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第六部 第九次元人の「あなた」へ。⑩-④ (①②③ネタバレあり
「いらっしゃいませおきゃくさまこんにちはー!」
お昼過ぎ、ちょっとお腹の空いてきた時間帯。
「あなた」の目の前では、またも白黒の猫耳店員、作者おおとろべふこが愛想を振り撒いている。
たすっ。
スマートフォンに目を戻した「あなた」のテーブルに、穀類の硬め焼きが置かれる。
もし「あなた」に穀類アレルギーがあるのなら、溶かして固めた砂糖菓子がお皿に載っていたと解釈してもいいでしょう。
A、「こんなの注文してないよ。」
「あなた」はそう猫耳店員に言う。
A、─「いえいえ、こちらサービスです!」
やけに笑顔でべふこは言う。
「いつもは挿し絵をエピソード投稿と一緒にするじゃないですか。こーんかいちょーっと不調が重なっちゃってですねー。」
とす。
スケッチブックが置かれる。
そこには鉛筆で書かれた、点と線の集合体があった。
「ってゆーわけでですね、潜次元戦艦リコペルシカのラフスケッチが描けました!」
更に貼り付けられた画像によると、手前の人物ふたりはべふことロータス2になるらしい。
「そこで!6月くらいにはこの絵を塗って仕上げて、そこから続きを書きます!」
何とも気の遠くなる話だ。
ざく、ぱり。
「あなた」は、穀類硬め焼きビスケットか、砂糖菓子を頬張った。




