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初見/未読の方向け /第五部 アストロブレム攻防戦 終幕開始前エピソード

「いらっしゃいませおきゃくさまおはようございますこんにちはこんばんは〜、作者で自己顕示欲の塊のおおとろべふこです〜!」


その猫耳としっぽを生やした店員は、白いテーブルに着いた「あなた」に濃口コーヒーを提供します。


「ダリア─太陽系第三惑星人戦記─を未読の方にご説明差し上げますね!この作品は40万文字を超えてるめっちゃ長いお話なんですけど、なんと、最新の本編エピソード第五部 アストロブレム攻防戦05ファラス シア エスペラナをお読みいただければ、今までの流れをご存知ではなくても、「ダリア」の世界に入ることが出来ちゃいますよ〜!」


急に早口で話し始めた店員を冷ややかな目で見ながら、「あなた」は手元のスマホを触り始める。

湯気の立つほど熱い液体の持つ熱量が、カップの取手にも伝わるようで、冷えた「あなた」の指先に力強さを与えます。


「そうそう、お話は変わるんですけど〜。」


店員は急に声のトーンを落として馴れ馴れしく話しかけてくる。

1人の時間を楽しみたい「あなた」は少し睨む。


「わたし、コーヒーはとにかくブラックが好きなんですよ。ちっちゃい頃から、オトナっぽくて。」


だからやけに子どものような雰囲気があったのか、と「あなた」は思うかも知れませんし、思わないかも知れません。


「でもですね、レモンを搾ってお汁を入れてたんです。「コーヒーのフルーティな味わい」って粉の袋に書いてあるキャッチコピーの、フルーティって意味がよくわからなくて。」


つまり彼女は、コーヒーにレモンを足すことで物理的にフルーツのコーヒーを作っていた。


「最近は、無糖のヨーグルトも入れてるんですよね。とろとろのとろみと、苦味と酸味がマッチするんです!」


ブー!

「あなた」はコーヒーを噴き出した。

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