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パンダにされた追放戦士

追放系が流行っているのですが、パンダは無いのでこの物語を考えました!


では、どうぞ!

 異世界ロンベルク。そこはドラゴンやゴーレム、更には魔族などもいるご存知ファンタジー世界だ。

 その中のとある平原では、ある勇者パーティーが話をしていた。


「話ってなんだ?」

「ファンク……お前はこのパーティーから出て行ってもらう」


 勇者であるバリウスが戦士であるファンクにそう宣言し、彼は驚きを隠せずにいた。


「マジなのか!?いくら何でも急過ぎるだろ!俺の何がいけないというんだよ!」


 ファンクがバリウスに反論する中、彼のパーティーメンバーであるビショップのシェリア、格闘家のボルスもファンクを睨みつける。


「大アリよ!あなたは戦士として活躍しているけど、足手まといとなっているじゃない!」

「これまでお前は盾を構えた戦士として戦っていたが、ガードによってぶっ飛ばされるわ、敵に狙われて仲間の手を患うわ、挙句(あげく)の果てには変な動きで俺等を笑わせてしまうし、もはやマイナスの行動しか無いぞ!そんなヒョロヒョロの身体で!」


 ボルスの指摘にバリウスも同意する。ファンクの身体は細身(ほそみ)身体(からだ)で筋肉も(ほとん)ど無い状態となっている。そんな身体で敵にぶっ飛ばされるのも無理ないだろう。


「う……言われてみれば……そうだよな……」

「だろ?そこで新たなメンバーを雇った。出て来い!」


 バリウスが叫んだと同時に、一人の大男が出てくる。それは、筋肉質でバイキングの姿をした大男だ。


「こ、こいつは!?」

「こいつはオットー。歴戦の勇士で多くを倒した兵だ!」

「こいつと言うな、大馬鹿!」

「のげら!」


 オットーは赤面しながらバリウスの後頭部(こうとうぶ)を殴り、彼は地面にめり込んで埋まってしまう。


「おい……めり込んだぞ……」

「大丈夫かな……」


 ファンクはバリウスを指さしながらオットーに指摘し、シェリアは心配そうな表情をする。


「やり過ぎたか……」


 オットーは深く反省しつつ、バリウスのマントを掴んで彼を救出した。


「ゲホッ!ゴホッ!威力強すぎだろ!」

「悪い。俺は馬鹿にされるとこうなるんだ」


 バリウスは口から土を出しながらツッコミを入れ、オットーは彼に謝罪する。


「という訳だ。悪いが君は追放だ」

巫山戯(ふざけ)るな!そんな理由で追放されるのは良くないぞ!」


 バリウスからの追放宣言にファンクが反論したその時、バリウスは彼の額に指を向ける。


「これは使いたくなかったが……禁忌魔術(きんきまじゅつ)、アニマラーズ!」

「ギャアアアアアアアア!!」


 バリウスは指から光線を放ち、ファンクに直撃。彼が悲鳴を上げた途端、爆発が起きた。


「さて、どうなったのかな……ん?」


 バリウスが爆発のした方を見た途端、煙が晴れてきて彼等はファンクの変わった姿に驚きを隠せずにいた。



「ゲホッ!ゴホッ!いきなり何……ん!?何だこりゃ!?」



 なんとファンクはパンダにされてしまい、自身の姿に驚きを隠せずにいた。


「今まで使っている武器は使えるので問題は無いと思うけどな」

「そう言う問題じゃない!元に戻せ!」

「やなこった!」

「こいつめ!」


 ファンクは怒りで強烈な一撃をバリウスの顔面に当てる。


「へぼっ!」

「「「!?」」」


 すると、バリウスは勢いよく吹っ飛んでしまい、木の幹に激突して失神してしまった。


「す、凄いな……今の一撃……もしかして人間よりも強いんじゃ……」


 ファンクは自身の(てのひら)を見て自身を感じる中、オットーが彼に接近する。


「やるじゃねえか。俺にもやってみろよ」

「なら……俺の方がピッタリだという事を教えてやるぜ!パンダナックル!」

「今、自分で必殺技考えたよな?」


 ファンクの叫びにボルスがツッコミを入れたその時、ファンクのパンチはオットーの左の(てのひら)で止められてしまった。


「嘘だろ!?」


 これにファンクは驚きを隠せず、オットーは逆に右アッパーで彼を殴り飛ばしてしまった。


「ギャアアアアアアアア!!」


 哀れファンクは殴り飛ばされてしまい、そのままお星様になってしまった。


「これで分かっただろ!俺の方が強いってな!さあ、行くぞ!」


 オットーが先を急ごうと宣言するが、ボルスが待ったをかける。


「その前にバリウスを助けないとな。あいつ、不幸な目に遭いまくりだからさ」

「そうだったな」


 ボルスの説明にオットーは頷き、彼等はバリウスを助けに向かう。


(あのパンダ……可愛かったかも……)


 シェリアはファンクが飛ばされた先を見つめながら心から思った後、そのままオットー達の元へ向かい出した。



 さて、飛ばされてしまったファンクはと言うと……地面に仰向けに倒れたまま不時着していた。


「あの怪力野郎……俺を派手に飛ばしやがって……」


 ファンクは頭を抑えながらも立ち上がり、すぐに体に付いている埃を払い除ける。


「姿は変えられたが、武器と所持品はそのままが幸いだ。さて、これからどうするか……」


 ファンクは今後どうするか考えながら、風の吹くままに歩き始めたのだった。

パンダにされたファンクの成り上がりが始まります!彼の活躍をご覧あれ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] パンダ [気になる点] 難しめな感じには読み仮名を降らないと、一般読者には厳しいかも [一言] 今までに無いパターンでパンダを入れた。というだけでなく、パンダ転生で強化されたかと思いきや結…
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