シェリアと瞳
瞳はシェリアの案内で電流丘へと向かっていて、モンスターがいないか確認していた。
「ここ等辺はいないみたいね。電流丘まではもう少しだから十分注意してね」
「ええ。わざわざ案内してくれてありがとう」
「気にしないの」
瞳の礼にシェリアは苦笑いした後、すぐに空を見上げる。
「そう言えば、皆は試練を成功しているのかしら?」
シェリアの呟きに瞳も同じ様に空を見上げ、微笑みを見せる。
「きっと成功していると思うわ。アミ、フローラ、アリア、椿、エリンも諦めない性格をしているし、私も同じ性格だからね。だからこそ、私は私のやるべき事に集中しないと!」
「そうこないとね!」
瞳の決意にシェリアがウインクで返したその時、モンスター達が茂みから一斉に姿を現した。
「やれるかしら?」
「上等よ!」
シェリアと瞳は同時に飛び出し、モンスター達に立ち向かう。
「ファイアストライク!」
シェリアは足に炎を纏わせ、強烈な蹴りを連発。スライム達に激突して次々と風船のように破裂させまくっていた。
「私も!これでも喰らえ!」
瞳は如意棒を構えて伸ばしたり縮ませたりしながら次々とモンスター達に攻撃を当てまくる。
空を飛んでいるファルコンやゾンビ、更にはドリルモグラにまで攻撃を当てて次々と倒しまくっていた。
「数はまだいる?」
「あと数匹ぐらい!」
「なら、サンダー!」
止めはシェリアが雷の魔術で残りを倒し、この辺りのモンスターは全て倒した。
「瞳、なかなかやるじゃない!」
「うん。如意棒を手に入れてから強くなったかな?」
「確かにそうだけど、瞳の努力の甲斐もあったからよ。これからどんどん強くなりましょう!」
「そうね。それにしても、ちょっと汗かいちゃった。タオルで身体を拭くから」
瞳はシャツをたくし上げたと同時に、タオルでゴシゴシと体を拭き始める。すると、瞳がキョロキョロと辺りを見回した。
「どうしたの?」
「誰かが見てないかよ。あなたはここで拭いて恥ずかしくないの?」
「全然恥ずかしくないけど……」
瞳はキョトンとしながら応え、シェリアは前のめりに倒れてずっこけてしまう。
「保育園でもいつもこうなの?」
「ええ。園児達が私の身体を触りたくて近付いているから、こういう事は慣れているし……」
「どうなっているのよ!あなたのところの保育園は!そもそも普通の男子園児はそんな事しないでしょ!一体どんな教育をしていたのよ〜!」
シェリアのツッコミの叫びが響く中、瞳は平然としながらキュッキュッとタオルで身体を拭いていたのだった。
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