読破
掲載日:2019/08/26
まだ破られてないよ。
破り捨てるなら、指切りは破棄!
まだ誰からも告白されてない。
だから、まだ足掻く権利は捨てないで。
泣き喚くあなたが表紙なら、通りすがりの人も釘付け。
かわいいあなたにふきだしつけて、騙し騙される台詞を思案したい。
純白のふきだしに契約を迫られるのが、私!
誰のためか解らない、銀の紙吹雪が頬を刺す。
くたびれた廊下を闊歩するのは、擬音を従えるアスリート。
愚かな八方美人が鳴らすのは、決意も抜ける号砲。
話をつけよう。
出し抜くか、成し遂げるか、従うか。
勇み足を誇るか、誤射のしらを切るか。先読みを謝るか。
気を沈めるため、フェイクニュースの一覧表に想いを馳せる。
昨日と明日の見開きに、仁王立ちするのは君!
そう、最高傑作の今日を従えるのは君!
ダイナミックな眼差しで、次のページへ誘う!
乞う、ご期待!乞う、ご期待!乞う、ご期待!
あと何回言えば、デマカセは真実に辿り着く?
やっぱり、これは違う。
ちょっと、それは違う。
擦りきれたページを行ったり来たり、これはこれで笑いを取れる。
だけども、やっぱり私が違う。
擬音と背景に引っ掛かり、抜けたページが私を誘う。
次回予告だけは自信があるのに。
思わせ振りなあなたの登場で、私の出番はご破算だ。




