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新たな未来

今回で最終回!では、ご覧あれ!

 ファンク達の勲章授与とバリウスの死から一ヶ月後、彼等の生活も変わってきていた。自分達が住んでいる家を拠点にするのは勿論だが、それと同時に村まで建てられる事になった。それによって周りも賑やかになり、様々な種族が多く暮らす事になった。何故か女性が多いのは気の所為だと思うが。


「よし!今日の収穫も見事ね!」

「肉やお菓子も手に入れたし!」


 アミとシェリアは農作業の担当をしていて、仲間達と共に多くの作物を収穫していた。

 初めて来た仲間達はお菓子やお肉も畑で収穫している事に唖然としていたが、今では大地の恵みに感謝しながら手伝いをしていた。慣れというのは恐ろしいとしか言いようがないだろう。


「ポーションについてはこのくらいね。そっちの薬品はどう?」

「大丈夫です!」


 アリアはポーション屋を開設し、ここで商売を始めている。彼女は医学にも詳しい為、人々の役に立つ為にこの店を建てようと前から決意していた。その夢が叶えた事で随分張り切っている。

 更に新たなポーションも発売する予定で、今は研究を重ねながら開発中となっているのだ。


「脇が甘いです!しっかりしなさい!」

「「「はい!」」」


 椿は剣術道場を設立させ、多くの門下生達に剣術を教えている。自らの武術を多くの人達に受け継ぐ事を望んでいるだけでなく、皆が武術を学んで自らの身を守って欲しい願いによって建てられたのだ。

 今日も椿の厳しい指導が行われていて、門下生達は立派な戦士になる為に精一杯頑張っている。


「いらっしゃいませ!こちらへどうぞ!」


 エリンは宿屋を設立させ、多くのお客達をもてなしながらせっせと働いている。村が設立されてから宿屋が必要となり、エリンが宿屋の店主に任命されていた。

 今でも遠くから来た多くの客がこの宿屋を訪れ、エリンは相変わらず大忙しとなっているのだ。

 そして、ファンクは……現在、シェリアと共に村の外れにある高原で二人きりになっていた。彼はこの村の村長として活動する事になり、シェリアはその補佐を担当する事になっているのだ。


「村が設立されるのは予想外だったが、こんなに早く盛りあがるとはな……」

「多くの人達も来ているし、これは町になるのも時間の問題かもね」


 ファンクとシェリアは街の発展にこれからの期待を感じる中、彼等はある事を思い出した。


「それに……瞳は元の世界に戻ったみたいだな……」

「そうね……」


 ファンクとシェリアは空を見上げながら、元の世界に帰った瞳の事を思い浮かべていた。

 勲章を授与してから数日後、瞳は元の世界に帰る事になり、ゲートに入って元の世界へと帰還したそうだ。帰った時には園児達が次々と彼女に飛びついてきて大騒ぎだったそうな。


「でも、瞳に関してはこの方が幸せだったのかも知れないし、私としてもこれで良かったのかもと思うわ。彼女の幸せは大事にしないと」

「そうだな……」


 シェリアの笑みにファンクが頷いたその時、空から一人の女性が降りてきた。


「ん?あれって……まさか!?」


 ファンクがすぐに女性の姿を察し、シェリアも驚きを隠せずにいた。なんと元の世界に戻っていた瞳がこの世界に帰ってきたのだ。

 瞳は地面に着地したと同時に、ファンクとシェリアの方を向く。


「只今、二人共!」

「瞳!?元の世界に帰った筈じゃ……」


 ファンクとシェリアは驚きの表情で瞳に駆け寄り、彼女は笑顔を見せる。


「ああ。元の世界とこちらの世界を行き来する事が出来たけど、この世界に引っ越す事にしたし、保育士辞めたから!」

「辞めちゃったの!?折角いい仕事なのに……」


 瞳の説明にシェリアが驚きを隠せずにいたが、すぐに苦笑いをして彼女に視線を移す。


「まあ、しょうがないわね……あなたが決めた事なら文句は言わないし、私も戻ってきてくれて嬉しいわ!でも、なんで保育士辞めてきたの?」

「自ら新しい夢に向かってチャレンジし始めたからね。親にも話したら了承してくれたし、皆も頷いてくれた。私は私のやるべき道を進む事にしたから!」

「そうね。あなたがそれで良いのなら文句はないわ!」


 シェリアは瞳の決意にウィンクしながらグッドサインで応えたその時、アミ達が彼女達の元に駆け付けてきた。


「瞳、戻ってきたのね!」

「ええ、只今!」

「「「お帰り(なさい)、さん!」」」


 アミ達もは瞳の周りを囲みながら再会を喜び合い、その様子にファンクとマリスは微笑んでいた。


「まあ、こういう事になるのは分かっていたけどさ……この後お前は村長であり、勇者として活動するのか?」

「ああ。俺は勇者である以上、それを放棄することはできないし、村長としても任命を全うするのみだ。それに……俺がパンダにならなかったら、今の俺はここにはいない。其の辺についてはバリウスに感謝しないとな」

「お前がそれで良いのなら構わないさ。俺はこの村を守るスライムヒーローになってみせる。お互い頑張ろうな!」

「勿論だ!これからが忙しくなりそうだぜ!」


 マリスと約束を果たしたファンクは空を見上げ、新たな可能性を信じながら決意を固める。晴れ渡る空は雲一つ無い快晴で、太陽が光り輝いていた。



 それから数年後、ファンクはとある人と結ばれて結婚をする事になる。それが誰なのかは……別のお話で。


(終)

無事に完結しました!ここまで読んでくれてありがとうございます!


今後はヒーローズエイトに専念し、更なる発展を行います!また、この小説の加筆修正も行おうとしていますので、其の辺についてもご理解をお願いします!


では、感想、評価、ブックマークをお願いします!ヒーローズエイトでお会いしましょう!

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