ヒリーとの戦いへ
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エリンはからくり屋敷に入ってから、次々と快進撃を続けていた。
第3の部屋であるラビリンス、第4は見えない壁、第5はマジカルミラー、第6はクイズ、第7はトラップも乗り越えて残るからくりはあと一つとなったのだ。
「いやー、まさかここまでやるとは見事だよ!」
「本当だな。今まで乗り越えていたのは誰もいなかったぜ」
ゴスゾウとビリーの称賛にエリンは照れ臭くなってしまう。
「大した事じゃ無いですよ。それよりも最後の試練が待っています。確か今までで困難な関門と聞いていますが」
「うん。ようやくヒリーとご対面だが、最終的には彼女から試練を下される。気を付けてね」
エルスからの忠告にエリンが頷き、彼等は最後の試練となる扉の前に辿り着く。
「では、参ります!」
エリンが扉を開いた途端、そこにはメイドであるヒリーが待ち構えていて、彼女は礼儀正しく一礼する。
メイド服だが、髪は白いロングヘアだ。
「ここに来たのはあなたが初めてです。私の名はヒリー。メイドとして働いています」
「エリンです。私もメイドとして働いています」
「同業者ですね。では、あなたには最後の試練を与えましょう。これをクリアすれば、あなたは私から技を受け継ぐ事ができます」
「その試練とは?」
ヒリーからの説明にエリンが疑問に感じる中、燭台の火が灯されたと同時に鐘の音が鳴り響く。
「私と戦う事です。此処から先は実力勝負となります!」
ヒリーの宣言と同時に彼女はモンスターを次々と召喚。召喚したのはゴースト、ゾンビ、インプ、フランケンシュタイン、ゴブリン、ジャックランタンの6体だ。
「ゾンビ……ひいい……」
エリンはゾンビの姿にガタガタと震えてしまい、この様子にヒリーは苦笑いしてしまう。
「お気持ちは分かります。彼等は心強い味方ですが、試練の為、戦う事になります」
「そ、そうでしたね……じゃあ、私も……召喚します!」
エリンはピュアとキッカだけでなく、ジャックランタンのジャック、ウルフ、リトルドラゴン、ケンタウロスのメリーを召喚した。
「あなたがお化け嫌いなのは知っているわ。ここは私達を信じて!」
「足りない部分はサポートするから!」
「そうだぜ。その時の為にオイラ達がいるからさ!」
「皆……うん!」
ピュア達の励ましにエリンは頷き、すぐに杖を構えて戦闘態勢に入る。
「皆、この試練に絶対勝つよ!魔族を倒す為には強くならないと!」
「「「おう!」」」
エリンの宣言にピュア達は一斉に応え、その様子にヒリーは微笑む。
「では、始めましょう!試練開始!」
ヒリーの合図と同時に、エリンの最大の試練が始まりを告げられた。
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