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僕たちの友情→私たちの友情? 2人の友情→乙女5人の友情?(え!どうして?)

作者: Aprツツジ
掲載日:2025/11/08

単純なTS物に、寄せないように、して行きます。

テーマは「友情」です。でもギャグの物語です。

どうぞ、お楽しみください。

《プロローグ》


  僕は幹人みきと、高校2年。夏休みにクラスのキャンプで来てる。いま、親友の蔵人くらとと罰ゲームを受けてます。


 僕は、異世界、ファンタジー物のラノベ、マンガ、アニメが大好きです。


 クラスでは、いつも蔵人と一緒に、異世界、ファンタジー物の話しをしていました。


 たまに、蔵人のところへ行くと、蔵人はVRMMOゲームが大好きで、毎日かなり長時間プレイしてるみたいでした。


 僕は、蔵人に友情を感じているのは、いつも上から目線で見ようとする、クラスメートとは違って、自分と対等に見てくれているところにもありました。


 僕は、姉がいていつも上から目線で話してきます。そこは、蔵人も同じようでした。


 今日の罰ゲームは、デキレースだったようですね。それは、誰かの姉か妹のもの? 普通ならお母さん達のサイズでしょう!


 キャミソールの短いワンピースや、サンダル、下着まで揃えてありましたよ。


 それも、僕たちは、小柄でしたから入るんですよ。普通の男の子では、キッチ、キッチ、でもいい方。むしろ、破れちゃっているしょう!!


 いつもクラスメートからの扱いは、そんなものでしたからね。


 男子だけでなく、女子までも、カッワイイねって、「キャッ、キャッ」と笑っていましたよ。


 変な男に、可愛い女の子と間違われて、襲われないようにしてね、って楽しそうに、みんなで一緒に、笑っていましたよ!


 池を半周歩いたかな? 反対側にキャンプの明かりが見えてました。ライトはスマホのライトだけで歩いてます。


 お互いに僕は、あだ名が「ミキ」で、蔵人を僕は、「クラト」と呼んでいました。


 そこに、突然、人影が? かなり大きい! 2mは越える? 本当に可愛い女の子と間違われて、襲われてるのか? ええ!


 その男は、僕たちに突進して来て、両脇に抱えながら、池に飛び込んだ! あれ、池の一部が光っている! そこへ着水!!



 気づくと、薄暗いのかな? 体が動かない。重いまぶたを上げようとしたら、少しだけ開いて、あれ、池のなかじゃない!


 よく見ると、どうやら、洞窟のなか? 一段高いところにいるようだな!


 なにか、騒然としていました! 男の声で「奴らは、あの崩れてきた柱のところに集まっているぞ!!」


 「崩れた柱と一緒に、大きな男と女の子が二人落ちてきたみたいだ!」


 その声の方を見ると。あれ! これはアトラクションか? 鎧を着て剣を持った騎士? が何人か身を乗り出して見ていた。


 「あの人達は動いていないぞ! 落ちた時に、亡くなったのかな!!」


 「あいつ等、あの死体を食べるみたいだな! こっちへ運んで来てるぞ!!」


 「じゃあ、こっちは降りられないから、今日はここで、このままいることになるのかな?」


 「ああ、さっきの柱の影響で、ここの階段が崩れたから、助かっているんだからな!! そうじゃなかったら、もう攻め込まれていたんだぞ!!」


 「ああそうだな! 今はそのほうが、安全だろう。しかし、荷物が下にあるから、食料もポーションもないぞ!!」


 少しだけ開いた目から、下が見えてきた。かがり火を焚いたんだろう。


 見えているのは、オーガ/オーク/ゴブリン? ゲームでお馴染みのモンスターの姿だった!!


 まだ、僕は、状況が分からない。そして、意識が遠くなって行った。


 しかし、「ミキ! ミキ!」と繰り返し呼ばれて、意識が戻ってきた。


 「あいつ等、もうみんなで、食べ始めているぞ!!」その声で、かがり火の方を見ると、僕も、クラトも、群がっているモンスターに、食べられていたよ!!


 なんで自分の姿を見れるんだ!! 幽体離脱! じゃあ僕たちは、死んだのか? でもだれか、女の人が僕のことを、なでていた。ぬくもりも感じていた! でもまた、意識が落ちてしまった。




 《エピソード01》ここって、始まり?


 意識が戻った? いや夢か? 女の子がいた。自分は「ミキシリアーヌ」だと言っていた。愛称は「ミキ」だと。


 あれ、愛称は同じ? なのか? 


 その子は、そのまま話しをつづけていた。私は前世は、地球の日本にいたんだ。時代は令和。事故で亡くなって、この世界に転生したの。


 この世界で16年間生きたけど、辛いことしかなかった。それに前世を思い出したから、更にとてもつらかったのよ!


 今度は、また、地球の日本で、やり直しできるんだよね。この世界の管理者が、私にそう言っていたの。


 それで、その管理者が、今の私の記憶を引き継いで、そのまま「ミキ」を、あなたに続けて欲しいんだって!!


 わたしにとっては、この転生は、まるで人生が罰ゲームのようだったわ!! もうとても、辛かったの!!


 (え、それって! 僕は、キャンプの罰ゲームを、やっていただけなんだぞ!! 人生が罰ゲームだって!! 冗談じゃないぞ!!)


 フフン、とても焦っているようね! でも、嫌なら食べられた体を再利用できるみたいよ!


 不老不死のスケルトンで、復活できるみたいね!! 魔獣になっちょうけどね!! あなたはそれを選ぶのかな?


 それは、ここの管理者と自由にやってね!! じゃあ、私は行くから。バイバイ、さようなら!!


 ああ、ちょっとお! なんでこんなことに、なっちゃうんだよ!! 


 そこから、急激に何かが。 誰かの記憶? それが、頭に流れ込んできた!! ああ、とてもキツイな!!


 また、意識が落ちていくのか...。



 気がつくと、とても騒がしい。また重いまぶたが少しだけ開いてくれた。


 そこから、見えたのは先ほど、僕たちを食べていたモンスターが戦闘をしていた!!


 相手は、騎士や冒険者達? 助けがきた?


 薄れていく意識の中で、耳に入ってきた。


 「ミキは魔力切れでも、死に戻って来たから良かったわ! 助かったら、マナポーションをもらいましょうね!」


 この声は、聞き覚えがある。リーダーの女剣士ミカルの声ね! 


 「うん、分かっているわ。でもまた、顔が土気色つちけいろになったらと思うと、心配なのよ!」


 この声は、神官のリリーよね!


 フン、ミキは意外と、しぶといからね、大丈夫よ!


 この声は、学者肌の水魔法使いのシェニーね! みんな、心配してくれてたんだね!! ありがとう!



 《エピソード02》ここから逆転?



 あれ! どうして? ここの人たちのことが分かるんだろう?


 でも、同じパーティ仲間の3人よね。さっきの女の子は、夢じゃなかったんだ! じゃあ、これは、記憶の引き継ぎ?


 そうとしか、考えられないよ! じゃあ、これから、『人生が罰ゲーム』も引き継じゃうのかしら? そうなんだわ!!


 この世界の管理者なんて、出て来てないじゃないの!! 勝手に決めちゃったんだね!! 


 何か頭に直接響いてくるわ? 「フッハハハ!! いや、勝手に決めちゃって、悪いね!! おわびにギフトをあげるよ!」


 え! こんなんで、終わりなの? もう、冗談じゃないわよ!!


 誰かが、ほほをゆすっている? 「ミキ! ミキ! 起きて!」


 フット目が覚めると。リリーの膝の上だったの。それから、女剣士ミカルが私の上半身を助け起こしてくれた。


 マナ・ポーションだからね。そう言って、飲ませてくれた。ありがとうミカル!


 少しすれば、魔力切れから解放されるからね! それは水魔法使いのシェニーだったわ。


 少しづつ、体のコワバリが消えてきて、体が自由に動くようになってきた。


 いま、急ごしらえで、ハシゴを作っているからね。歩けるかな? ダメなら、あの男たちが、喜んで担いでくれるわよ!


 でも、嫌でしょ? 私は、フット『嫌だ!』と湧いてきたわ。 うん、ミカル助けてくれる?


 うん、私も男たちに触られるのは嫌だからね!!


 そうして、ゆっくりと立ってみた。立てるね! じゃあ、歩けるかな? 少し歩いてみた。うん、歩けるよ。


 それで、モンスター達は?


 ああ、デカい奴には逃げられたみたいだけどね。あとは、殲滅せんめつしたみたいだよ!


 そうして、ミカルが背後に落ちないように、付いてくれて、少しずつ、ハシゴを降りていったわ。


 何か、シーフが持っていた。ああ、クラトと僕のスマホだ! 思わず手を出してしまったわ。でも何故か、渡してくれたわ?


 これから、城に戻るからね。また、出直しするのか、どうするのかは、その後だね!! とミカルは言っていた。


 私たちは、ほろ馬車に乗った。ミキは、まだ横になってな。とリーダーのミカルが言っていた。


 その通りに、横になると、これだけで疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。




 《エピソード03》ミキってどんな子?


 私は、また夢を見てるのかしら? いいえ! 最近の出来事ですね。


 数カ月まえに、このパーティメンバーは、学園を退学して、貴族籍も削除されていたんです。


 それは、...。先に、このパーティメンバーの結成から...かな?


 中等部に入学した頃に、学費稼ぎで、素材採取の冒険者になったんですね。この頃からか!


 同じ学年なのに、みんなして末っ子。私だけ、早生まれなので、みんなしてお姉ちゃんぶっていたわね。


 みんなして。姉の目線的になって、高圧てきな態度だったわね。


 しかも、私だけ家に帰ると、ハウスキーパー兼用のメイドをしていたわ(お掃除、洗濯がメインだもんね!)。


 それは、私の母が後妻で、私は連れ子だったから。え!! 私って人種族じゃないの? エルフ、...ハイエルフなんだね!!


 じゃあ、あのミキも『人生が罰ゲーム』だったから、人生が60年じゃないよね。ええ!! 千年もつづ...続くんだ!!


 それじゃあ、絶望しちゃうよね! でも、自分だって嫌だな!! これって、もう引継いじゃっているんだよね!!


 そうなると、スケルトンがいいのか? 『人生が罰ゲーム』がいいのか? わかんないわね!!


 エエッと、続けます。数カ月前に、水魔法使いのシェニーが、お金になる素材を見つけた。


 そう言っていたので、みんなで良くわからないままに、大量に実験室に集めていたら、実験室が吹っ飛んでしまったのよ!!


 その素材が、爆薬草っていう草の実だったの。ダンジョンにたまたまあった。そう言ってたけどもね。


 本当は、素材採取の冒険者仲間、シーフのガルアランが、少量を使っていたのを、目ざとく見つけた、だけなのにね。


 学園長は、その珍しい草を、自分が発見者になりたくて、結局は、先ほどの処分で学園を追い出されたのよ。


 それぞれの家門ファミリーも、末っ子ごときで、弁償はしたくないからね!! (後妻に入っても元が取れないのね!)


 それで、私たちは、パーティメンバーそのままで、冒険者として、独立(追い出されたのでね!)したんですよ!


 こんな感じで、記憶が入り込んでくるのかな? さっきは、もうこの体のミキに支配されて、怒ったりしていたよ!!


 まだ、どこかに、あのミキの破片が残っていたりするのかな?


 あれ、さっき助けを呼んだのって、シーフのガルアランだったわよね? なんで、シェニーと組んでみたりしたのかな?




 《エピソード04》このパーティって?


 「ねえ、さっき洞窟でミキを担いで、降ろそうと相談してた時、騎士達が妙に志願して、集まってきたわよね。


 ああ、ミカルそれはね。きっとシュニーが、水魔法であの階段にバリアを何枚か張ったでしょう。次々突破されたけどね!


 あの時に、最後のバリアの突破で崩されちゃったからね! あの周辺は、水しぶきがすごかったのよ!


 あれで、お姫様は足を滑らせて、転んで頭を打っちゃって、失神してたでしょう!


 「それって、マズくないのか!! バレたら、首を跳ねられるぞ!!」ミカルがとても、焦っていたわ!!


 たぶん、あのバタバタだからね。侍女は、モンスターに攻め込まれるって夢中だったし、気付かないと思うわよ!


 その時に、ミキはいつもの短パンでしょう。


 ローブの裾をまくって、ミニスカート、...超ミニスカートっぽく見えちゃっていたでしょう!! もう太もも丸出し!!


 しかも、それで、二―ハイストッキングまでも、丸見えだったのよ!!


 騎士達は、そっちへ目が釘付けになって、いたからね!!


 それって、あの状況で、そんな状態なら、騎士達もマズくないのか!! ウッソだろう!! こっちは切り込みを覚悟してたってのに!! なんだ!! 腹が立ってきたぞ!!


 でも、そんな理由だけじゃ説明がつかないぞ!! 私は、ミキが魔力切れまで風魔法で、防いでいたからかな? そう...


◇◇◇◇◇◇


 なんなんの? この仲間の会話って、私が命がけで守ったのに!! 何で...色仕掛けみたくなってるの?


 それでも、ミカルは私を守ろうとしてるのよね。前はもっと冷たく感じてたのに、少し嬉しいな! 少しは味方はいたのね。


 《突然現れた!!》ゴメンね! 男たちの注目は私のせいなのよ!


 あれ? 今度は夢にピクシーが出てきたわ? 


 トンボのように長い羽根の妖精ピクシーが、話しかけてきてるの?


 私は、精霊石に封印されていたのよ。あのお姫様が持っていて、転んだ時に、あなたの足元へ飛んだのよ!


 本当は、解呪が必要なんだけど、封印が解けちゃったみたいね。私は、別名ラブリー・フルール(愛の華屋さん)なのよ。


 だからね、注目が集まちゃっうのは、仕方がないことなのよね! 当然! 必然なの!!


 ええ!! 今度は、変なのが、更に追加されちゃっているんだ!! ミカルで少し希望が出たのに、罰ゲーム度マシマシ?


 もう冗談じゃないわよ! 心の整理をって思って、考えてたのに、...! 先に、男からの防御が始まるの! ...。




 《エピソード05》王女さまが戻る?


 あ、でもこのミキの記憶にあるわね! そう、家ではハウスキーパーの侍女専門だった。


 だから、行儀ぎょうぎって、教わっていなかったんだよね。


 みんなで一緒に、食堂のウェイトレスの依頼を受けた時のこと。


 休憩所の扉を閉め忘れて。そう、これもまた、ミニスカートだったわ。


 二―ハイストッキングを直すのに、スカートに手を入れていたら、...。


 知らない間に、ホールの男性が目で私のしぐさを追っていたんだよね。ミカルがそれ気付いて、扉を閉めてくれたわ。


 そのあとで、ミカルから、さんざん怒られてたっけな! でも、クラスの女子なんかは平気で机の下でやっていたよね。


 あ! 僕も普通に思っていたけど、...目で追っていたよ。男って本当に...。え! じゃあ、今は自分が目で追われる方なんだ!! 


 これからは、そう言う注意が必要なんだよ。怒られても、当たり前なんだわ!!


 この記憶のミキは、怒られたので、恨んでいたんだよね。それで罰ゲームの被害と感じちゃったんだよね。まあ、姉的な言い方にも問題があるけどね!


 じゃあ、視点を変えたら? 学びにはなるし、ミカルとかシュニーは、そんなことで怒っていたんだね。でも気にしてくれてはいるんだね?


◇◇◇◇◇◇


 「ほら! ミキ! ミキ! 起きてよ! 城に着いたよ」ああ、ミカルの声だった。あれ? ミカルが膝枕? してたんだ!


 城に着いた、私たち。本来は女騎士の寮みたい、でもあのお姫様の指示で、上級侍女の相部屋になったわ。4人部屋です。


 それに、上級侍女たちが、あんた達には、一生着れない上級侍女服だからね! と真新しい服をハウスキーパーの侍女に、持って来させてたわ!


 洞窟で汚れてるから、私がそれに着替えてます。すると、シュニーが、ミキだったら家ではハウスキーパーの侍女服でしょう。あんたには、勿体ないわね。そんなイジリを始めちゃっていました。


 すると、学園を今年卒業したばかりの王宮侍女が! みんなを知ってる人が、...。あんた達って、学園退学で貴族籍はく奪でしょう!!


 何を言ってるんだか!! みんな庶民じゃないの? 庶民が階級付だなんて! まるで、スラム街のドブネズミ連中と同じだよね!! 


 そう言ったので、王宮侍女の先輩達も、一緒になって私たちを笑っていましたよ!! じゃあ、みんなで一緒に、ハウスキーパーの侍女服が似合うでしょう!! それに、着替えなさいね!!


 私たち4人は、シュンとして、持って来られたハウスキーパーの侍女服へ手を伸ばしたら...。待ちなさい!!


 その声は、あのお姫様でした。さっきから、見ていたわ! と王宮侍女へ厳しい視線が!「私の指示に不満があったのね!! 皆さんお偉くなっちゃってたのね!! 凄いわね!!」と、とても怒っていたわ!!


 王宮侍女たちは、勝手なことをしていました。それで、もうひたすらに、あやまっていましたよ!! 王女殿下、お許しを!


 王宮侍女たちは、許されて、部屋を出て行きました!


 それから、王女殿下は、私だけを指名をしたので、付いて行きました。(でも、何で私だけ? 何かしちゃってたかしら?)




 《エピソード06》王女さま!え、クラト?


 私が王女さまとお付きの侍女に、付いて行ったの。廊下で出会う人達は、みんな、うやうやしく、頭を下げて行った。


 騎士たちや事務官たち? が、私を見ると、変な目で見ていたの。まあ、見かけないからなのかな?


 イヤ! イヤ! あれは、違うわ!! 目がギラ! ギラ! ギラ! だよ!! あれって、ミキの記憶だとイヤラシイ目!


 ああ! あのピクシーがやっているのかな!! もう、そんな目で見られるって、ミキの記憶だと...あったわね!


 でも、僕、幹人の記憶だと初めてだよね! 女の人って男の目に敏感ってこのこと? だったんだわ!!


 そして、遂に高位の貴族? とても王女さまも丁寧に、挨拶をしてるよ! 通り過ぎるまで、頭を下げておこうっと!


 それが、突然話しかけられたの!! 「大変ぶしつけで、恐縮ですが、お名前をお聞きしてもいいですか?」


 (もう、私って、ただ、ただ、困っていましたよ!! どうしていいのか、分からないんですよ!)


 すると、王女さまが、「公爵殿! 私に用があるので、後にしてくださらない?」


 「いやあ、これは、大変失礼しました!! 何となく惹かれてしまったんです。お許しください」そう言って足早に、逃げて行ったわ!


 それから、王女さまの部屋に入って、侍女を下げたの。それから「やあ! ミキ! 見事にモブ女の、アバターになりきっているんじゃないか! 男に声を掛けられるなんて! 大したもんだよ。サブ垢で遊んでたね!」


 え、それってクラト! でいいのか? 


 そう、まるで異世界物の世界? 僕は、乙女ゲーに転生って感じがするね! しかも、私には、ヒロイン役決定だね!


 VRMMOもいいけど、これは実感が最高だね!! 女の子だし、胸も本物だった!! アニメにもよくあるテンプレ!!


 さっきは、あのパーティとか、うちの侍女たちに気持ちが良かったよ! 私って隣の大国の王妃になれるんだから最高ね!!


 ねえ、クラトって、僕だといつ分かったの?


 そんなの簡単だよ。シーフのガルアランから、スマホをもらっていただろう? この世界じゃない人には分からないよね!


 え! それならば、シーフのガルアランは、なぜ私に? あ、いや僕に渡したんだろう?


 それって、単純に設定じゃないのかな? いやあ、こんな乙女ゲーのVRMMOを買おうと思っていたんだよ!!


 え! じゃあ、そのストーリのまま進んでるのか?


 いや、分からないね! 何しろ去年の初めに、色々とストーリを見ただけ、だからね。どのゲームのこれって分かんないんだよ!


 じゃあ、大筋でこう進むとか、こんなルートがありそうだ! そんな感じだけなの?


 そう! そのほうがいいだろう! 僕は、RPGのように進むのが好きだから、もう最高の体験ができそうだよ!


 (こいつ! 相変わらず、現実とゲームの世界が入り混じっちゃっている奴だな! この世界ってリセットボタン有り?)





 《エピソード07》パネル出る!え、説明?


 クラトは続けていた。いや、でも確かに少し違うんだよね! MAPで、コントロール・パネルが出ないんだよね? 分かる?


 ええそうでしょうね! それはもう、当然、必然の結果なのよ!! 略称名:『パネル』で出てくるわよ!!


 ウワー! なんだ! このピクシーって、しゃべるんだ!! ただのミキの飾りかと思っていたよ!!


 いやあ、凄いな!! これぞファンタジーだよ! 感動するね!!


 しかも、よく見ると本当に飛んでるんだよ!!


 某有名なフィギュアのサイズ(30センチ未満)じゃないか! とっても可愛いしね!! ♡♡♡ 


 あれ! クラトって、このピクシーが見えているんだ!! みんな、誰も気づいていなかったのにね!


 それは、そうでしょうね! だって王女さまは私を封印した精霊石を持っているんだからね!!


 本当の持ち主は、王女さまですから!


 ええ!! そうなんだ! それで、君の加護って、...。あ! それよりも先にあれを出さないとね!!


 「パネル」! おお!! 出て来た、それらしいのが!! ミキって見れるかな?


 うん、クラトの画面が見えるよ!!


 2人で、色々と眺めた結果、気づいちゃったんです!!


 『リセット』などありません!


 『予備機』もありません!


 まして『チュートリアル』や『ヘルプ』すら、ありません!!


 クラト! これってマジもんだぞ!! 死んだら終わり! やり直しも出来ない!


 これって異世界物だけど、ゲーム機? 乙女ゲー? そんなんじゃあ、ないぞ!! 大変だよ!!


 フーン、いいじゃないか!


 現実世界には、全く自分の未来を、感じていなかったからね!! こっちの方が人生楽しそうだね!


 お前な、本当に王妃になって、女として生きるつもりなか?


 フーン、そんなの。『リセット』しちゃえば、またやり直しができるだろう?


 クラト! さっき見ただろう!! そんなものは、ないんだからね!


 じゃあ、僕は自分たちの体が、モンスターに食べらちゃうのを見ちゃったんだよ!! 女が嫌ならば、戻れるの?


 ミキが言う通りなら、また男に戻って! 「やり直し」なんて、できないんじゃないのか?


 あ!(そこで初めてミキは気づいた!) そうだよな! 周りに順応するのに夢中だったから、...全然考えてもないよ!!


 そこで、ピクシーが「ミキ、女なら大丈夫だよ!! 私の加護で男から愛されるからね!! 安心して、選びたい放題だよ!!」


 そこで、王女さまは思いついた! あれ! じゃあ、ピクシーちゃんて! 私の逆ハー(逆ハーレム)ルートの扉だったの?


 ウーン、さっき王女さまの頭に浮かんだ物語? だったら、そうなんだろうね!!


 だったら、ミキが逆ハールートの扉を開いたから、私は平和に過ごせるわよね!!


 それは、どうかな? いまは、私は自分の意志で持ち主が選べるのよ! だから、今から王女さまでもいいんだけどね!


 それって、何とかできないの?


 ウーン[☆ミ]! じゃあ、王女さまも私の友達になってね! 困っているときに助けてあげるからね!


 そうして、ミキと王女さまは、ピクシーちゃんと相談をしていたわ。ピクシーちゃん、愛称はフルール。


 それで、フルールは、加護を弱めるため、人前では精霊石に入る。


 それから、フルールは他にも力があるので、2人の相談に乗ってくれる。それとこの世界の事を教えてくれる。


 精霊石は、王女さま(クラト)がもつ。王女さまは、フルールの大好きな甘いお菓子を用意する。


 しばらくは、2人が近くの方がいいので、ミキは王女さまの話相手の侍女になる。


 その日から、ミキは王女さま付きの侍女となって、王城内に部屋をもらったの!!


次回は、《エピソード08》パーティ3人!扱いは? ...お楽しみに (^^)/




 《エピソード08》パーティ3人!扱いは?


 あれから、1週間が経ったわ。王女さま(クラト)はその場で、私を王女さま付きの侍女としていたわ。


 周りの人たちは、その場で王女さま付きの侍女兼話し相手として、丁寧に扱ってくれていました。


 王女さまが、私とあのパーティ3人との、今までの出来事を聞きき出しては、笑っていましたよ。


 入れ替わってもミキは、ミキの扱いになっちゃっていて、このままだとダメだね! まあ、任せなさい! と言っていましたよ。


 私は、このミキの記憶をそのまま、話ちゃったから、あの3人は大丈夫かな? と少し心配になっていました。


 まあ、王女さま(クラト)は、そこまで酷いことをする性格ではないので、酷い『ざまぁ』は、ないとは思っていましたよ。



 今日は、お休みしているお付きの侍女のところへ、連絡に来ていました。場所は、あのパーティ3人との相部屋の隣部屋でした。


 寮長さんと会って、貴方凄いわね! 王城内に部屋をもらったんでしょう! もう、いきなり出世頭になちゃってね。


 話は王女さまから聞いたよ。あの退学と貴族席の削除、家からの追放から3カ月くらいなのかな?


 貴方に料理から洗濯・掃除までやらせて、自分達はそのまま貴族の令嬢扱いさせて、なにも手伝わないでね!


 苦労してるから、報われてるんだからね! 良かったわね! (え! これって、あの来世に行ったミキの、苦労の結晶なの?)


 私たちだって、お手当があるから、従っているんだからね! だから、庶民になったあの3人には、社会勉強をさせているわよ。


 庶民は、自分の事は自分でする! 何の理由もなく、やってもらえることはない!! これを教えているからね!!



 私は、王女さまのお付きの、侍女の部屋に向っていた。その部屋の辺りで、誰かが怒られている声が、聞こえてきた。


 「あななたちは、何度教えれば分かるの!! 直ぐに手を抜いて、もう見張らないと、シュニーやリリーはダメみたいね!!」


 そして、長い棒で、手のひらを叩かれて、泣いてるシュニーやリリーがそこには、いたわ!! ミカルは淡々とそれを見てるの。


 いい! あなたたちは、庶民なのよ! 貴族でも雇用されてなければ、あまりにも、無理に従わせると、罰せられるのよ。


 また、評判が落ちてしまうのよ。あなたたちを、しっかり庶民にしてあげるからね!!


 私は、この扱いは、ミキの記憶を通して、当然だよね! と思って眺めていましたよ!!


次回は、《エピソード09》パーティ3人!改まるの? ...お楽しみに (^^)/




 《エピソード09》パーティ3人!改まるの?


 さっきは、来世へ行ったミキの記憶を通して、異世界物のラノベやマンガ、アニメの『ざまぁ』だと、眺めていましたよ!!


 でも、僕の考えでは、あのパーティ3人は、入れ替わったミキを気遣って、くれていたよな? と思っていましたよ!!


 そう、思いながら、王女さまのお付きの、侍女の部屋へ行きました。中に入ると、個室になっていました。


 なるほど、王女さま付きの侍女って、出世なんだね! と思っていました。


 でも、その侍女の方が、言っていました。さっきの廊下の事は、見てたんでしょう? 『ざまぁ』はできたのかな?


 はい、見ていました。そうですね。ここのご令嬢じゃないんだから、当然かなと見ていました。


 でもね、私も王女さまから聞いたときは、あの3人は末っ子で甘ったれていたんだ! と思ていたんだけどね。


 よくよく、考えて見ると、私も可哀そうだなと思えてきたのよ。


 寮長さんと会ったでしょう? あの人は厳しいけれど、やさしい方なのよ。


 しつけだけは、やかましくされているけど、ちゃんと大切な事を教わっていないみたいね。


 だから、このままだと庶民だから色街で、一生を送るようになっちゃうでしょうね!


 ハウスキーパーの侍女も、真面目に出来ないと、そうなっちゃうでしょうね。


 成人年齢で社会へ出たら、なんの理由もなく、チヤホヤされたら、怪しまないととね!


 そういう意味で、子供が全然抜けていないのよ! 下手に貴族令嬢でいたから、余計に可哀そうになってきたわ!


 でも、あの女剣士のミカルは、しっかり学んでいるからね! さすがに武勇で名門の男爵家出身だけあるわね。


 いづれ、独立する意志はあったようね。私も王女さまが輿入れしたら、好待遇じゃなくなるから、もう嫁ぎ先を見つけているからね!! 


 だって、このままここにいるだけで、いい縁談話は来ないからね。でも後妻じゃないからね。そこそこにいい条件よ。


 あなたも、待遇がいいうちに見つけないと、望まない高齢者の嫁にされちゃうかもね。


 ご子息のお子さんより、幼い子供が生まれるかもね。そうしたら、その子と一緒に冷たい処遇になっちゃうのよ。


 子供が可哀そうでしょう!! 何の罪もないのにね。貴方はそれが望みなのかしらね!!


 (ええ!! 突然!! 究極の選択? でも、クラトも言っていたね。男に戻れる? 体がないんだからもう、選べないんだよ!! 逃げ道はもうないんだね! でも男と結婚は嫌だ!! (;^_^A )


 あなたはちゃんと『嫌そうな』顔をしたから、安心したわ。あの2人はまだなんとかって、子供の自分にしがみついているけどね。

 変れると、いいわね! でも、寮長さんが目を付けてるから、ここに居る間に変われれば、ラッキーだよね! =^_^=


次回は、《エピソード10》あの2人!令嬢のワナ? ...お楽しみに (^^)/




 《エピソード10》あの2人!令嬢のワナ?


 私は、帰り道に考えていたわ。私は、あの3人とは来世に行ったミキの記憶と、洞窟やその帰りに気遣ってくれていたから、心配をしていたの!!


 でも、あの侍女や、寮長さんまでが、そこまで気遣ってあげているのかな? あの子達を、元々知っていたみたいだしね。


 王女さまの部屋に戻ってきました。


 そうしたら、王女さまのクラトが「いやあ、寮であの3人と会っていたようだね。それで『ざまぁ』はどうだったの?」


 ええ、『ざまぁ』は見ました。来世に行ったミキは喜んでいるんでしょうね!! でも、私は、...。


 うん、洞窟とかで、助けてもらったからね!! 僕も、来世に行ったミキの命と引き換えの魔法でみんなが助かったんだ!!


 それと僕も、洞窟で転んで、頭をうってから死に戻った、みたいなんだよ。


 その時に頭の酷いケガを、あのリリーって神官が、必死になって直してくれたんだよ。


 寮長さんに相談したら、そんなに悪い子達じゃないようだね。って言ってくれてね。あの侍女もそう言ってたから、安心したんだよね!


 「貴族の家でしつけが厳し過ぎると、周りに気を使い過ぎて疲れちゃうんだって。だから、貴族の流れからはずれると、ああなるそうだよ!」


 「寮長さんも言っていたと思うけど、誰か見てないと手を抜くってね。庶民は、働き者だからね!!」


 へー、クラトもいいところ、あるんだよね。


 あのね。僕は、いつでも、そこは優しいと思っているからね。あと、ぼく、...じゃなくて私は、クララだからね!!


 これからは、そう呼んでね。


 はい、王女殿下。


 そうじゃなくて、クララね!!


 はい、クララ!



 その頃、侍女の寮では、シュニーとリリーが荷物の受け取りをしていました。


 その時に、荷物を持って来た人から「貴方は、上級貴族ですかね? 気品がおありだが、ハウスキーパーの侍女服ですね。色々と訳ありな感じですね」


 これに、シュニーは「あら、分かっちゃうんだ! そうよ、伯爵家の令嬢ですからね!!」


 「おお! これは天の導きか? とある伯爵家で、身代わりになってくれる、ご令嬢を探しています。当然淑女でなければ、務まりません。にわか仕立てでは、直ぐに見破れます」


 「ウーン! どうしようかな? 」


 その時に、リリーは止めましょうよ! 人さらいだったら、奴隷にされちゃうかもですよね。と、シュニーに囁いていた。


 「ええっと、差支えがなければ、お隣の侍女さんも貴族だと思います。お付きの侍女になれば、一緒にいられますよ!」


 それで、シュニーは、リリーへ私の侍女なら、ハウスキーパーの侍女の仕事はさせませんからと、強引に誘っていた。


次回は、《エピソード11》あの2人!何を焦った? ...お楽しみに (^^)/

 




 《エピソード11》あの2人!何を焦った?


 私ミキは、王女さま(クラト)と、死に戻り後に加護が増えたことで、その加護を使う訓練していました。


 王女さま(クラト)は、鑑定の能力を獲得していたんです。


 それで、来世に行ったミキの記憶の話で、この世界では、『白魔導師』とも呼ばれる能力が追加されたことを知りました。


 その力は、ゲームだと職業が『ヒーラー』ではなくて『プリースト』になるそうでした。この時はピンときてなかったです。


 その力の事は、パネルやスキルの説明から分かってきました。以前のミキは、ただの風魔法使いでした。でも治癒もできるんです!


 ゲームの世界に詳しい、王女さまは、ゲームで疑問に思っていたことを、私のパネルやスキルの説明から考えついたんですね。


 『ヒーラー』や『プリースト』は、後衛の職業。戦闘に使えないと思われています。この世界でも、それは、同じです。


 ところが、私の風魔法と組み合わせると、攻撃に使えます。実際に使ってみて、初めて分かりました!! !(^^)!


 それって、とっても凄いんですよ!! でも、私は戦争では使いたくないです!! 討伐依頼なら使いたいですね! !(^^)!


 そのために、王女さまと色々と試したりして、訓練をしていました。



 さて、そんなところへ、寮長さんからの連絡を持った侍女が来ました。


 あのみんなで、心配をしてるシュニーとリリーの2人のことです。今は行方不明になっちゃっていました!!


 それが、城から外には出ていないんです。でも、荷物を2人で取りに行って、帰って来ていないんです。


 しかも、荷物は、降ろしたままでした。見張りの侍女が、目を離した間でした。でも、荷物を運んだ御者はいつもの人でした!!


 その御者は、いつも「ご令嬢の身代わりを...」と言っていたので、誰もが悪い冗談の人と思っていました。


 この状況から、その御者が本当に悪い人だったとしか思えません。手配はしました。これが連絡の内容でした。


 連絡を持ってきた侍女に聞いてみました。


 いままで10才の子供の侍女でも、信じていなかったのにねって周りは思って、笑っているようでしたね。


 そこへ、フルールが来ました。王女さまは。あれ! フルールいつ出たの? この精霊石から出ちゃダメでしょう!! 約束したよネ!!


 え、王女さまに、チョット出てくるヨ。そう言ったら、「はい」と言ったので、出られたんだよ!! フルールは、悪くない!!


 じゃあ、あの2人を見に行って、面白いことになっちゃっていたけども、教えてあげないからね!!


 それを聞いて、王女さまは、甘いお菓子をエサに、フルールにあやまったりして、なだめていましたよ!!


 私は、このやり取りを見ながら思いました。(あの2人に、まさかが、あったんだと!! (;^_^A )


次回は、《エピソード12》あの2人!とりま救出? ...お楽しみに (^^)/





 《エピソード12》あの2人!とりま救出?


 シュニーとリリーは、いまは、とても後悔をしていましたよ!! (なんで、簡単にだまされちゃったんだろう? "(-""-)" ってね!)


 ここは、奴隷商の裏庭です。


 牢屋のような、鉄格子のある建物に、小さい子から、12~13才くらいの子供が自分たちを眺めていましたよ!!


 あの自分たちを連れてきた業者と奴隷商が、話しをしていましたよ!!


 まさか、お前が本当に貴族の子女を、連れ来るなんてな!! 信じられないよな!!


 まあでも、あの悔しがって落ち込む姿は、庶民じゃないよな! 普通はもっと単純に泣きわめくか? 無気力かだな?


 でも、いつものように、「ご令嬢の身代わりを...」で、引っかかって来るなんてな、...。


 10才の子供も騙されなかったのにな! よほどの裕福な貴族の、頭がお花畑なんだろうね? お前の話では伯爵家だったっけ?


 いくら王宮内でも、上級貴族の子女なら侍女服だぜ! それが、なぜかハウスキーパーの侍女服だと!! !(^^)!


 これはもう、どう考えても、オモイッキリ!! 笑っちゃうよ!! はは...はは!! だから、簡単に騙せるのか!!


 本当に貴族なら、金貨単位で買うけどもな! 頭がお花畑じゃ、奴隷でも自分のことすらも、できないんじゃねえ!!


 だから、そこの10才以下のガキと同じ、銀貨単位の値段だな!! でも、2人いるからな、金貨1枚(10万円)は出そうか?


 (シュニーは、入試で学園でNO.2だった! それが、世間知らずでこの扱いだ! 周りの人の言うことを聞き、少しは理解をしておけば、良かったんだね! (;^_^A )


 (おまけに、リリーが私を睨んでいるよ! そうだよね、退学の原因も私だったんだよ! もう、自分をごまかせないな!!)


 そして、奴隷商から、2人共奴隷紋を付けられてしまった!!


 (もうこれで、庶民以下になっちゃたね! リリー、ゴメンね!! <(_ _)> これは、買い戻さないと、一生消えないんだ!!)


 牢屋に入る直前に、奴隷商は受付から呼び出された。


 お前たち2人逃げても、奴隷紋をたどれば、捕まえられるからな。逃げたらお仕置きだからな!!


 そう言いながら、奴隷商が牢屋の子たちを見ただけなのに、もう凄く固まっちゃて、震え上がっていたわ!!


 (これは、人扱いをしないお仕置きだね!! どうしよう!! もう、恨まれてるから、リリーも見れないよ!! (;^_^A )


 ところが奴隷商が建物に入ると、あの例の御者が、私たちを荷馬車に乗せて、逃げ出したわ! もう、一体どうなっているの?


 表通り近くで、降ろされたわ! あの御者は、俺もとうとう取り返しが付かない、失敗をしてしまったんだ!!


 たった金貨1枚で、この職を捨てて、町から逃げ出すしかないんだ!! 最後にたった1つだけでも、良いことができたんだ!


 お前たちは、逃げ延びて、奴隷紋を解呪すれば、まだやり直せる!! もう俺は、無理だがな!! じゃあな!!


 そう言って、荷馬車で走り去って行ったわ!! ええ!! 私たちは、どうすれば、いいの?


 そこへ、リリーが、もうあんたの言うことは聞かない!! これからは、自分で考えて決めるからね!! (自分に宣言した?)


 でも聞きなよ!! 私は、逃げ切るからね!! そう言われてシュニーは、直ぐにリリーの後を追っていた。私も逃げ切る!!




 《エピソード13》とりま!再会?


 王女さま(クラト)は、ミキとフルールと一緒に、護衛騎士たちと一緒に、馬車で急いでいた。


 奴隷商のところは、この通りから入るのだな!


 一旦減速をして、入ろうとした、その時に!! 向こうから走ってくる女の子が! あれって、シュニーとリリーだね!!


 2人は、通りに止まってくれた、王宮馬車が見えていた! そして、その馬車に、助けを求めた!!


 その馬車の窓から、見えたのは、王女さまとその侍女ミキだった。王女さまは、護衛騎士に命じて、2人を馬車に乗せた。


 その時に、後ろから奴隷商が追って来ていた! 待て! 金貨1枚!


 そして、馬車に着くと、文句を言い出していた「おい! そこのお貴族の姉ちゃんたち! その子たちは、うちの奴隷紋が入っているんだ!! 勝手に連れていくなよ!!」と叫んでいた。


 護衛騎士が、王女殿下に!! なんの言いがかりだ!! と停止をさせていた。


 その時には、馬車の中でフルールが、何かをしていた? シュニーとリリーが、一瞬輝いていた!


 そして、フルールが、王女さまとその侍女ミキに、ニコリと微笑んでいたわ =^_^=


 それを見ていた王女さまは、護衛騎士へ命じた。奴隷紋はどこにあるって?


 奴隷商から護衛騎士が聞きだすと、首筋に中央がバラの奴隷紋があるはずだ!!


 俺が金貨1枚で、買ったんだと、また繰り返していた!!


 王女さまは、ミキにこの2人は金貨1枚だって! ヤッスいわね! ミキの奴隷に買ってあげてもいいかしらね?


 シュニーとリリーがピクッとしていた。


 王女さまは、シュニーとリリーの首筋を確認していたの。2人の首筋には、王女さまの紋章の奴隷紋があったわ! (クスッ!)


 それで、それを奴隷商へ見せていたの。バラじゃなくて、私の紋章ね。どうしますか?


 奴隷商は、バラじゃない奴隷紋を見て「そ、...そんなバカな!! なんでだろう?」と、嘆いていたわ!!


 周りには、この騒ぎで人が集まり始めていた。そこで、護衛騎士へ、騒ぎになるから、金貨1枚を恵んであげて。と命じました。


 奴隷商は、金貨1枚をもらったので。王女殿下、大変お見苦しいところをお見せして、失礼しました。と詫びていました。


 そして、王女殿下、お買い上げ、ありがとうございました!! と、王家に奴隷を売ったように、見せていた。(商魂逞しい!)


 それじゃあ、お城へ戻るわよと、護衛騎士へ、命じましたわ。


 王女さまは「ミキにこの2人は、買ってあげたから、今月のミキのお給金から、差し引くからね」と、ワザット大きな声で言っていましたよ! すると、シュニーとリリーがピクッとしていました。


 そして、王女さまは「ミキは、奴隷部屋を持っていないから、仕方がないわね。ミカルと同じ部屋に入ってもらいましょう!」


 そう言いながら、ミキへニコリと笑っていましたよ!


 (シュニーとリリーは、もう奴隷ですね! これからは、ミキが主人だ! 2人は、もうそう思っていましたよ!!)




 《エピソード14》とりま!侍女寮?


 私ミキは、侍女寮へシュニーとリリーと一緒に、入って行きました。


 すると、寮長さんと、先輩の侍女の方が、とても心配そうにして、受付で待っていましたの!


 私に気付いて、ミキさん! と声をかけて来ました。


 それから、その後ろのシュニーとリリーに、気がつきました。


 もう、シュニーとリリー! 探していたんだからね! まさか、勝手に城の外には出てないわよね!!


 それで、私が首を横に振っていました。


 なんだい!! じゃあ、捜索の手配は無駄ではなかたんだね!! そう言いながら、厳しい目で2人を見ていましたね!!


 それで、私が捜索の手配は、王女さまが解除を依頼していますから、大丈夫ですよ。


 それから、シュニーとリリーはいいかい! あなたちは、寮長さんと、先輩の侍女の方へ預けるからね!! ちゃんと言うことを聞いてね!!


 そう言われて、寮長さんと、先輩の侍女の方へ、シュニーとリリーは向って行ったわ。この時に、寮長さんは、違和感に気付いていましたよ!


 寮長さんは、先輩の侍女の方へ、シュニーとリリーは、寮室へ連れていってね。と言っていました。


 三人が、この場をはなれると、寮長さんは私に何か言おうとしていましたよ。


 私が、自分の首筋の髪を上げて、首筋を手でパンパンと叩いていたの。それで、分かったようでした。


 やはり、心配が的中していたんだね。この城から出たら、直ぐに誘拐されて。奴隷に落ちちゃんだね! と少しがっかりしていましたよ。


 それで、私は王女さまを待たせていますから、と伝えていました。


 はい、分かりました。あの二人は、私が責任を持って預かりますからね。王女殿下に、お伝えください。と言っていたわ。


 それで、寮長さんへ、後をお願いして、分かれました。


 寮長さんは、シュニーとリリーの寮室へ入っていました。


 寮室には、先輩の侍女の方とミカルがいました。ミカルが心配していたんだぞと、シュニーとリリーを叱っていました。


 寮長さんは、シュニーとリリーへ、何があったのか話してみなさいと、言っていました。


 2人が、言い出せずに、グズ、グズしていました。すると、二人は、突然「あの男が来る。お仕置きされちゃうわ!!」と叫んでいましたよ!!


 寮長さんは、それを収まるまで、待ってから、首筋を見せなさい!! と言っていたわ。


 2人は仕方なしに、首筋を見せていましたよ!!


 良いここにいる人だけの秘密ですからね。この2人は誘拐されて奴隷に落ちています。この紋章は王女殿下のものです。


 だから、シュニーとリリーは、王女殿下の所有物です。但し、ミキさんに一任されていますね。本来なら言うことを聞かないと、自分に一番関係がある人が出るんです。まだ、買い戻したばかりですからね。


 (私は、この部屋に来た時には、もう奴隷から解放されと、思っちゃたわ。でもいま、一番恐ろしい人の顔が浮かぶんだわ!! もう二人は、とても悲しくなりましたね)


 どうやら、あなた達には、ミキさんの顔が出るまで、頑張って頂きますからね!! と厳しい目で見て、言っていたわ!!


 それで、二人は仕方なく今までの、経緯を伝えていたわ!!


 ミカルが、いままで、一番バカにしていたミキの所有物だからね!! と思いっきり、笑っていましたよ!! !(^^)!


 奴隷は庶民の下なんだよ!! これからは、ご主人さま(ミキさま)へ、従うんだからね!


 とまた、笑っていましたよ!! !(^^)!





 《エピソード15》とりま!私達の未来?


 ミカルに『ざまぁ』的に笑われたことでもあったが! でも、シュニーとリリーは、ミキの奴隷になったことを、とても悔しく思っているようだった!


 そこから、寮長さんから、あなたち4人は、学園創立以来の退学と貴族籍はく奪で、すでに有名人になっちゃているんだからね。


 それを、よく覚えておきなさいね。貴族って、悪名で一度ウワサになったら、もう立ち直れないものなのよ。


 だから、貴族ではなく、庶民として生きていけるように、したいわね。あなたちは、まだ後妻でも貴族になりたいかしらね?


 ミカルは、元々女剣士で一生を終えようと思っていたからね。そんなことは、考えてもいません。と堂々と答えていたわ!!


 寮長さんは、さすがに、武勇に響いた名門の男爵家だね! 始めから独立を考えていたんだね。


 寮長さんは、、シュニーとリリーに、あなたちは、一生を奴隷で終わるつもりかい? もう奴隷だから、貴族の後妻なんて、全くないからね! あるのは、最悪は性奴隷か、色街で生きるしかないわね!!


 シュニーとリリーは、自分たちの愚かさにも悔しがっていた!! でも、寮長さんは、王女殿下とミキさんが所有者だからね。まだ庶民として、生きていける可能性があるわよ!!


 私の知り合いにも、奴隷になった人はいるからね!! この国は、自分で買い戻しができるの。


 他の国と違って奴隷紋で、肉体が苦しめられることもないのよ。それで、...。まあ、あとで分かるからいいのかね。


 それじゃあ、先にミキさんの下に、なりたい希望はあるのかしら? 二人とも、思いっきり首を横に振っていたわ!!


 それは何が嫌なのかな? ここでは、あなたが思っていることを言っても、本当のことなら、奴隷紋がさっきのように起動しないからね。言ってごらんなさい?


 シュニーは、ミキに絶対に命令を、されたくないわ!! ミキをご主人様と、絶対に呼びたくはない!! あと、ミキに注意されたくはないの!!


 あら、ちゃんと言えるじゃない。私に相談するときは、そうしなさいね!! いい? 分かった! リリーも同じでいいよ!


 それでは、リリーはどうなの?


 ええっと、私もシュニーと同じでいいです!!





 《エピソード16》とりま!自分の未来!築くの?


 それなら、あなた達は冒険者でしょう。リーダーのミカルの意見を聞いてみましょうね。


 ミカルさっきの、シュニーとリリーの嫌なことは解決できるかしらね?


 はい、簡単なことです。自分のことは自分でする。ミキに言われる前に、自分がやりますと受けちゃえばいいんだよ。


 今まで、ミキに押し付けて来たんだからね! 私も、ミキにだけ料理させてたからね。手伝って行こうと思っているよ。


 そうすれば、指示や命令はされないよ。でも、私は、リーダーだからね! 言ってしまうことはあるよ。どうなのかな?


 それは、必要なことだから、従うわよ! とリリーが答えた! 


 シュニーは、やはり、無理なのかな! じゃあ、所有者の命令が必要なんだね!


 (シュニーは、躊躇ちゅうちょしてると、あの男が見えてきそうな、気がしてきた!)


 いいえ! リリーと同じでいいですから。(そう答えるしか、なかったわ!! しかたがない、ミキよりは、いいかな!!)


 それならば、私と先輩侍女とミカルの言うことに、従っていれば、大丈夫だからね!! と寮長さんが言っていましたよ!!



 それで、寮長さんは、シュニーとリリーに仕事をさせるために、先輩侍女に連れて行ってもらったわ。


 そのあとで、寮長さんは、ミカルと話をしていたの。


 ミキさんは、王女様が輿入れした時に、お付きの侍女で、向こうの国に残ってしまうかも知れないのよ。


 その時は、ミカルが、シュニーとリリーの所有者として、また冒険者のリーダーとして、引き受けなけれならなくなるよ!


 はい、それはもう、分かっていました。でも、シュニーとリリーが素直になるんなら、友人にまで、なれると思いましたよ。


 寮長さんは、仲の良いお友達になれるのが、一番いいわね。出来れば、その中にミキさんが入れれば、一番良いんだけどね!


 でも、シュニーとリリーがお友達に、なるんなら、所有者なんか、関係なくなりそうよね!


 いまは、シュニーとリリーには、余裕がないから、またどこかのタイミングで話すけどもね。


 いまのミカルなら分かるだろう。庶民に落ちたからこそ、できること。それはもう家門と関係がなくなったんだからね。


 自分たちの未来は、じぶんたちで築いていけることがね! これから、先は自分たちのガンバリで、未来が見えて行くことになるんだからね。


 はい、それはもう、貴族籍がはく奪された時に、かえって嬉しく思っていました。自分の居場所は、自分で作って行くってね!


 でも、それが、広がってシュニーとリリーが加わって、作れるようになったら、いいなと思っていますから!


 あら、そうなるといいわね。わたしは、それを、とっても、楽しみにしているからね!! 困った時は相談しなさいね!





 《エピソード17》とりま!築き始めるの?


 あの奴隷事件から、数日が経っていたの。あの3シュニーとリリーとミカルは、仲良くしてるみたいですね。


 シュニーは、最初は手を抜くと、恐ろしい物が見えてるようだ、とは聞いていました。でも今は、ちゃんとしてるようで、恐ろしい物が見えないようになっているそうですよ。


 クラト...いえ、クララとも隣国の王妃になる!! って話をしていましたの。


 え、だって嫁げと言われたら、この侯爵領ほどの小国よ。嫌だとは言えないのよ!


 このミニリア国の運命を左右しちゃうんだからね。従うしかないでしょう! それに、このままここにいても、居場所が無くなっちゃうでしょうね。


 兄が王妃をもらい、王位についたら、私は邪魔者になっちゃうからね!


 それよりも、ミキはどうするの? 私の侍女になって、隣国マクセルニアへ、そのままいる? 嫁ぎ先なら、政略結婚でも、それなりの人は探すよ? 若い期間は短いよ? 20才頃には嫁がないとね!


 (ウーン! 人種族じゃないから、恐らく700年後でも嫁げるんだよね! もう、そう言っちゃおうかな?)


 えっと、クラト、...あ、いえクララ。私は、寿命が凄く長いみたいなのよ。


 うん。あの勇者一行が出てくるアニメの、魔法使いみたいに! だろう?


 え、し...知ってるよね! クララは鑑定が出来るんだね! そうか、ニヤニヤしてるな! イジッテいたのか!! "(-""-)"


 たぶん、ミキは嫌がると思っていたよ。最初から、そうだよね!


 クララだって、パネルを調べたけど、リセットもキャンセルも予備機もないんだよ! 本当に王妃の運命を受け入れちゃうの?


 初めに言ってたでしょう。あの世界には、自分の未来を考えられない。居場所もどこにも見当たらないんだよ!!


 ミキは、あの3人と居場所は作れるだろう? でも、王女じゃそうはいかないじゃない! 城を出ても、鑑定くらいしか、能力はないんだからね!


 すぐに、あのシュニーみたいに、誘拐? 奴隷? そんな結末だよ!!


 それなら、あの3人のパーティに入れば、良いんじゃないのかな?


 クララに教わったゲームの応用で、プリーストと風魔法で、攻撃もできるようになっちゃたからね!! 冒険者でも、良いじゃないのか?


 そう! それは小さくてもこの国があるから、できるんだよ! ミキも、あの3人もね! ミキもしっかり、現実を見た方がいいと思うよ!


 ミキも、あのパーティに戻るのか? 自分と一緒に、侍女としてマクセルニア国にいるのかを、決めないとね!


 いま、現実が見えていないのは、ミキだけかもしれないよね! よく、考えてね!





 《エピソード18》とりま!歩き始めるの?


 私はミキ、今は寮室へ向っています。クラトいえ...王女さまから言われたことを考えて、決めてました。


 それで自分が、確かに現実を正しく見ていないことに、気付きましたの。


 もう、肉体が存在してないのに、元に戻ることを望んでいる自分が見えました。どうあがいてもあり得ない、復活?


 王女さま[クラト]は、今の立場で受け入れちゃったんだ! 現実が見えてるんだよな! <(_ _)>


 自分も受け入れる? でも、嫁ぎたくはないね(相手も生きて60年位)! まあ800年の間に気が変わるかも? だけどね!


 それで、王女さまは時々遊びに行く友人へ。あの3人も居場所がないし。それで、一緒に居場所を作ることに決めちゃったの!!


 また、4人でパーティを組んで冒険者になって、冒険する未来の方が、ワクワクするからね!! 何かそういう未来が見えっちゃったんだよ!!


 さあ、寮室につきました。みんなで、いるのかな? 中に入るとミカルだけがいました。


 あれ? ミキどうしたんだ? 王女さまは?


 うん、色々と考えたけど、今さら貴族に何か戻りたくはないの!


 フーン、勿体なくはないのか? 好待遇の侍女とか、優良物件との政略結婚とか?


 ええ、 それって、ミカルだったらどうするの? 


 私か! 知ってるだろう? 元々女剣士で一生過ごしたかったからね。今度は、自由な冒険者の女剣士で一生過ごすよ!!


 じゃあ、私も似たようにしたら、ダメなのかな?


 ミキって、本気で言っているのか? まず、みんでいる居場所が、ないんだよ! またパーティ4人で安宿屋暮らしだぞ!!


 じゃあ、ミカルって、それが貴族に戻れたら、捨てちゃうのかな?


 いや、冒険者も大変だけどね。自由な生活の方が良いからね。もう家門とかにも、縛られたくはないからね!!


 それなら、私がそれを望んでも、いいでしょう?


 まあ、そこまで、言うんじゃ、断れないよな!


 本当はミキがいないと、正直言ってアパートを借りて、居場所を作るなんて、一人で生活の仕方も出来てないから、不安だったんだよ!


 ミキは、商店街で売れ残りのパンとか、その他も安く手に入れてきちゃって、凄かったと思っているよ。


 今の自分達じゃ、直ぐにそれが、出来ないと思うよ! だから、手伝いもするから、本当は一緒にいて欲しいんだよ!!


 いま、シュニーやリリーが、戻ってきたら、話すからな! また、みんなで、パーティを組み直して、歩いていこうよ!!





 《エピソード19》とりま!災害起きたの?


 今晩は、寮室で寝ています。あれから、シュニーやリリーが、戻ったのでミカルから話しをして、また4人パーティを組み直して、再出発ができたの!


 フッフッ! シュニーは、私が戻ると聞いた後で「ああ!! ごめんなさい! あの男がきちゃう!!」と始まったので、もうみんなに、悪い考えを思い付いたのが、バレバレでした!


 寮長さんは、4人で力を合わせて、自分たちの居場所を作るのよ! って言っていたわね。


 夜中に、何か騒いでるので起きて、4人で寮の玄関に向かうと、寮長さんから城に襲撃があったと聞いたの。


 それが、モンスターの襲撃だったのよ!! オーガ、オーク、ゴブリンが襲ってきたみたいなの!


 警備隊が、撃退をしたらしいんだけどね。各自で注意をすること、と言っていたわ。


 4人で寮室に戻って、ミカルが枕元に剣を置いていたわ。シュニーやリリーも枕元に、魔法の杖を置いていたわ。


 あれ? 私って杖? 使っていなかったんだね。クラト(王女さま)と、魔法の検証をしてた時も使っていないよね!


 せめてあの鉄の棒? メイスくらいは、あっても良かった気がするね! あ、短いレイアピア(細剣)があったよね!


 あれを出して置くかな! そして、枕元に置いていたら、ミカルに声をかけられたわ。


 ミキ、珍しいね! 武器を使うのか? 突然使っても思うように、体が動かないんだよ!!


 え! でも魔法使いでも、防御は必要でしょう? 持っているから出してみただけだよ。


 まだ、ゴブリンならメイスのほうがいいのかな?


 そうだね! まあ、レイアピアでも、持っていていいだろうね。それよりも、あの洞窟のオーガが気になっているんだよね!


 あの時は、逃げられちゃったからね。あいつが、集団で逆襲して来たりするかな? ミキは、どう思う?


 その時にまた、騒ぎが起こっているみたいだった! また、襲撃なのかな? 


◇◇◇◇◇◇


 その時に、城内では、4mは超えるオーガに襲われていた。城門の警備兵が、束になって戦闘しても、みんな吹き飛ばされてしまっていた!!


 しかも、出動していた、精鋭の近衛騎士隊は、吹き飛ばされる警備兵を見て、みんなどこかへ散ってしまったのだ!!


 王宮魔導師が出ていて、みんなで、魔力を集めて強力な、魔力砲を発射しても、上手に避けてしまっていた!! しまった、当たらないゾ!!


 このままでは、王族も危険だ!! まさかモンスターが城を直接攻めるとは? あの巨大なオーガはいつ城内に入り込んでいたんだろう?


 これはもう、王族の退避が先だ!! なんで! こんなにすぐ! 王城の災害級になっちゃうんだろうか?


 駆けつけて来た、将軍は強力な敵に、脅威を感じていた!!





 《エピソード20》とりま!4人で戦うの?


 寮長さんが、侍女たちを緊急に集めている? フライパンを何かで叩いているよ!


 それで、隣の部屋の王女さま付きの侍女さんと会った! ええ!! あんた王女さまと一緒にいたんじゃなかったの?


 はい、今日こちらに戻ってきました!


 それって、本気! せっかくの出世を放棄しちゃったんだね! い...いえ、こんなことを言ってる場合じゃないよ!!


 寮長さんのところへ、早く行くよ!!


 私たち4人も急いで、侍女さんと一緒になって、寮長さんのところへ行ったの!


 寮長さんは、侍女たちに「早くお逃げ! 近衛騎士隊は、大勢で伝令だと言って、逃げちゃっているからね!!」そう、声をかけていましたよ!


 寮長さんの後ろには、数名の武器を持った侍女たちがいたわ。ミカルが、あれが、ウワサの戦闘メイドだね。構えがプロだよ!!


 そこで、ミカルが寮長さんへ、声をかけていたわ。


 寮長さん、凄いですね! ハルバート[鉄のオノと槍が付いた武器]を持てるんですか?


 ああ! これでも、元は剣士だったんだよ!! あの腰抜けの近衛騎士隊とは、違うんだ!!


 あんた達も、早くお逃げ!! あの森で拾ってきた、素人しろうとを盾に使ってるうちにね!! 30人ほどいても、役に立たないのにね!! 将軍も、使えない人だったようね!!


 外が見えるように、開けてある窓から見えたのは!! あれ! クラスメートたち? あ! 先生もいるわね!


 その先頭に立って率いていた人たちが、巨大なオーガが立ち木をへし折って、こん棒にしたものに、横なぎに振り回されて、一度に倒されていったわ!!


 次は、もう危ない!! そこへ、またこん棒が横なぎに振り回されて、クラスメートたちが、...シールドで守られていた!


 それを見ていた人達は、一瞬誰が助けたの!! と、見渡していたわ!


 魔力の気配に気付いた、リリーがミキ!! あんた、白魔法が使えるんじゃないの!! あんな頑丈なシールドって!! 初めて見たよ!!


 これを見ていたミカルが、ミキあんたに背中を預けるよ!! シールドでガッチリ守ってね!! 寮長さん!! 私たちは4人で戦ってみますから!! そう叫んで、飛び出して行った!


 私やシュニー、リリーも一緒になって、ミカルの後を追って行ったわ!!


 後ろから「あんた達、4人!! 気を付けて! 命の危機には退くんだからね!!」と寮長さんは、叫んで見送っていたわ!


 私は、クラト[王女さま]と練習していた、ドーム型シールド・マルチ5で、4人をまとめて包んで、防御をしていたわ!!


 (ヘー!! すっごく丈夫なんだね!! じゃあ、ミキの力も使うからね!! なぜか私は、とってもワクワクしていたわ! !(^^)! )





 《エピソード21》とりま!4人で戦ってみた?


 ミカルが先頭にいた。それに、気付いた巨大なオーガは、また例のこん棒にしたもので、横なぎに振り回して。ミカルを襲っていたわ! ミカル危ない!! シュニーとリリーがそう思っていたときに。


 ミカルにこん棒が当たった? でも、ミカルは大丈夫だった! ほう、本当に凄いシールドだよ!!


 そこで、ミカルがシュニーに、水魔法であいつをスリップさせてくれと叫んでいたわ!


 シュニーは、巨大なオーガの足元へ水を撒いて、その水で薄氷を張らせていたんだよ!


 巨大なオーガは足元を無視して、またこん棒を振り被った瞬間に、足元が滑って、思いっきり、凄い勢いで、体を捻じったままに! 倒れ込んでいったの!!


 倒れた時に、腰を強く打ちつけいたのか!! とっても痛そうに、うめいていたわ!! 「ウ! ウガッ!! ウガッ!!」


 ミカルは、このタイミングとばかりに、相手の目を貫いていった!!


 いくら皮膚が分厚くて、頑丈でも! さすがに、目には防御はなかったようね!!


 そのままミカルで、終わるかと思っていたわ。ところがミカルが、もうミキったら! あのレイアピアで魔核を砕かないと、また再生しちまうだろう!! (;^_^A


 その時に、このミキの記憶から出てきたの! そう、あのレイアピアに魔力を注いで、魔核を砕くのよ!!


 私は、レイアピアに魔力を注いでいたわ。でも、記憶にある普通の赤い炎じゃなかったわ! もっと高温な青白い炎で、レイアピアが、長くなっていたのよ!!


 ミカルが、早く魔核を砕いてね!!


 そうだ!! 私は、一気に青白い炎で包まれた、レイアピアで魔核を砕いていたわ!!


 その直ぐあとで、巨大なオーガは、またお前にやられたのか!! クッソ! 忌々(いまいま)しい!! また、戻ってくるからな!! っと、私たちをにらんでいたわ!!


 巨大なオーガの後ろには、オークやゴブリンが続いていたわ! あの、巨大なオーガは、城門を開けちゃっていたんだね!!


 そのモンスターたちが、私たち4人に襲いかかってきたのだ...けれども...、シールドに阻まれていたわ!


 私は、このミキの風魔法と、加護で与えられた白魔法から、ウィンドウ&シールド・アロー(矢)を、乱射していたわ!


 そうしたら、どこに潜んでいたのか? 近衛騎士隊が出てきたわ! そして、もがき苦しんでいたモンスターたちへ向っていったわ!! !(^^)!


 そう...なのよ! モンスターたちへ、トドメだけを刺しに出てきちゃったのね!! それで、俺が倒した! 俺が倒した! とやっていたのよ!!


 これは、巨大なオーガを大勢の人たちが、注目していたから、もうすべてが、丸見えだったんだよ!! みんなして、呆れていましたよ!! "(-""-)"


 近衛騎士が、こんな感じじゃ、この国に未来は感じないわね! そう思ったときに、何か分かった気がしたのよ!!


 クラト[王女さま]は、この国を出たかったんだね!!





 《エピソード21》とりま!また勝っちゃったね?


 そう、思い出したわ。あれはまだ、4人が学園から退学になる直前だったわ。


 A級冒険者は、フィールドでのオーガ討伐で。他のパーティと組んでいたわ。


 私たち4人は、深い森での素材採取者のパーティとして、ついでで参加していたわ。


 討伐対象のオーガは、オークやゴブリンを引き連れていたの。


 私たち4人は、大きな木のウロに入って隠れていたわ。参加の条件で、自分の身は自分で守ること。隠れていても良いからとね。


 討伐は、かなり激しい戦いに、なっていたわ。私たち4人は、それを見ていたのよ。万が一の時は、全力で逃げるからね!


 その時に、激しい雨が降り出してきた。それが、指揮系統の乱れをもたらして、冒険者達が押していたわ。ここで、逆転だと!!


 ところが、巨大なオーガが出てきて、あっという間に、次々と倒されていったわ。


 ここで、飛び出して逃げようとした時に、巨大なオーガに見つかっていたわ。


 ミカルは、3人を守るために、飛び出して、巨大なオーガのこん棒を避けながら、戦っていたのよ。


 でも、雨のせいで、ミカルが、転んで、...巨大なオーガの一撃が...。危ない!! ミカル、避けてね!!


 その時に、シュニーが今日のように、巨大なオーガの足元を、地面に薄氷を張って、...何とか倒していたわ。



 ミカルが、ミキ凄いじゃないか!! 巨大なオーガをまた、倒したんだ!! しかも、その腰ぎんちゃくのような、モンスター達までも! 一気に制圧したなんて!!


 もう、まぐれのC級冒険者だなんて、言わせないぞ!! これからは、本当のC級冒険者として進むんだよ!!


 (あの時から、他の冒険者からは、『嫉妬! 妬み! これが、渦巻いていた!』冒険者ギルドのマスターも、苦々しい笑顔で、4人の昇級のお祝いを言っていたからね!!)



 そのあとで、将軍から進言があって、『城門の守護者』に推薦しようとの、話も出て来ていた。


 (将軍の最初の本心は、『あのまぐれでE級→C級特進した冒険者たち』が! うちの近衛騎士より凄いハズがないじゃろう!)


 (いま将軍は、まさかうちの近衛騎士が全然使えなかった! 城の守りは、彼らに頼っちゃおうっと! !(^^)! だって楽だもんね!! (。≖‿≖ฺ) )


 この後に、4人の家門から、貴族へ復籍の豪華なエサが付いた、お誘いが来ていたのよ!!


 シュニーには伯爵家へ復籍と、王宮魔導師団へ入団のお勧めが!!


 リリーには子爵家へ復籍と、神殿への所属のお勧めが!!


 ミカルには男爵家へ復籍と、王宮騎士団に、女騎士としての入団のお勧めが!!


 私ミキには、母が『おめでとう』と、お祝いを言いに来ただけだったわ。でも、貴族からの除籍後に、母に会ったので、ミキの記憶? には懐かしくて、嬉しい感情が、溢れて来ていたみたいなのよ!!





 《エピソード22》とりま!4人の未来?


 いま、私達は寮室にいました。それで、それぞれのこれからを、話していましたの。


 ねえ、ミカルって、これからどうするの? 女騎士になるんだよね?


 何を言ってるんだ。親のコネで入ったら、どこかに嫁に出されちゃうだろう! 冗談じゃないよ。だから、冒険者をつづけて、女剣士になるよ。


 じゃあ、ミキって、これからどうするの? でも、貴族の復籍がないんだよね?


 うん、そのほうが、気楽で良いようね。 お互い、今さらだからね! ミカルと一緒になって、冒険者をつづけて、行くよ!


 それよりも、シュニーは、貴族に復籍して、王宮魔導師団への入団をするんだろ? もう、ハウスキーパーのような、ことはしなくてもいいんだからね?


 え、でも奴隷紋があるんだけど!


 そんなもの、家門が王女さまから、買い取ってすぐに、リセットできるだろう! 良かったんじゃないのか?


 でも、どこかの後妻に行かされちゃうんじゃない?


 そんな勿体ないことは、しないだろう。まあ、後妻なら侯爵くらいとか格上だろ。格下なら子爵家で嫡男ちゃくなんとかね。貴族になって、お姉さん方のように、できるんだよ?


 貴族としては、前途揚々(ぜんとようよう)な、未来が待っているんだからね! そのほうがいいんだろう?


 じゅあ、私は冒険者の仲間には、入れてくれないの?


 なにも、無理に冒険者になる必要は、ないんだろう? 希望するレールじゃないか? 上級貴族へ復帰だよ、勿体ないからね!


 じゃあ、言うけどもね。こんな近衛騎士の国なんて、すぐに無くなっちゃうと思ったんだよね! だから冒険者の仲間には、入れて欲しいんだけどね!


 ええ!! それって、シュニーは、本気で言っているのか? 後で後悔すると、思うぞ!! 今のうちに上級貴族へ復帰しなよ。ねえミキもそう思うよね!!


 うん、そう思うよ!! こんなチャンスはもう、二度と来ないよ!!


 私は、家族などに気兼ねしない、自由な生き方をするって、決めてるんだからね!! 冒険者の仲間に、入れて欲しいんだけどね!


 じゃあ、シュニーが、そこまで言うなら、いいけどね。まだ、自分で買い戻すまでは、奴隷紋が消えないんだよ! それでいいのかい?


 もう、それって、私へのイジリなのかな? 酷いと思うんだけどね!! もう、ちゃんと決めたんだからね!!


 じゃあ、ミキもいいかな?


 ウーン! そうだね! でも、まだしばらくは、奴隷紋は消さないからね!!


 うん、それでも、良いからね!!


 まさか、リリーは、上級貴族へ復帰するよね?


 ええ!! 私だけ仲間はずれになっちゃうの?


 私だって、シュニーと同じように、決めちゃっているんだからね! 自由な冒険者がいいに、決まってるからね!!


 絶対に、後悔はしないから、冒険者の仲間に、入れてね!!


 彼女たちは、自由な冒険者を求めてしまったのでした!!


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