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瞳との交流

今回は瞳との交流です!

 ギルドを後にしたファンク達は、そのまま鍛冶屋へと向かっていた。それは武器をパワーアップする為だけでなく、瞳の武器を買う事だ。


「そう言えば瞳さんはここに転生した時、何か能力は貰えましたか?」

「能力……確か魔術は勿論だけど……あと、棒術かな」

「棒術……ああ。槍や昆ね。そうなるとあなたは昆がピッタリだと思うわ」


 瞳の話にシェリアは納得し、彼女にアドバイスを送る。


「昆ね。今から行く鍛冶屋にもあるかしら?」

「勿論あるわよ。今からそこに辿り着くから急ぎましょう!」


 アリアは瞳の手を引っ張り、そのまま鍛冶屋へ向かい出す。それを見たアミ達も後を追いかけた。


(彼奴等、元気が良くて良い物だな……)


 ファンクは心の中でため息をつき、すぐにアリア達の後を追いかけた。



「なるほどな。嬢ちゃんに合う昆を探しているのか」


 鍛冶屋に着いたファンク達はガインに事情を説明。この件に彼は納得する。


「ええ。村に戻ろうとしてもモンスター達もいますし、私も戦わないと駄目だと感じています」

「それならこいつだ!」


 ガインは一本の昆を取り出し、それを瞳に渡す。その昆は赤く染まっているだけでなく、何処かの棒にそっくりと言えるだろう。


「この棒は……」

「如意棒だ。伸び縮みできる優れ者の武器だ」

「凄い……こんな棒があるなんて……」


 ガインの説明に瞳は驚きを隠せず、如意棒を手に取って感触を確かめる。


「伸びろ!」


 瞳が叫んだ直後、如意棒は伸び始めて長くなり、彼女の身長の長さになった。


「縮め」


 更に縮ませる事もでき、瞳はこの武器を気に入る。


「この武器、気に入りました!」

「それは良かった。あと、お前さん達はアルドラ火山に行くだろ?これはとある噂だが、魔族がいるとの事だ」

「魔族?」


 ガインからの説明にファンク達は疑問に感じる。


「そうだ。とある冒険者と話をしたが、そいつは仲間と共に冒険をしていて、アルドラ火山にある鉱石を取りに向かっていた。メンバーは四人で話をしていたのは女性だった。そいつはパンダに会いたいとソワソワしていたが……」

「やはり俺は女性に抱かれてしまう運命ですね……」


 ファンクは苦笑いをするが、アミ達は頬を膨らましながら嫉妬していた。


「話の続きだが、彼女達は火口にあまり接近せずに鉱石を取る事ができた。しかし、悪魔の様な奴等が現れて絶体絶命となり、仲間が突破口を開いて彼女は助かったが……他は亡くなってしまったそうだ……」

「そんな……」


 ガインからの話にファンク達は驚きを隠せなかった。


「だが、奴等の弱点は光。勇気の盾は光の属性があるが、他はないみたいだ。ここは俺に任せな!」

「では、お願いします!」


 ガインはファンク達の武器をパワーアップさせ、すべての武器に光属性が付属されたのだ。



「武器もパワーアップできたし、後は食料も用意しておかないとね」


 家に帰ったアミ達は出発の準備をしていて、瞳は用意されたチョコレートを食べていた。畑から取れたチョコレートを見た時はポカンとしていたが、普通に食べていたのだ。


「すいません。私の為にそこまでしてくれるなんて」

「気にしないの。困った時はサポートするから」

「そうそう。それにゴブレット村で保育士をしているんでしょ?その話聞きたいな」


 アミ達は瞳の保育士の仕事に興味津々となり、彼女は説明し始める。


「ええ。保育士は子どもの面倒を見たり、お世話したりするの。どの子供達も個性的ばかりだけど、基本は素直で可愛い子だからね」

「そうなんだ。お遊戯とかしたりするの?」

「お遊戯もするけど、本を読んだり一緒に遊んだりするの。例えば赤ずきんとか桃太郎とか」

「私もその話聞いてみたい!」

「私も!」


 瞳の説明にアリア達が食いつき、その様子に彼女は微笑む。


「じゃあ、今からお話するね」


 瞳はアミ達に話をする中、ファンクは準備を既に終えていて夕食を作っていた。因みに献立はコンソメスープと焼き立てのパン、ラム肉の焼き肉、アボカドサラダだ。


(ガインさんが言っていた魔族……もしかすると強敵である可能性が高いかも知れないな……何れにしても戦う事になるから要注意だが、連携がカギとなるな……)


 ファンクが真剣に考える中、瞳が彼に視線を移す。


「手伝いましょうか?」

「大丈夫だけど、料理できるの?」

「ええ。こう見えても料理は上手だから!」


 瞳はすぐに野菜を切り始め、更には肉を丁寧に焼く。


「おお!そこまでやるとは……」


 ファンクが驚く中、瞳は次々と料理を完成した。


「さて、夕食の準備は完了!」


 ファンクと瞳が一緒に料理を作り終えると、アミ達が興味津々の様子で台所に集まってきた。


「おいしそう!何作ったの?」

「コンソメスープと焼き立てのパン、ラム肉の焼き肉、アボカドサラダだ」

「「「いただきます!」」」


 アミ達は喜んで料理を一口食べると、彼女達の表情が一気に明るくなる。


「おいしい!本当においしい!」

「ほんとうに、瞳さんの料理、最高です!」


 アリアと椿は感激していて、瞳は恥ずかしそうに笑って、皆の反応を見て満足そうに頷く。


「ありがとう。皆が喜んでくれて嬉しいわ」


 夕食を楽しみながら、瞳はアミ達に保育士の仕事についてもっと話し始める。


「保育士の仕事は本当にやりがいがあるの。子供たちと一緒に遊ぶことで彼らの成長を見ることができるし、彼らの笑顔が何よりも嬉しいからね」


 アミ達は興味津々で瞳の話に聞き入る。


「でも、時には大変なこともあるのよ。子供たちが元気すぎて手がつけられないこともあるし、泣き出してしまうこともある。でも、そんな時こそ私たち保育士の役割。子供たちに安心感を与え、サポートすることが大切なの」

「そうなんだ……私も子供たちに笑顔を届ける仕事がしたいな」

「それなら、ゴブレット村の保育園で一緒に働いてみない?」


 瞳の提案にアミ達は驚きながらも目を輝かせ、喜びの声を上げます。


「本当に!?それなら私たちも頑張って勉強して、保育士になりたい!」

「そうね!私たちもゴブレット村での新しい仕事にチャレンジしてみましょう!」

「私もやってみます!」

「私も!」


 瞳はアミ達の意気込みに満足そうに微笑み、シェリアはため息をつく。


「気持ちは分かるけど、まずはやるべき事に集中しましょう。魔族を倒してからその後よ!」

「「「はい……」」」


 シェリアの指摘にアミ達は項垂れながら頷き、これにファンク達が唖然とするのも無理なかった。

保育士になる夢は戦いの後となりました。


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― 新着の感想 ―
[一言] アルドラ火山にいる魔族を危惧するファンクさん。 かなり手強そうですね。
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