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僕は今、【偽衒学の全て・下】を書き始めている
神は居なくなった
あの存在は上だけの存在なのかもしれない
孤独に一人、書き続けているとリビングの方で悲鳴が響く
母の声だ
リビングに走る
母が倒れている
救急車を震える手で呼ぶ
視界が揺れる
僕は両手を合わせる
生まれて初めて信じてもいない神に祈った
空洞虚無で空っぽな祈りを神は信じるのか
届きもしない祈りを胸に僕は気絶する
その日、僕は大事だったものを失った
「死」という概念を初めて実感した
僕は今、【偽衒学の全て・下】を書き始めている
神は居なくなった
あの存在は上だけの存在なのかもしれない
孤独に一人、書き続けているとリビングの方で悲鳴が響く
母の声だ
リビングに走る
母が倒れている
救急車を震える手で呼ぶ
視界が揺れる
僕は両手を合わせる
生まれて初めて信じてもいない神に祈った
空洞虚無で空っぽな祈りを神は信じるのか
届きもしない祈りを胸に僕は気絶する
その日、僕は大事だったものを失った
「死」という概念を初めて実感した
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