していると思われる黒水晶を所有していた。
アイゼンハルト領を襲った魔獣災害の黒幕と通じていた様子。
現在、ヴィルヘルムたちに捕まり、拘束されている。
◇?????・コーデル
『先生』と呼ばれていた謎の男。
ピンク髪に丸形の眼鏡をしている。
喋りたがりで性悪な性格。
ギフト『天蓬元帥猪八戒』を宿す黒水晶を所有しており、それを使役していた。
ヴィルヘルムにより首を切られ、死亡。
ギフト『???』。
能力は不明。
◇ルドロフ
熊のような大柄な男。
武人らしい様子で実力も伴っている。
ゴロッソ会長の護衛を務めていたが、先に〝先生〟の配下だった。
湖の戦いでヴィルヘルムに敗北し、片目を失う。
現在は拘束され、アイゼンハルト家に拘束中。
ギフト『黒風大王』。
能力は、黒風大王の力を使える。※熊の獣人化、黒槍、黒鎧など。
◇マルガルフ
存在感の薄い男。
〝先生〟の配下だった。
ヴィルヘルムにより首を切られ、心臓を貫かれ、死亡。
ギフト『黄風大王』。
能力は、黄風大王の力を使える。※テンの獣人化、三昧真風など。




