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B神社からC駅へー1

 B神社を後にし、C駅へと向かう。その途中、コンビニの前を通りがかった。


「そういえば、このコンビニで昼食を買ったんですよね」

「そうそう。中には、駅近くの店で食べるって人もいたけれど、私たちはコンビニで買って歩きながら食べたんですよね」


 レインさんとノコノコさんが話すのを聞き、圭は何も告げずにコンビニに入った。

 いや、分かるけど。同じような行動をするんなら、きっとコンビニに入るだろうなとは思ったけれど。

 せめて一言言って欲しい。


「すいません、その」


 何も言わない圭のフォローしようとすると、ノコノコさんが「いえいえ」といって笑う。


「むしろ、先に言えばよかったですね。すいません」

「いえいえ、とんでもないです」


 気遣いのできるノコノコさんと「すいません合戦」をしながら入店すると、圭は既に籠の中におにぎりやらサンドイッチやらを入れまくっていた。

 さすがだ。


「タケさんもコンビニでご飯を購入して、食べ歩きをしたんですか?」


 おにぎりを取りながら尋ねると、レインさんが「そうですよ」と言って笑った。


「せっかくだから、途中でこういうお店に寄らなくてもいいように、弁当でも作ってくればよかったみたいなことを話しましたよ」

「本当に、真剣だったんですね」


 感心しながら言うと、ノコノコさんが「本当に」と言って笑った。


「タケさんが、多分一番真剣だったんだと思いますよ。何しろ、都市伝説オフ会の発起人でもないのに、きっちり最初から最後まで回りきって、都市伝説も一つ一つしっかり確認していってましたもん」

「発起人は、違うんですか?」


 てっきり、おかしくなったというタケさんが発起人かと思っていた。


「発起人は、結構昔からいる『シン』さんっていう人なんです。ええと……」


 レインさんがそう言いながらスマホを取り出し、オープンチャットの画面を操作する。


「この人です」


 レインさんが差し出したスマホの画面には、デフォルトのアイコンに『シン』という名前だけが表示されている。


「シンさんは、今回のオフ会には来られたんですか?」

「それが、どうしても外せない用事ができたから、参加できないって言ってました。発起人なのに、申し訳ないって」

「ああ、それでタケさんが代わりに仕切っていたんですね。シンさんから個別に頼まれたんですかね?」


 ノコノコさんの問いに、レインさんが「そうなんじゃないですかね」と答えた。

 明確な答えは、二人も知らないらしい。


「ところで……あれ、全部食べられるんですかね?」


 レインさんがレジの方をちらりと見て私に尋ねた。

 圭が、山盛りの籠をレジに通してもらっている。

 おにぎり、サンドイッチ、ペットボトル、お菓子といった商品が、レジ袋に片っ端から詰められて行っている。


「あと、そこのチキンとコロッケと……ピザまんも」


 追加注文までしている。

 呆然とするレインさんとノコノコさんに、私は苦笑交じりに教えてあげた。


 あっという間に完食するんですよ、と。

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